【野球】伝統の一戦、延長に及ぶも引き分け

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◇2019年度関西学生春季リーグ戦第4節◇対関学大1回戦◇4月26日◇阪神甲子園球場◇

関大000 000 001 000=1
関学000 000 001 000=1

(関大)高野、森翔―久保田拓
(関学)黒原、小田―板倉

1(左)里
2(二)坂之下
3(中)安藤大
4(遊)野口
5(右)倉川
6(一)目片
7(三)松島恒
8(捕)久保田拓
9(投)高野

長い接戦だった。投手陣の大奮闘が繰り広げられ、延長13回にまで及んだ戦いの勝敗の行方はお預けとなった。

第1戦初先発となる高野脩汰(商3)は安定したピッチングでチームを引っ張った。いつもより四球が目立ち、「球が走っていなかった」と納得のいかない様子を見せたものの、ホームを踏ませない無失点投球で何度もピンチを脱した。

両チームともにホームが遠く、関大は得点圏にすらランナーを進められない時間が続く。ようやく試合が動いたのは、9回こと。四球で出塁した1番里泰成(情4)が、3番安藤大一郎(経2)の二塁打で一気に駆け抜けホームへ転がり込む。待望の1点に、ベンチもスタンドも大盛り上がりを見せた。

追加点でピッチャーを援護したい関大打線。続く4番野口智哉(人2)がヒットでつなげるも、5番倉川竜之介(文4)が三ゴロに打ち取られ攻守交代となった。

1点差に不安は拭えないものの、9回裏もマウンドに高野が向かう。これまで通りに抑えれば、簡単に試合終了のはずだったが、そう上手くはいかない。関大の得点と同様に、四球でランナーが出る。そして、犠打とヒットで簡単に1点を返されたのだった。後続をなんとか封じ、最少失点で延長に突入。高野は9イニングを投げ切った所で降板となった。

10回からは、森翔平(商4)が登板。同大1回戦で思うように投げれなかった思い出を完全に吹き飛ばす、圧巻のピッチングを披露した。投げ切った4イニングの三振数はなんと8つ。関学打線を圧倒し、仲間の援護を待つのみだった。

絶対に得点したい関大。10回表には、途中出場の久保田有哉(情2)が特大のスリーベースヒットを放つも、あと一打が出ず。ずっと課題として挙げられた、あと1本は今試合でも改善できなかった。そのままチャンスに応えられず、規定により延長13回で試合は打ち切り。3時間に及ぶ大接戦は、決着が付かなかった。

前節で勝ち点を落とし、もう後がない関大野球部。この伝統の一戦を勝ち取りたいところだったが、やはり簡単にはいかなかった。2戦目には肥後皓介(人4)が先発登板予定だ。しばらく勝利から遠ざかっているエースに勝ち星を。甲子園の地に、必ず凱歌を響かせる。【文:松山奈央/写真:高木満里絵、中西愛】

▽早瀬万豊監督
「常にずっとせったゲーム。成長するにはいいチャンスだが、もう少し時間が掛かるかもしれない。2年生中心のゲームだし、どんどん勉強してもらえたら。(高野の1回戦起用について )前の試合から日が詰まってた。日曜は試合はないし、肥後は明日出す方がいいと。ピッチャーに経験ある人が少ない。厳しい場面で出すのも酷だし、もっと点を取って楽にやりたい。高野はもっといい時もある。こういう中で粘りのピッチングをしてくれて、いいゲームを作ってくれた。相手がどこでもこういうゲームばかり。あとは野手。チャンスは作れている。チャンスさえあればどうにかなる。野口や安藤大が元気なのが救い。他の人も持っていかないと。勝つのが一番の薬だが、そんなに甘くはない。」

▽高野
「最後決め切れず悔しい。球が走っていない割には抑えれたかな。初回はいけてたが、それ以降は球が走らなかった。良かった点は、長打を打たれなかったこと。得点圏にランナーがいても、三振などで取れた。とりあえず先制点を取られないよう意識した。得点を取れるチームではない。ゼロか最低1に抑えれるように。打たれたとしてもゼロに抑えれるようこだわっている。今季は調子が良くない。要所でしのいでいければ」

▽森翔
「思い切っていけよ、と。調子はいいです。(決め球は?)チェンジアップです。(ヒット打たれた後は、どう切り替えた?)バッター集中で、次のバッター、次のバッター。(久保田拓捕手とはどんな話を?)とりあえず低め低めで勝負していこうと。ピンチの時でも。(野手に一言)とりあえず点とってほしいです。がんばってほしい。祈るしかないです」