【レスリング】ルーキー躍動!野坂ベスト8岸田ベスト16

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◇JOCジュニアオリンピックカップ大会◇4月27・28日◇横浜文化体育館◇

[グレコローマンスタイル63㌔級]
上太一(社2)
●0ー9大野恵太郎(日体大)

[フリースタイル57㌔級]
野坂優人(人1)
○(不戦勝)金城春輔(日本文理大)
○8ー4中村晃成(帝塚大)
○10ー4福元竜二(日大)
●0ー10岡本隼人(専修大)

[フリースタイル65㌔級]
岸田宝來(文1)
○10ー0大越智和都(須磨翔風高)
○岸田10ー0西真生(九共大)
●岸田4(フォール負け)6井上海星(徳山大)

鳥羽隆行(人2)
○(不戦勝)新山育実(日大)
●5ー11小林泰大(近大)

[フリースタイル74㌔級]
脇田泰之(人2)
●0ー10辻大成(拓殖大)

勝てばアジア大会へもつながる大きな大会にレスリング部の1・2年生が出場した。ルーキーの岸田、野坂が実力の片りんを見せた。

フリースタイル74㌔級に出場したのは脇田。「強い相手」と拓殖大・辻に攻め込まれ、ローリングでポイントを奪われてしまう。その後は「なんとか耐えた」と粘りを見せたが、序盤の8点が響き、最後はバックを取られてテクニカルフォール負けを喫した。

グレコローマンスタイルには上太一のみが出場。高校生時、インハイで優勝経験のある実力者・大野を相手に「最初から攻めて、パーテレを取ってやろう」と臨んだが、組合が続く中審判は大野に積極性を認めた。不利な体勢から再スタートし、ここでポイントを奪われた。「ペース配分を間違えた」とポイントを奪えず、6分間戦い抜いたが、勝利は遠かった。

鳥羽は65㌔級に出場。初戦、不戦勝だった鳥羽は2回戦の近大・小林戦から。今季はけがの影響で満足に練習ができず、不安の残る中の試合となった。相手の小林は「普通に強い」と実力を認める相手だが、高校時代にも対戦経験があり、勝利もしている。序盤に大きくリードされてしまうが中盤、豪快に相手を返し5―9と詰め寄る。フルタイムに及んだゲームは最後に決定的な11点目を奪われ万事休す。「けがを治して早く練習に戻りたい」と悔しさを滲ませた。

上回生が敗れる中、今大会の主役は野坂、岸田のルーキー2人だった。岸田は1回戦をテクニカルフォールで勝利。次は九共大・西との1戦。「何度か一緒に練習したことがあった」と言う相手との戦いは互いに探り合う時間が続く。しかし、均衡を破ったのは岸田の方だった。「ラウンドでの攻防は得意」と腕取りで相手を返し、そこからローリングで加点。テクニカルフォール勝ちとした。2日の3回戦はベスト8がかかった試合。相手は徳山大・井上だった。最初に点を奪われるも、中盤に逆転。4―2とリードして後半へ。「攻めに行った」と隙をついて相手を捉えたが、相手の方が一枚上手だった。井上はその攻め込んだ岸田の隙をついたのだ。岸田は逆に返されフォール負け。大学デビュー戦はベスト16となった。敗れはしたが、中盤までは優位に試合を進めていた。この敗戦は相手を褒めるべきだろう。ここで学んだことを力に今後の成長が楽しみな新戦力だ。

もう1人のルーキー・野坂は57㌔級に出場。初戦は不戦勝、2回戦も勝ち進み、2日目の3回戦。日大の福元に対し、序盤から点を取り合う展開。中盤にリードを奪い徐々に点差を広げて勝利。準々決勝へとコマを進めた。迎えた相手は専修大・岡本。「相手の方が力が強かったし、相手の足に手が届かなかった」と低い姿勢からの攻撃で足を取られ、0―10で敗れ、ベスト4進出はならなかった。試合中はあまり感情を表に出さない。試合後も飄々とした態度で冷静に自己分析。ディフェンス面と体力面を課題にあげた。

2人のルーキーが躍動した今大会。高いポテンシャルを見せた2人は今回の課題をしっかりと見つけ、さらに進化する。関大の1部昇格そして定着に欠かせない戦力と言えるだろう。【文/写真:水上壮平】

▽岸田
「1試合目3試合目前まで緊張してなかったが、直前にやっぱり緊張した。相手は知り合いで一緒に練習したこともある。スパーリングで当たってたけど、ちゃんと勝負したのは初めて。またリーグ戦でも当たる可能性のある相手。次はどうなるかわからないが、負けたくない。自分はグランドでの攻防が得意。高校で教わった腕取りが効いた。そこからローリングに持ち込めた。3回戦はがぶりでいったが、そこを狙われた。悔しい。攻めにいかんかったら勝ってた。思ったより勝ててたというのは良かった。自分の実力を確認できた。自信も付いたが、上には上がいるということも学んだ」

▽野坂
「タックルの処理が良くない。くぐれるけど足に届かない。3回戦は相手がバテてたし、気持ちは余裕あった。組んだときの感じで勝てるかなというイメージはできた。あとはスパーリング通りの感じで。最後の相手は強かった。力が強くてタックルが届かない。相手の方が範囲が広くて、足をさわれなかった。ディフェンス面とパワー面の強化が課題。守りながら攻めに行けるように。今回の試合で手応えはあった。相手を返して点にしていきたい」

▽脇田
「正攻法で攻められ、何もできなかった。始めにアンクル入って返ってしまった。ダメな展開、後半はなんとか耐えてたという感じ。糸口見つからなかった。(リーグ戦については)今回は2部からの挑戦、全部勝つつもりで行きたい。今回で自分から取りに行けなかったが、後半は取られなかった。今後、もっと後半攻めれるようにしていく」

▽上
「最初から攻めてパーテレとるつもりで行ったが、ペース配分をミスった。組みぎわでの技の展開が課題。今回のようだと先にいかれる。今回は減量後だったが、力負けはしなかった。組みぎわで技を出していけるようにして、新人戦優勝できるようにがんばる」

▽鳥羽
「今回良かったのは、根拠のない自信が無くなったこと。(けがで練習が思うようにできてない中)うまく行くと思ってたが、通用しなかった。腕の怪我、練習できてなくて、足が動かなかった。でも、体力以前の技術面に課題を感じた。技の繋ぎ目に連動性がなかった。ウエイトとかしてるけど、技術練習はできておらず、もどかしい。相手の小林は強い相手だが、高校時代当たって勝てたこともある。そういう意味では勝てない相手じゃなかったので、悔しい。早く練習して戻して行きたい」