【野球】主将の1打で、劇的サヨナラ勝利!

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◇平成28年度関西学生春季リーグ第1節対京大2回戦◇4月3日◇わかさスタジアム京都◇

京 大 021 000 000 000 =3
関 大 100 000 002 001x =4

(京)樋川、岩本、宇納、平田―村山
(関)吉川、肥後、水師、阪本大―高橋、久米

リーグ開幕となった前日の1回戦は京大に先制されるも、少ないチャンスに集中打で逆転。まずは1勝を手にした。関大はこのままの勢いで2連勝を狙う。

好機はいきなり訪れた。1番・多田が右前安打で出塁すると、続く2番・勝岡が犠打を決める。3番・古川は三振に倒れたが、4番・小池が中前の二塁打。多田の好走塁も光り、本塁を踏む。理想的な形で先制した。

小池

しかし、攻守が変わって二回表。監督がキーマンと挙げるこの日先発の吉川が崩れる。この回4安打を浴び2失点となった。三回にも二塁打から簡単に犠打を許し、さらにスクイズで1点を追加される。

吉川

吉川は4回まで被安打8、失点3とノックアウト。五回からは大学初登板、サイドスローの肥後がマウンドに立つ。見事に3人で攻撃を終わらせたが、関大のバットからは快音響かず。スコアボードには0が並ぶ。七回からは3番手・水師が登板。京大ナインに追加点は許さない。しかし、関大は毎回走者を出すもののホームが遠かった。敗戦ムードの中、3-1で九回裏を迎える。

肥後

相手投手は3番手の宇納。代打の安井が中前安打で出塁し、2死二塁で打順は勝岡に回る。初球を右翼線適時打とし、まずは1点を返した。続く古川も球を右中間に運び同点。試合は延長にもつれ込んだ。

安井

勝岡

古川

十回から登板の4番手・阪本大は、前日の疲れを感じさせない投球で京大打線を完全に封じ込める。それを援護したい関大は十二回。この日九回からマスクを被る5番・久米が、安打と暴投で二塁まで進む。途中出場6番・永岡も四球で出ると、続いて7番・松山。「打てる気しかしなかった」と、打った球は左中間へ。主将の一打で3時間以上に及ぶ激闘に終止符を打った。

阪本大

松山

苦しい展開から見事サヨナラ勝ちを収めた関大。しかし、14残塁と打線が繋がらないのは課題だ。また2戦目の先発が濃厚な吉川の調子が上がらないことには、この後も厳しい戦いになる。次節は昨秋リーグ5位の同大。いかに貪欲にプレーし、勝ち点を取れるかに期待したい。【文:谷 風花/写真:新潟瑞葵】

▼早瀬監督
「なんとか九回に追いつけた。京大は粘り強さもあるし、しっかりした野球をしている。簡単にはいかないと分かっていた。吉川には期待していた分、このような結果になってしまって残念。けがはそこまで影響していないと思っているが。松山の状態はいい。しぶとさを持っている。今日勝ったからとりあえず良かった。阪本はタフ。石田の代わりになる。昨日よりも今日の方がいいボール。彼の持ち味のキレたボールだった。(次の節に向け)状態を上げていきたい」

▼松山主将
「今日先発の樋川とは対戦は初。要所のキレが良かった。初回にタイムリーは出たが、自分は二回にインコースを空振り三振してしまった。サヨナラ打は今まで打った記憶がない。とりあえず大学では初めて。自分は足を引っ張っていた。みんなにひっぱってもらっていたのにおいしいとこだけ持って行って、申し訳ない。でも、打てる気しかしなかった」

▼阪本大
「1点もやれない、流れを渡せないと思ってマウンドに立った。気持ちで行くしかないと思った。前日の張りは少々あったけど、それは考えていなかった。自分で抑えてやる、最後まで投げてやるという気持ちだった。味方も点を取ってくれるだろうと信じていた。後半からいつマウンドに立ってもいいように準備をしていた。九回に追いついてくれて、なんとか粘って、とりあえず勝てて良かった」