【野球】打線奮起で勝ち点奪取だ!

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◇2019年度関西学生春季リーグ戦第2節◇対京大3回戦◇4月15日◇皇子山球場◇

関大011 101 100=5
京大201 000 001=4

(関)肥後―久保田拓
(京)藤原、坂下、原、義村、立平―長野

1(中)安藤大
2(一)上田
3(遊)野口
4(右)倉川
5(左)里
6(二)坂之下
7(三)松島恒
8(捕)久保田拓
9(投)肥後

まさに接戦だった。取っては取られ、接戦が最後まで続いた。勝ち点を献上するわけにはいかないというプライドが関大を奮起させたのか、ここ2試合とは別人のような打線が放ったヒットは12本。まさに全員で勝ち取った白星だった。

先発の肥後皓介(人4)は、立ち上がりから京大打線に捕まる。初回、連続被安打で先制を許すと、後続を断てずにさらに失点。この回2失点で悔しさをのぞかせる。

関大打線の反撃は、この日は早かった。失点した直後の2回表、2死一塁で1番安藤大一郎(経2)が外野手の頭上を越える特大の三塁打を放ち、まずは1点を返す。

そして3回表、3番野口智哉(人2)がヒットと盗塁で2塁へ進み、打席に立ったのは5番里泰成(情4)。捉えた6球目は内野をすり抜け、センター前タイムリーに。同点に並んだ。その後は取られては取り返すゲームが続き、3-3で前半戦を終えた。


△野口


△里

巻き返しに期待が懸かる後半戦。6回表、3番野口がヒットと暴投で2塁へ。そして4番倉川竜之介(文4)が放ったセンター前への当たりが勝ち越しの一打となり、逆転に成功した。


△倉川

攻撃は止まらない。7回表、1番安藤大の二塁打で1死二、三塁の絶好機。追加点が欲しい関大の思いに応えたのは、4回から途中出場の目片洸希(人2)。打球はレフト方向へぐんぐん伸び、その間に安藤が生還。チームはこの日一番の盛り上がりを見せた。


△安藤大


△目片

仲間から心強い援護をもらった肥後は、4回から7回を三者凡退で封じる圧巻のピッチングを見せる。そして、最終回のマウンドにもエースの姿が。抑えれば念願の勝ち点が手に入る状況で、四球とヒットで無死一、三塁のピンチを背負う。一打同点の緊張の場面で、一塁手・目方が内野への当たりを捕球する間に失点。関大ベンチは焦りの色に包まれる。続くピンチも、肥後は自分のピッチングを保つ。連続三振で2死とすると、最後はファーストフライに打ち取って試合終了。なんとか逃げ切った。

3戦全て接戦となった京大戦。リーグ未経験者が多く出場するチームで、この試合は確かな経験になったに違いない。「試合する度に成長しないと」と松島恒陽主将(人4)。新チームはまだまだ成長途中だ。次節・同大戦でも、さらに進化した関大野球部が見られるに違いない。【文:松山奈央/写真:中西愛】

▼早瀬監督
「藤原相手にこういうゲームになってのは、次に期待。特に上位打線。立命・西もいいバッターで、肥後は先生パンチを食らったが、粘れるピッチャーということでそこに期待した。森に代えようと思った場面もあったが、肥後を軸に頑張ってもらおうということで。京大は後半で点を取って来るから、1試合を任せられるピッチャーが大事になる。一応勝ち点を取って、首の皮がつながった。後半の下位打線の内容が悪すぎる。もう少し打線が頑張ってくれれば。簡単に勝てない試合ばかりだが、接戦に持ち込むのは臨む所」

▼松島主将
「(1回戦について)良くはない。対策はしたつもりだったが、開幕戦ということで浮足立っていたのかもしれない。初戦だから上がって、変わ回りしてしまってた。(2回戦について)力はないから、必死に食らい付いた粘り勝ち。本城が打たなかったら勝てていない。安心した。(今試合について)とにかくがむしゃらに泥臭く。きれいなヒットはいらないから、とにかくつないで。なんとか勝てた。1回戦では簡単にフライを上げていたが、今回は強くしっかり振れたのでは。いつもこれくらい打って、ピッチャーを楽にできたら。自分たちは強くない。試合する度に成長しないと。失敗ばかりだが、乗り越えていかないと。悪いのが今の内に出ていると思って、やっていくしかない」

▼肥後
「納得はいっていない。ちょっとふわっと入ってしまったのと、強気の気持ちを忘れかけていました。点取られてから気付きました。これはあかん、って。(初回の後三者凡退で抑えた違いは?)向かっていく気持ちですね。特に何か変えたっていうのはなくて、気持ちを改めて。とにかく向かっていくことが欠けてたので、思いだして投げました。(中1日で完投はしんどい?)いや、去年経験してるんで。ちょっと疲れたのもあるけど、勝ててホッとしているのが一番です。今日のチームは初回からいい雰囲気でした。(やばかったのは)初回ですね。手応えあったのは今日は無かった。(三振多かったが)けど、ヒットいっぱい打たれたので。今日も9回の時、先頭四球でベンチをチラッと見て、代えるかなあって思ったけど。これはやらなあかんなって。(今後について)サインミスとかなくして。ミスのない野球が一番ですね。基礎的なところを。ピッチャーも鍛え直して勝つことだけ考えてやります」

▼倉川
「今日は良い当たりも出てて、感覚的には悪くなかった。自信はあった。(勝ち越し打について)ランナーが1塁の時は、思いっきり打ったろうとおもっていたが、パスボールで2塁に行ってくれて、1本打つことに集中した。どんな球でも打つつもりで、バットを短く持った。打った瞬間はホッとした。(チームについて)経験者が少ない中で、苦しい試合をやって勝ち点を散れたのはプラスにと捉えたい。ここから成長できたら。2年生の安藤大や目片のようなリーグ戦初めての人が、雰囲気に慣れて、もっと打ってくれたらこれから良くなるのでは。自分たちももっと引っ張っていけるように、後輩が自由に打てるようにしたい。あまり自分の結果が残っていないので、練習から調子を上げれるように」

▼里
「初戦肥後で負けたので。初回先制点とられて、苦しい展開やったですけど、肥後勝たしたいなと思って打席に立ちました。(1回戦から取り組んだことは?)昨日ヒット打てなかったので、1回帰って初戦のビデオを見て、打てなかった藤原に集中して試合迎えました。(打った球種は?)ストレートです。狙ってました。追い込まれてスライダーきてファール打ったので、次まっすぐだと思ったので。ノリでいきました。調子よかったです。(肥後選手を勝たせたい一心で?)がんばってたんで、1失点で負けるっていうのは野手が普通に弱かったので。今日は2点とられたのでなんとか追いついて、序盤に。勝たせたいなと思って。よかったです。(最高学年になって)新チームなって、2年生とか多くなってるんで。なかなかリーグ経験ない選手が多いんで。僕や倉川で、松島もそうですけど引っ張っていけたらなって。とりあえずよかったです。ほっとしてます。(次戦に向けて)2戦で終わらせて、ピッチャーを休めさせてあげたいなって思います。打てないんで、とりあえず。点が入らないので。とりあえず先制点とって楽に試合が進められたらなって思います」

▼目片
「オープン戦のときから代打起用で、いつも通りファーストストライクから振っていこうって気持ちで打席に立ちました。(先輩から何か声を?)がんばってこいよって。楽に打ってこいって言われました。(打った球種は?)インコースのまっすぐ。インコースに行くっていうのがわかってたので、狙っていきました。打ててよかったのが1番あるんですけど、実際にグラウンド立ってみてああやってスタンドとかベンチとか見て、やっぱ最高やなって。めちゃくちゃ嬉しかったです。今日序盤での出場だったので、長いイニングだったんですけど、オープン戦のときは後半のほうで代打起用っていうのがあったので。そこで打ったら代走送られるっていうことが多かったんですけど、今日は早い出番だったので、そのまま守備に、って感じです。(これからに向けて)僕の持ち味は打つことだと思うので、打つことでチームに貢献したいと思います」