【アイスホッケー】[KAISERS連続企画]特別対談vol.4~アイスホッケー部~

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対談第4弾はアイスホッケー部の3選手です!関西リーグ11連覇中のアイスホッケー部。今年こそ、関西勢初の全日本インカレ優勝を目指します。日本ではまだまだマイナーなアイスホッケーの魅力や注目ポイントを語ってもらいました。アイスホッケーを見に行きたくなること間違いなしです!

―皆さん出身がバラバラですが、大学に入る前から面識はありましたか?
3人 全くないです。
―お互いの第一印象は?
三浦 ロウラーはなんかイケメンなの入ってきたなみたいなと思いました。めっちゃ外人じゃん!みたいな。石田はまじで癖の強いやつが入ってきたなと思いました(笑)。
―それはどういう意味で?
三浦 見た目もそうだし、話しても癖が強いなと思いました。
―石田さんは変わってるって言われることは結構ありますか?
石田 まあ、自分でも(笑)。なんでこうなっちゃったんだろうっていう感じです。
―ロウラーさんは2人の第一印象は?
ロウラー 僕が高校の時に初めて三浦さんに会ったんですけど…。あ、面識あった。高校のとき、試合したんですよ。
三浦 全国大会で1回試合したんです。
ロウラー で、僕、あごを捻挫させられました。試合中にぶつかって。後々、それが詰平さんってことがわかりました。
三浦 俺もあー、あれがロウラーだったんだなって思った。忘れてた。
ロウラー 敵チームのキャプテンで1人だけめちゃくちゃうまかったっていうイメージ。
三浦 いいよ、そういうのは(笑)。
ロウラー 石田は、第一印象はよくしゃべるやつだなと思いました。
―石田さんは?
石田 詰平さんも、ロウラーさんも名前は知ってるけど、話したことはないっていう感じだったので、真面目そうだなと思ってて、2人ともこわかったです。受験のときに迎えに来てくれたのがロウラーさんで。でも、初めてだったのでそんな話したりはしなかったですけど。
ロウラー いや、めっちゃ話してたよ。俺、そんときに、こいつめっちゃしゃべるやんと思った。
石田 抑えてた。あれで。
―今の印象は変わりましたか?
三浦 見た目の印象は変わってないし、龍之進に関しても変わってない。印象っていうかわからないけど、2人ともホッケーに対して真面目というか、自分をしっかり見つめて、真剣にホッケーと向き合ってるなと思います。僕なんかより全然。
ロウラー 龍之進は変わらないです。いい意味で裏表がないんで。詰平さんは、かわいらしい部分が意外と(笑)。いいことなんですけど、人に頼れるというか、自分が悩んでることは相談して改善しようするときもあって。そういうキャプテンは親しみやすいし、尊敬されると思います。
石田 詰平さんは、めっちゃ真面目っていうイメージだったけど、アニメが好きだったりとか、意外だな~と思いました。ロウラーさんは、サバサバしてるから、ときどき冗談か、ガチかわからない感じでズバッて言われたときにどう返したらいいんだろうって。怒ってるのかな、ふざけてるのかなと思って。
ロウラー 怒ってる。
石田 だから、もうちょっとわかりやすくしてほしいですね(笑)。

―普段から皆さん交流はありますか?
三浦 部活以外で遊ぶとかっていうのは、学年も違うので少ないですけど。ロウラーは去年一緒のセットで組むことも多かったですし、部室とかでよく、NHL(北米のプロアイスホッケーリーグ)の動画見て、ホッケーの話したり、普段の話もしてます。龍之進は最近よくオンラインゲームをしてます。
―関大を選んだ理由は?
三浦 だいたい毎年全国でベスト4入っている大学で、まだ関西勢として優勝した大学はないって聞いたので、関大に入って、悲願である初優勝を成し遂げたいなっていう思いがありました。あと、卒業してからの進路もサポートしてくださったりとか、就職のことも考えました。
ロウラー 自分はずっと、関西で育ってきて、もともと神戸のジュニアチームでやってたんですけど。そのときから、一番強くて。自然とあこがれて、入りたいと思うようになりました。
石田 キーパーが多いチームだなっていう印象はあって、環境がいいっていうのと、指導者に恵まれてるチームだなっていうのも思ってて。大学卒業後もアイスホッケーを続けたいと思ってるんですけど、レベルの高い指導を受けたいなと思って決めました。あと、リンクが大学にあるっていうのが魅力的だなと思いました。
―大学にリンクがあるということについては?
三浦 リンク持ってる大学ってないんで、ありがたい。それだけで、環境が整ってると思う。
―アイスホッケーを始めたきっかけは?
三浦 アイスホッケー部が廃部になるって報道された日本製紙クレインズで親が働いてて。親も自然とアイスホッケーが好きで、クレインズの試合を見に行ったり、周りがやってたので自分もっていう感じです。
ロウラー 5歳ぐらいのときに、カナダに引っ越したんですよ。カナダって家がブロック単位で固まってて、その間に道があるっていう感じで。交通量も少ないので、休日におじさんと子供たちがストリートホッケーをしてて、一緒に遊んでた。カルガリーっていうところに引っ越したときに、カルガリーがNHLの決勝までいって。町全体で盛り上がるみたいな感じで。そんな感じでアイスホッケーを自然と目にしてて、親にお願いして始めました。
―それはいつ頃ですか?
ロウラー 小1ですかね。1年間スケートだけの教室に通って、小2からアイスホッケーを始めました。
―石田さんのきっかけは?
石田 自分もお父さんが遊びでやってて。自分からやりたいって言ったらしいんですけど、全然覚えてなくて。ホッケーやり始めたのは小1からなんですけど。2、3カ月したらすぐ、キーパーやりたいって言い出したらしいです。キーパーやり始めたことは覚えてるんですけど、ホッケー始めたときは全然覚えてないです。
―初めてキーパーやったときに感じたことは?
石田 防具をつけるのが難しくて、動きにくいな~と思いました。でも、みんなと違うことがやりたかったのかな(笑)。
ロウラー カナダだと最初の何年かは全ポジションをローテーションで回すんですよ、だから、3、4回キーパーで試合出たことあるんですけど、重たすぎてずっと座ってました。
石田 キーパーは人気でしたか?
ロウラー 僕は嫌いだった。
―全部で何キロくらいあるんですか?
石田 飛行機とかで運ぶときに測ったら、30キロくらいだったけど、実際つけてるのは20キロくらいかな。
―三浦さんと、ロウラーさんが今のポジションについているのは自分で選んだんですか?
三浦 たぶん自分で選んだんだと思います。その当時あこがれてる選手がいたので、その選手と同じポジションがやりたいって言ったんだと思います。
ロウラー 詰平さんはDFやりたいって言ってても、FWやらされてたと思います。
石田 足、速いからですか
ロウラー そう。動きとかも。
三浦 いや、俺DFできないんだよ。バックスケーティングできないからさ。
ロウラー フォアスケーティングめっちゃ速いんで、DFだともったいない。自分は小さいときから、DFもFWも両方やってて、高校でもなんなら大学でも両方やってる。結果的にFWをやってますけど、求められたほうをやります。
―アイスホッケーの魅力は何ですか?
石田 スピード。シュートも、展開の速さも、人の動くスピードも。
ロウラー アイスホッケーはシュート数が多いのに、点数がなかなか入らなくて、ずっとヒヤヒヤできるっていうのはある。あと、こけたらダサいっていう風潮があるので、男っぽいと思います。
石田 チームのためだったら、顔にシュート当たってもいいと思います?
ロウラー いや、思わない。
三浦 顔は別じゃない?たしかに顔で防いで勝てるんだったらいいけど、でも顔からはいかない。チームのためにそれくらい体張ろうっていう気持ちはある。
石田 DFとかFWって顔に当たったらやばいじゃないですか。キーパーは一番シュート受けるけど、一番守られてるから。ときどき、スティックとか当たるじゃないですか。見てて、いって~ってなるんですけど、かっこいいなって。
ロウラー シュートがはねて顔に当たるっていうのはあるんだけど、直接当たるっていうのは自分のシュートブロックが悪い。
三浦 話、それたな。
ロウラー 魅力は、学生とかじゃあんまり見られないんですけど、プロだったらチームメートが変な反則されたら、仲間が守ってくれる。
三浦 アイスホッケーはほんとにすべてにおいてかっこいいと思います。初めて見る人は、激しすぎてびっくりすると思います。男らしいスポーツです。

―アイスホッケーをやっててよかったなと思う瞬間は?
三浦 個人競技でも勝ったときはうれしいと思うんですけど、練習とかつらいことをみんなで乗り越えてきて、喜びを分かち合うっていう瞬間が一番やっててよかったなって思います。
ロウラー どっちが難しいっていうわけじゃないけど、個人競技なら自分のスキルだけで勝負しなきゃいけないのでそれはそれで難しいと思うんですけど、団体競技、特にアイスホッケーは1人がうまくても絶対に勝てないんで。どんだけうまい選手が相手にいても勝つ方法があって。自分のスキルとチームとしての実力は別で、両方を上げないといけなくて、それが難しいんですよ。だから、チームで接戦をものにしたっていうか、格上に勝ったときが一番うれしいです。
石田 やっててよかったっていうよりは、こんなすばらしいスポーツに出会えてよかったって思ってて。アイスホッケーを見たことない人や、興味がない人はすごいもったいないなって気持ちが強いです。だから、一人でも多くの人に面白さを伝えたいです。
―アイスホッケーを広めていくためにできることは?
三浦 一人でも多く、関大の試合とかを見に来てほしいなと。それで、見に来てくれた人が友達にアイスホッケー面白かったよって伝えてくれれば、友達も見に来てくれると思うので、そういう風に広めていければいいなって思います。
ロウラー とりあえず、一番自分ができるのは自分の試合に人を呼ぶことで。そういう地道なことしかできないと思うんですけど。どう呼ぶかっていうのを考えてまして。今、関大は関西1部Aのリーグにいて、下のリーグに1部B、2部、3部ってあるんですけど、その人たちが試合を見に来てない状況なんで。アイスホッケーをやってない人よりも、来てくれると思うので、どうにか来てくれないかなと。だから、練習に行ったり、SNSで呼びかけて自主練一緒にしたりと交流を深めているところです。
石田 自分も前から何ができるかなって考えてて。海外でプレーしてる先輩たちは、試合がこうだったとか、こういう練習してますよっていう生活を発信してて、まねできることないかなあと思って。とりあえず、ホッケーに興味を持ってもらうために、自分が注目されたり、誰かの目にとまるようなコンテンツを、SNSで発信して、それをきっかけにアイスホッケーを知ろうとしてくれる人が増えたらいいなと思って、発信しています。始めたばっかりなのでどうなるかわからないですけど。アイスホッケーの改革とかおっきなことは自分たちにはできないので、一人でも多くのひとに試合を見に来てもらうことならできると思うので、そこを頑張っています。
―試合中に注目してほしいポイントは?
石田 自分はさっき言った3つのスピードだと思います。シュートのスピードと、人の速さのスピードと、試合の展開の速さのスピードが見てて面白いと思います。
ロウラー 初めて見る人にお願いするなら、パックをずっと見ないでほしいんですよ。全体の人の流れを見るか、好きな選手を決めてその選手を見た方がわかりやすいと思います。人を見てれば、なんでそうパックが動いたのかが分かるので最初は人を見てほしいです。
三浦 激しい当たりだったり、速い展開を見てほしいなって思います。絶対一回見に来てくれれば面白いなって思ってもらえるスポーツだと思うので、多くの人に見てほしいなって思います。
―知っててほしいアイスホッケーのルールは?
ロウラー 最初はルールわかんなくても大丈夫だと思います。
三浦 見るうえで必要なルールっていうのは特にないかなって。
ロウラー 入ったら1点っていうことだけ(笑)。
石田 強いて言うなら、パックより先に相手陣地に入ったらだめってことだけじゃないですか?あと、自分の陣地から相手の陣地に向けて大きくクリアするの禁止。
三浦 それだけのことで見やすくなると思います。
ロウラー 1つ目がオフサイドって言って、青いラインがあるんですけど、パックより先に選手が入っちゃだめ、待ち伏せ禁止。2つ目がアイシングって言って投げ込み禁止。
三浦 自分の陣地から、相手に陣地にパックを投げるのは禁止です。
ロウラー バーンって飛ばして、みんなが取りに行く時間を稼ぐのは禁止ってことです。

―普段の練習はポジションで分かれてやるんですか?
三浦 基本は一緒ですね。たまに分かれてやることもありますけど、基本は一緒です。
―練習メニューは三浦さんが?
三浦 いえいえ、監督とかコーチが。でも、今年は自分たちでメニュー考えてやらせることもあるって話してたんで、いろいろ模索しながらやっていこうかなって思ってます。
―三浦さんは主将になって何か変わったことはありましたか?
三浦 今までより、ほんとにチームのために頑張ろうって思えるようになりました。チームの核になる選手に選んでもらったので、チームを引っ張っていけるような存在にならなければいけないなっていう責任感が出てきたかなって思います。
―ロウラーさんは副将になられて感じたことや、これからどうしていきたいかと考えたことは?
ロウラー 去年までは4回生がこんなチームにしたいっていうのとちょっと意見が違っても、従ってたんですけど、今はそのイメージをつくる側にまわったので、自分がどう思っているのかを積極的に話すようにしてます。今年はよく話し合うってことをしてくれるので、それを1、2年生に伝えていこうと思います。
―石田さんは、入学して1年たちましたが、高校と違うとこは?
石田 高校のときは毎日練習があって、多いときは1日に2回氷上練習があったんですけど、大学は月、水、金が氷上練習なのでリズムが変わって。最初はそれになじめなくて、調子が上がらなかったです。
―背番号に込められた意味は?
三浦 正直96番をつけたかったわけじゃないんですよ。小中高と14番をつけてきて、14番をつけたくて。僕が入学したときは14番の先輩がいらしたんで、14番を諦めて。いつも小さい番号だったので、大きい番号つけたいなと思って、96番と97番を考えて。97番はNHLの選手にすごいうまい選手がいて。96番は関大を卒業された館田隼さんがつけてらっしゃって。1年生から試合に出場して、3年生からキャプテンを務めたほんとに尊敬する方で。高校が一緒で、高校のときからあこがれてて。その人が高校のときにつけてた番号だったので、96番にしました。
ロウラー 自分は高校11番をつけてたんですけど、それに意味はなくって。NHLとかで好きな選手いっぱいいるんですけど、それとかぶらせたくなくて。その人が調子悪くなったら自分どうなるんだろうって、そういう変なこと考えちゃうんで(笑)。消去法で何個か出て、その一個が94番で。自分が小さいころにやっていたアイスホッケーのゲームで使ってた選手が94番だった。その選手が引退したときに、味方からも敵からも全員から握手してもらってみたいなすごいいい選手だなと思って。もう引退した選手ならいいだろうと思って、94番にしました。
石田 自分は大好きな選手が32番だったので。中学生のときにその選手のプレーを見て、衝撃を受けて。良い意味でも悪い意味でもその人のまねをして。その人のおかげで今の守り方があるのかなと思います。高校のときは1番だったんですけど、大学に来たときに何番にしようかなって思ったときに、32番かなってすぐ決まりました。
―好きな選手は?
三浦 NHLでしたら、コロンバス・ブルージャケッツっていうチームのマット・ドゥシェン選手。初めて動画で見たときにこんなにうまい選手いるのかって感じて。比べるのもおこがましいですけど、僕が目指しているようなプレーというか。足が速くて、コーナーとかでターンしたりして、相手を置いてシュートしたりとか。パックの置く位置がすごくうまくて、敵に取られない位置に置いて向かっていける。そういううまさに衝撃を受けてああいう選手になりたいなって思いました。日本の選手でしたら、日本製紙クレインズの池田一騎さん。僕とは全然プレースタイルが違うんですけど。僕は決定力がなくて、点数決めれるキャラじゃないんです。たまたま、去年クレインズの練習にのらしていただく機会があって、そのときにシュートの打ち方を見てうまいなって思ったんで、参考にしながら得点力向上に向けて練習しています。
ロウラー 自分はパトリック・ライネっていうウィニペグジェッツの22番の選手です。こんなプレースタイルを目指したいとは思ってなくて。目指せないんですけど(笑)。あんまりアシストとかしなくて、点決めるだけなんですよ。打って打って入れるっていうか。見てて楽しいんで好きです。
石田 背番後の由来の選手も好きなんですけど、ウィニペグジェッツにいるキーパーのローレンっていう選手。その人が来日して、日本の子供たちにキーパースクールをひらいたんですけど、それに参加させてもらって、直接たくさん話させてもらった。それがほんとにいい経験になって。高校のときシュート打たれたらほとんど入る感じで、自分でもどうしたらいいかわからなくなってた時期にその人と会って。言われたことを全部試したら、ほんとに劇的に変わって。人生救ってもらったなっていうレベルの出会いだったんで、その人は心から応援しています。また会いたいなって思ってます。
―最後に今年の目標を教えてください
三浦 部としてはインカレ優勝ですね。それはもう変わらないです。個人としては、主将としてチームの監督、コーチも含めてみんなから頼られる存在を目指して。あとは、個人タイトルを総なめしたいと思います。
ロウラー 僕はその個人タイトル総なめを阻止します。
石田 個人タイトル獲ってみたいなっていうのはあるんで、できれば獲りたいです。
―ありがとうございました!【インタビュー:遠藤菜美香】


◇三浦詰平(みうら・きっぺい)
1997年(平9)12月2日生まれ、北海道釧路工業高出身。170㌢、72㌔。好きな言葉は「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」


◇ロウラー・和輝(ろうらー・かずき)
1998年(平10)11月20日生まれ、関大一高出身。181㌢、81㌔。好きな言葉は「People change,even Satan used to bean angel」


◇石田龍之進(いしだ・たつのしん)
1999年(平11)9月1日生まれ、白樺学園高出身。179㌢、79㌔。好きな言葉は「Never say I can’t」「Love the process」