【バドミントン】神院大と壮絶な入替戦 女子悲願の昇格!!

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◇2019年度関西学生春季リーグ戦大会入替戦◇対神院大◇5月12日◇大津市皇子が丘公園体育館◇

[S1]●米田0-2小林
[S2]○亀野2-1吉田
[D1]○森脇・佐藤2-1小林・田中
[D2]●五味・仲井0-2澤田・植村
[S3]○森脇2-1池田

○関大3-2神院大

リーグ最終戦で甲南大をストレートで破り、入替戦出場を決めたバドミントン女子。勢いに乗るチームが悲願の1部昇格をかけて、1部の神院大に挑んだ。

S1は今季、落としたゲームが1つのみと絶好調の米田。1ゲーム目、前半5-11とリードされながら、後半ポイントを重ね、ついに逆転する。しかし、この日はなかなかペースをつかめない。小林(神院大)の前に後ろに打ち分けるショットで揺さぶられ、1ゲーム目を落とす。続く2ゲーム目も後半に猛攻を受け、今季初のストレート負けを喫した。

△米田愛弥(政策3)

落とすと一気に分が悪くなるS2。亀野はダブルスコアを付けられ、第1ゲームを落してしまう。しかし、期待のルーキーはここで切り替え、ここから自分のショットを取り戻す。連続ポイントし、相手のミスも誘う攻撃で2ゲーム目を取り返した。第3ゲームでは終盤、連続でネットにひっかけて詰め寄られるが、ここも切り替え勝利。勝敗をタイに戻した。

△亀野日葵(政策1)

D1では森脇・佐藤組が登場。リーグ前半は苦しんだが、第4戦・大産大戦の勝利から調子を取り戻し、甲南大戦ではストレート勝ちで関大の勝利を決めた。この日も順調にリードを奪うが、終盤の8連続失点でまさかの逆転負け。第1ゲームを落とした。第2ゲームも9-11で前半を折り返し、後半も11-15と差を広げられる。ここまでは相手に流れがあるように思われた。しかし、ここで集中しなおし、逆転勝ち。第3ゲームは終盤に大量失点する嫌な展開も、粘り抜き大きな1勝をもたらした。


△森脇瑠莉(政策2)・佐藤鈴奈(人2)組

D2には五味・仲井ペアが出場。相手の強烈なショットに押され、第1ゲームを落してしまう。第2ゲームではショットに力が戻り、長いラリーにも押し負けない粘り強さを見せたが、最後は前に出てきた相手のスマッシュが決まり、ストレート負けを喫した。


△五味祥子(社3)・仲井杏果里(人1)組

2勝2敗となり、最後までもつれた入替戦。両チーム応援にも一層力が入る。勝敗を託されたのは2年生の森脇だった。すでにダブルスで3ゲームを戦い抜いた森脇。疲労がたまっているのは明らかだった。序盤、ショットがラインを越え、なかなか入らない。粘りを見せ、デュースに持ち込んだが、1ゲーム目は21-23で敗れた。2ゲーム目は前半に大きくリードを奪いながら、後半はジリジリ点差を詰められる。それでも監督やチームメイトの声に励まされ、気迫を見せた。このゲームを奪い、最終3ゲーム目へ。

△森脇(左)と小國俊之監督(右)

神院大も残留がかかった試合に必死だった。チーム一丸の応援で池田(神院大)にエールを、森脇にはプレッシャーをかけてくる。だが、森脇は決して集中力を切らさなかった。前半、素晴らしいショットを連続で決め、競り合いを制する。後半は相手側の声援を背中に受けるアウェイなコート。その中でも、1球ごとに声をかけてくれる小國監督、向かい側のコートから声の限り声援を送るチームメイトにも助けられ最後までひと時も気を抜けないロングゲームを制した。

△森脇

最後の1点が入り1部昇格が決まると森脇は両手を突き上げ、チームメイトが集まり歓喜の輪を作った。長年の悲願を達するにふさわしいと言えばふさわしかったかもしれない4時間を超える長い長い試合。体力も精神力もすべて出し切ったチームは最高の笑顔を見せお互いの苦労をねぎらった。

壮絶な入替戦を乗り切った一人一人の表情はより強豪が待ち受ける1部でも善戦することを期待させるものだった。【文:水上壮平・写真:野村沙永】