【コラム】【航空】[KAISERS連続企画]特別対談vol.1〜航空部〜

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対談第1弾は航空部の2選手です!中国から留学でやってきた朱牧文(化生2)選手と、プロパイロットになるべく日々勉強する伊藤正行(シス理2)選手に留学生としての苦労や、勉強と部活の両立についてたくさんお話してもらいました!

ーお2人が航空部に入ったきっかけは?
 元々飛行機に興味がありました。新歓の時に中央体育館に航空部の機体が展示されていて強いインパクトを受けて話しかけました。それで「ああ、これだと」。
伊藤 自分は関大に航空部があるなんて知りませんでした。実はパイロットを目指していて、航空大学への入学を目指していて今年の夏もその試験を受ける予定です。入る部活に悩んでいる時、偶然見つけて「自分の目標と似ているな」と。

ーなぜパイロットにあこがれを?
伊藤 最初は高給であることに惹かれていたんですけど、次第に飛ぶこと自体にかっこよさを感じるようになりました。

ー朱さんは?
 朱 自分もパイロットにはなりたいが、太っているし、目も悪いから向いていないと思います。
ー太っているとパイロットになれないんですか?
伊藤 太っていると体調管理ができていないということでマイナスになることはあります。
 最近はそれを気にして食事とかには気を付けてます。

ー航空部でのトレーニングはダイエットにならないんですか?
伊藤 そうですね、フィジカル面のトレーニングというのは特にないです。みんなで集まるときは機体の整備であったり、知識をつける勉強会ですね。

ー話は変わりますが、朱さんはなぜ日本に留学しようと考えたんですか?
朱 中国は学歴社会。進学に厳しい社会です。日本に行きたいと思ったのはアニメからです。その生活に憧れを抱きました。飛行機への興味は科学技術をテーマとした日本ドラマを見たのがきっかけです。

ー朱さんは中国のどこに住んでいたんですか?
 上海です。上海にも都市部と田舎があります。自分はちょうどその中間点に住んでました。家族と離れてもちろん寂しいけれど、遊んだり、食事したり、ここでできた友達と一緒にいるのは楽しいです。

ーご家族の反応は?
 親が昔から(飛行機を)好きだと知っていたので応援してくれてます。

ー学部も近いですし部活以外でも、会うことはありますか?
伊藤 学部で会うことはほとんどないですね。この春休みは一緒に遊んだりもしました。
 伊藤は実家暮らしなので他の下宿の部員と遊ぶことが多くなりますね。部活の時はよくしゃべります。

ーお2人で遊ぶことも?
伊藤 ミーティングのあととかは、食事に行ったりします。朱はバイトしてないんですけど、よく奢ってくれます。仕送りがあるんでお金持ちなんですよ。

ー勝手なイメージですが、留学生はお金に苦労していると思っていました。
 昔はお金のために留学する人が多かったですが、今は違います。多くの人が質の良い教育を受けるために海外へ行きます。親仕送りのおかげで不自由なく暮らせてます。

ー留学生の友達がいるというのはどうですか?
伊藤 学部には留学生も多いですけど、大学に入るまで、留学生の友達はいなかったので文化の違いとか聞けるんで新鮮ではあります。

ーその中で文化の違いを感じることは?
伊藤 文化の違い…なんやったかな…
 自分が感じたのは中国では良いことがあると、その人がご飯を奢ったりお金を払います。誕生日にお金を出そうとすると「なんで?」となる時がありました。

ー授業で中国では割り勘はあまりしないと聞きました。
 若い人の間では割り勘する人もいます。でも、基本は奢りですね。1回奢られたら次は自分がと言う感じで奢り合います。

ー伊藤さんから奢ることはないんですか?(笑)
伊藤 たまに自分が奢ることもあります。でも、割合で言うと朱が5で自分が1くらいですね(笑)。自分は食堂のランチとかそれくらいの値段ですけど、こいつにはがっつりおごってもらいます。しゃぶしゃぶとか(笑)。
 まあこっちが奢るよって言えばみんな集まりますから。

ーめっちゃ奢りますね(笑)。大丈夫なんですか?
 まあ余裕のある時だけなんで。

ーここで、航空部に入って1年目の感想を聞かせて下さい。
伊藤 航空部はミーティングが週に2回。それに遠くに合宿に行くので、正直しんどいです。でも、乗っていくごとに達成感を得られます。
 最初は後ろに教官が乗ります。基本操作はこの1年でできるようになりました。ただ、自分の位置を把握したり難しいことは多いです。

伊藤 まず、1人で乗れるようにならないと、選手権に出ることができないんですよ。
 だから1年生の間は勉強して試験を受けたり補助をしたりで経験を積みます。

ーズバリ去年の充実度は?
伊藤 充実度は70㌫くらいいですかね。自分は理系で授業とかもあって合宿も途中参加になってしまりました。他の部員よりも参加数が少なかったので、そこが残ってます。

ー去年の活動で一番良かったことは?
 朱 僕は2月の関関合宿に参加したのが印象深いです。僕も理系であまり参加できない中、長い合宿に参加したのが初めてで800㍍の上昇や最長時間飛行も達成できました。
伊藤 自分もあれだけずっと飛行機に関わったのは初めてで楽しかったですね。

ー今年の目標は?
 航空部では飛んだ数によって課題が決まってます。最初はどんな感じか慣れてそれから、直線、曲線、上昇と段階を踏んでいきます。自分は今曲線が終わったところです。(伊藤は)今何発飛んでる?
伊藤 15かな。
朱 じゃあ今、曲線に入ったとこだから曲線を終わらせることかな。
伊藤 当面の目標はそうですけど、今年の目標は1年間で50発飛ぶことです。きついとも思いますけど、中には60、70飛んでる人もいるので、そこは自分も頑張らないとと思いますね。

ーお二人の発数は少ない方なんですか?
伊藤 そうですね、他大学でも平均30とかですね。授業もそうですが、天候に恵まれなかったというのもあります。
 グライダーは天候に左右されるので、雨や強い風の時は飛べないです。

ーツイッターを見てると、航空部はいつも遠くに合宿している印象があります。
伊藤 自大の合宿もありますが、他大の合宿に参加して発数をためるっていうのもありますね。

ー全てが全員参加ではないんですね。
 それぞれ忙しいので、3月にスケジュールが出てそこから参加できるできないのプランを作りますね。

ー春休み中国には帰りましたか?
 はい。今回は親戚に会ったり、ちょうど中国の春節だったので、楽しみました。

ー故郷のことで誇りに思っていることは何ですか?
 上海は昔、他の国の植民地でしたが、今は国際的な都市に発展しています。上海には川があり、それを挟んで植民地時代の昔風のヨーロッパ建築と近代的な中国の街並み両方を楽しむことができます。

ー食文化は?
 上海は日本に少し近いです。あまり辛くなく、少し甘いと言う感じです。特にうちのおじいさんは料理によく砂糖を使います。
ーそれはダイエットの天敵ですね(笑)。
 そうですね(笑)。あと、文化でいうと上海では男が家事をします。うちのおばあさんはもう何年も台所に入ってません。

ーそれは日本とだいぶ違いますね。
 そのおかげで一人暮らしになっても、料理には困りません。

ー日本に来て困ったことは?
 やっぱり言葉ですかね。

ー言語を教えあったりすることはあるんですか?
伊藤 それでいうと自分は第2言語が中国語なんでよく発音を教えてもらいました。自分から教えるのは敬語ですね。時々変な言葉遣いになるので(笑)。
 朱 自分の場合は伊藤と年は上で、学年は同じなので立場も微妙ですね。そもそも中国には敬語の文化があまりないんです。

ーそうなんですか!
 上下関係はありますが、言葉としてはあまりないです。日本語は上下関係で動詞が変化するのが特徴的ですね。

ーなるほど、伊藤さんは中国に遊びに行ったことは?
伊藤 今年の冬に行く約束してたんですけど無理になってしまいました。機会があれば行きたいと思います。上海は大都市で憧れもあるので

ー最後に航空部の魅力と2019年度の抱負を聞かせて下さい。
朱 魅力はやはり空を飛ぶことですね。他にはない感動があります。抱負としては学部と両立して、発数を伸ばしたいですね。
伊藤 普通の大学生活では経験できないことが多くあるので、それを自分の夢にも生かしていきたいです。

ーありがとうございました!【インタビュー:水上壮平2019年3月18日】

◇朱牧文(ジュウ・ムーウェイ)
1997年(平9)12月4日生まれ、上海市民立高出身。170㌢94㌔。趣味は飛行機、猫。

◇伊藤正行(いとう・まさゆき)
1999年(平11)6月8日生まれ、府立池田高出身。175㌢65㌔。趣味は、旅行。