【バレーボール】園女に勝利も、落としたセットに「もったいない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇2019年度関西バレーボール連盟春季リーグ第6日◇対園田女大◇4月27日◇大阪国際大学
[第1セット]関大 25-13 園田女大
[第2セット]関大 25-21 園田女大
[第3セット]関大 19-25 園田女大
[第4セット]関大 25-15 園田女大
[セットカウント]関大 3-1 園田女大

リーグもいよいよ後半戦に突入した。相手は園田女大。今まで勝ってきた相手なだけにここで負けるわけにはいかない。また、セット率で順位が変わるため、1セットも無駄にはできない。立ち上がり、攻撃陣が好調。終始リードを守り、1・2セットを奪う。しかし、3セット目、気持ちに隙が生まれたか、レシーブが崩れ、落としてしまった。次のセットを取り返すも、川西花菜子主将(人4)は「もったいない」とストレートで勝てなかったことに少し悔しさをにじませた。

1セット目からスパイカー陣の調子がいい。ミドルの升谷未来(人1)が決めると、前衛にまわってきたアタッカーが次々と得点する。原幸歩(文3)に至っては、序盤からバックアタックも決め、攻撃に厚みを持たせた。本日スタメン出場の長畑衣(人2)も積極的な速攻で、相手を翻弄(ほんろう)。「周りに助けられて自分も結構冷静に空いてるコースに打てた」と、チームのいい雰囲気にうまく乗り、存在感を見せた。


△升谷


△原


△長畑

「マークされることは最初の5本くらいやったらわかる」と、石田成実(人3)。今まで大量得点をしてきた石田にはブロックも付きやすい。それでも石田は、ブロックを利用して1点を取ったり、冷静にフェイントを決めたり、経験と技術の高さで乗り切る。さらに、石田や原を助けるように、小林瑞季(商2)もうまくブロックアウトを取ったり、ストレートを打ち、1点を取ったりと大活躍。小林瑞、長畑と2年生スパイカーがしっかり仕事をこなし、相手ブロックを分散させた。


△石田


△小林瑞


△第2セット途中出場の竹川瑞貴(情2)

1・2セットを難なく奪い、このまま勝利かと思われた第3セット。気持ちに余裕が生まれると、プレーに隙が出る。今まで抜けていなかったボールが抜け、レシーブが崩れだす。「向こうが目玉っていうか、ポジションが1つずれたところからスタートして」(長畑)ブロックとレシーブの関係が乱れた。序盤に生まれた3点差はなかなか埋まらない。1部リーグで油断は禁物だった。中盤から立て直しを図るも、追いつけず、このセットを落としてしまった。


△第3セット途中出場の山下亜弓(人3)

痛恨の第3セットと打って変わり、切り替えた関大はやっぱり強い。相手の攻撃の対応ももうばっちり。レシーブは後衛のかなめであるリベロ・山本愛梨沙(商4)、レシーブが得意な川西に加え、原も粘る。サーブキャッチをオーバーで取り、きれいにセッターに返す。原が後衛で、崩されることは少なかった。安定の守備と、息を吹き返したアタックで25点に迫り、最後は石田が真下にたたきつけるような強烈なスパイクで勝負をつけた。


△山本


△川西主将

攻撃の軸である石田と原には大事な局面、川西から託されたようにトスがあがる。「やっぱり決めたい」(石田)。主将からの信用には全力で応える。エースが放つ、あれは仕方ないと相手をひるませるような痛烈なスパイクは、「気持ちで」打っている。春季リーグも中盤に入り、各校のデータも集まってきた。その分、事前に相手を研究し対策することができるが、それは相手も同じ。今までの決定率の高いスパイカーはマークされ、レシーブの弱点を狙われる。より高い精度の技術、体力と集中力、さらに試合中の応用力が必要だ。そして何より相手よりも強い「気持ち」がチームを勝利へ導く。反省をチームの成長に変え、次の1勝につなげていく。【文/写真:勝部真穂】


△ピンチサーバーで登場し、エースを決めた近藤初帆(文4)

▼川西主将
「(今日の試合を振り返って)やっぱりもったいないなって。普通にがんばったら(ストレート勝ちで)いけたはず。どっかで気を緩めたりとか、いけるかなとか思う甘い気持ちが、落としたセットにつながったと思う。明日もあるので切り替えるところは切り替えるけど、ちゃんとやらなあかんところはちゃんと集中してやってほしいなって思う。(レシーブは)今日はすごくあがってたかなと思う。ここの体育館が好きなこともあって、原とかも頑張ってたんですごい良かったかなと思います。(2年生で活躍しているプレーヤーも増えているが)今日とかは下級生がすごく頑張ってくれていた。みー(=小林瑞)とかもこの体育館が好きというか、調子が出るというのもあって、それが今日は良かったかなと思う。(次戦天理大は)相性的にはあまり良くない。でも、ここを勝たないとこれから強いチームとあたっていくのに、厳しいと思う。次はすごい大事な試合になる。頑張ります」

▼石田
「今日の試合振り返って、なんかセンターを向こうはやってくるって思って、センターをマークしていた、でも、自分たちっていつもマークしていた人と違う人にやられることが多くて。今日はレフトの人にすごいやられたなって思う。それと、悪い時にツーとかフェイントとか、落ちちゃうボールが落ちてたなって思った。(自分たちの攻撃は)やっぱりマークされることは最初の5本くらいやったらわかるんで、それに対して、誰がどう動いて、どう絡んだら勝てるっていうのを、瞬時にみんなで、次何するみたいな、相手の対策してきたところを、こっちがさらに上回れるように。それを結構今回はできたんじゃないかと思う。改善が早かったかと。(下級生の活躍については)普段出てない子もしっかりブロックアウト取ったりだとか、葵衣(長畑)とかも、速攻とかすごい入ってくれたり、みー(小林瑞)もブロックアウトとかちゃんと工夫してやってくれた。すごい頑張ってくれたなって思う。(落としたセットについて)やっぱりみんなどこかでいけるやろっていう心の余裕じゃないけど、隙があったりとか、集中がきれてたりとかしてたから落としちゃったんだと思う。(最後のポイントもそうですが、いつも石田さんは大事なところで、勝負強さを見せるが)このチームは原と自分が軸になって打つしかないので、大事な場面とかも信用して花菜子さん(川西)とかもあげてくださってる分、やっぱり決めたいし。気持ちで打ってます。(天理は)いつもフルセットで、しんどい試合になる。次もどうなるかわからないが、自分たちのやってきたことを100%出せるように頑張りたい」

▼長畑
「(今日は)最初からみんなが調子よくて安心してプレーできた。負ける気がしない感じでいい感じで進められたかなって思う。(個人の調子は)周りの雰囲気がっすごい良かったから、周りに助けられて自分も結構冷静に空いてるコースに打てたから、決まってよかったっていう感じです。(2年生の活躍も目立つようになってきたが)1年生の時にあんまりユニホームも着れないことが多かって。でもみんな頑張って、20番のレフトの子(小林瑞)とかが良く試合に出てたりしてたから、置いてかれないように頑張ろうって思ってて。一緒に出れるようになって、同じ立場で戦えるようになったなって思ってすごいうれしい。(良かったプレーは)練習とかで速攻で、こういう風に打ちたい、こうしたいっていうもので、最近セッターの人と合わせることが多くて、速攻を狙った通りに打って決まることが結構多かったながすごいうれしかった。(応援歌がかっこいいですよね)そうですね。歌ってくれてうれしい。(落とした3セット目にかんして)向こうが目玉っていうか、ポジションが1つずれたところからスタートしてそれで結構ブロック位置とか、ブロックの優先順位とかがバラバラになって、そうなったらなん打とか、あげれるボールもあがらなくなってきて、リズムくるってて感じ。(4セット目は切り替えて?)自分のやることしっかりやったら勝てるから、楽しんでやることやろうて感じだった。(天理大戦は?)これから(対戦校が)上位になってきてそんな簡単にボールが決まらないこともある。そういう時に今までやったら焦りがちで、決めたい決めたいってなってたんで、冷静に我慢してつなぎが関大のいいとこなんで、しっかりつないでやっていきたい」