【野球】延長12回、倉川の適時打で劇的サヨナラ勝利!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇2019年度関西学生春季リーグ戦第4節◇対関学大2回戦◇4月27日◇阪神甲子園球場◇

関学000 002 000 000 =2
関大000 020 000 001x=3

(関学)原暁、加藤、松田、深見、小田―大上
(関大)肥後、巻、香川―久保田拓

1(左)里
2(二)上田
3(中)安藤大
4(遊)野口
5(右)倉川
6(一)森山
7(三)松島恒
8(捕)久保田拓
9(投)肥後

延長12回裏。1死からリーグ好調の安藤大一郎(経2)が中前打で出塁すると、4番野口智哉(人2)が右前打で続く。1死二、三塁と、これ以上ない絶好の場面で打席に立ったのは5番倉川竜之介(文4)。初球を思い切り振り抜くと、打球は左中間へ。「完ぺきな当たりで、打った瞬間抜けたと分かった」(倉川)。頼れる男の劇的サヨナラ打で、ついに関学大から1勝をもぎ取った。


△安藤大


△野口


△倉川

先制は関大。5回、先頭打者・松島恒陽(人4)が四球で出塁すると、続く久保田拓真(社2)の中前打で無死一、二塁とチャンスメイク。その後2死とするも、迎えた2番上田竜也(政策4)の捉えた7球目は鋭くライト方向へ。2点を先取し、先発・肥後皓介(人4)の好投にようやく応えた。


△松島恒


△久保田拓


△上田


△肥後

しかし、その直後。2死から4者連続でヒットを浴び、あっという間に同点に追い付かれる。試合は振り出しへ。

流れを引き寄せたい関大は、ここから巻大地(商2)、続けてリーグ戦初登板の香川麗爾(文2)をマウンドへ送り込む。「適度な緊張感でできた」と、香川が落ち着いたピッチングを披露。これ以上の追加点を許さない。


△香川

一方の打線は、幾度なく得点圏にランナーを進めるもあと一本が続かない。8回には野口、倉川、坂之下晴人(人2)と、3者連続安打で絶好の機会を演出するも無得点。9回でも決着は付かず、勝負の行方は前日同様延長戦に持ち込まれた。


△坂之下

絶対に負けられない。スタンドの応援も力を増す中、12回、ついに試合が動いた。安藤大がホームに生還すると、選手たちからは満面の笑顔がこぼれた。

長時間に及ぶ熱戦に競り勝ったこの勝利は確実に大きい。だが、勝ち点奪取にはもう1勝が不可欠だ。次戦は約2週間後。必ず勝ち星を挙げ、まだ残されたリーグ優勝への道を歩みたい。【文:高木満里絵/写真:松山奈央、長尾洋祐、金田侑香璃】

▼早瀬万豊監督
「昨日とよく似た試合。チャンスがありながら取れない場面が多かった。これで一皮向けたらいいなと思う。香川はよく投げてくれた。代打を送ってもいい場面もあったが、タイミングがずれたストレートなど、向こうの対応を見て香川でないとだめだと。経験のあるピッチャーなので賭けた。オープン戦では先発もしていて、成長した姿を見せてくれたと思う。(この一勝については)ヒットがここぞというところで出ていない。早めに点を取っておきたいが、そう簡単にはいかない。(打線は)野口、安藤が機能して、そこでチャンスで返せていた。今日は途中、打線を変えたことで流れを変えられたところもある。何でもいいから、チャンスで点を取ることが大事。若いチームなので得ることはたくさんあると思う。(今後)まだ近大戦、立命戦が残っている。連敗だけはしないようにしたい」

▼松島恒主将
「負けられないのはみんな分かっている。どんな形でも勝つつもりでいった。後攻だったし、サヨナラできると思って。応援の力があったから勝てたのはある。ベンチから見てて、鳥肌が立つ。(自身について)不甲斐ないキャプテンなんで。情けなさしかない。結果が出なくてしんどい。今はどん底にいる。抜けれるかはまだ分からないけど、いつか打てると信じて練習する。勝てたのでホッとしている。吹っ切りたい」

▼倉川
「今までも打ててたけど、チャンスで打てていなかった。決めようとしすぎていた。今日の最後は開き直っていった。(延長戦が続いて)しんどいとは言っていられない。あれだけ応援してくれている中で試合をできて幸せ。最後の打席は『応援すごいなあ』と楽しんで入った。完ぺきな当たりで、打った瞬間抜けたと分かった。嬉しかった。ガッツポーズは勝手に出た(笑)。まだまだ点を取れないと。次は、野手が頑張ったと言われるように。優勝が一番の目標だし、自力優勝は消えていない。ここから全部勝てるように」

▼肥後
「(月曜日ぶりの登板だが)疲れは取れていた。昨日は引き分けだったが、髙野(髙野脩汰=商3)が頑張っていて、今日は負けられない状態だった。勝てたらいいなと思っていた。前半は良かったが5回の後から崩れてきた。もったいない。(香川の活躍は)堂々と投げていた。(目標は)5勝以上でまだ1勝しかしていない。優勝の可能性もまだあるので何としても勝っていきたい」

▼香川
「リーグ戦は初登板。いつでも行けるようにとは監督から常に言われていたし、高校時代も突然の登板などは多かったので、そういう経験が生きて落ち着いて投げられた。(大阪桐蔭高時代は)甲子園では、3年時に春の1、2回戦で少し投げていて、夏はベンチ。普段はリリーフが多かった。(大学入学後は)この春が初めてのベンチ入りで、ここまでできるとは思っていなかった。甲子園でこんなに投げたことはなかったが、適度な緊張感でできた。2ストライクで追い込めたら三振を取れる。三振はストレートとスライダーが多め。(リーグ戦初勝利)他の2年生が多く試合に出ていたがずっと自分だけ出れていなくて、リーグ戦に出たいと思っていた。監督にもアピールしていて、今日はそれがいい形になった。自分的にはやっとスタートラインに立てたという感じ。ここからが勝負なので、このままおごることなく練習していきたい。将来的には先発が理想。まずは2戦目で任されるように。勝ち星を重ねて、いずれは山口さん(=山口高志アドバイザリースタッフ)の無失点記録を抜ければ」