【スキー競技】「出しきった」岡村主将、雨の中引退試合

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◇スキー競技◇第89回全関西学生選手権大会◇3月11日◇野沢温泉スキー場

[2部男子リレー4×5kmコンビネーション]

1位 大教大
2位 関大
3位 同大

[総合]
1位 同大
2位 大教大
3位 関大

昨日は雪が溶けてしまいそうなポカポカ日和。打って変わって本日ははシトシト雨が降る1日だった。雨は雪を溶かし、非常に滑りにくい環境に。また、昨日の時点で逆転優勝の可能性が無くなった関大だが、選手たちは最後まで気を抜くことはなかった。

1走を任されたのは1年生・冨田拓巳(人1)。「付いていけなかったとしても、1秒でも速くバトンを渡そうと思った」と懸命な走りを見せた。


▲冨田

石飛涼輔(シス理2)には3位でバトンが渡る。時間が経つにつれ、さらに悪くなる足場。終盤にコースを間違うミスでタイムロスになってしまうが、順位を守り抜き次に繋いだ。


▲石飛

レースも中盤。3走はここで今までチームを引っ張ってきた主将・岡村卓実(社4)だ。「最後の試合。雨だったし疲労もあったが、出し切ることを意識した」と気迫の滑りで2位の同大を抜き、次に繋いだ。


▲岡村

その主将の気持ちを受け継ぎ、最後は石浦陸(経1)が滑り出したが、最初のストレートで転倒してしまう。それでも、「先輩から繋いだ順位を落としたくなかった」と、最後まで諦めることはなかった。そのまま2位でフィニッシュ。仲間たちに迎えられほっとした表情を見せた。


▲石浦

関大の総合成績は2部3位。途中で斎藤颯(はやて=商2)が出場できなくなるなどのアクシデントもあったことを考えれば、すでに昇格の実力はあると行っても過言ではないだろう。コンディションが悪くてもベストを尽くす姿勢が見られた今大会。残念ながら1部昇格はならなかったが、岡村主将の意思を継いだ選手たちがきっと悲願をを果たす。【文:水上壮平/写真:遠藤菜美香】


▲試合後、引退を祝われた岡村主将と神戸愛美(外4)


▽岡村主将
「昨日は自分でも過去にないくらいベストな滑りができた。だからあとは、リレーだけと言う気持ちで出しきれたと思う。ここのコースは下りでもカーブがあったり休むことのできないしんどさがある。雨で緩んで足を取られる雪質だったが、とにかく最後と言うことで全力を尽くそうと思った。前にいた同大の選手はクロカン専門ではなかったので絶対抜こうと、たぶん2周目の直線で上げていった。今季は全日本インカレで3部から2部に昇格できたが、全関西1部は達せなかったのでやはり残念。後輩には常に次の大会を考えて調整していってほしい」


▽石浦
「最初にこけてしまって焦った。走順のことは2日前に発表されて、自分は4走と思ってなかったから緊張していた。先輩から繋いだ順位を落としたくないという思いで滑った。個人的にこの大会は入賞(男子2部スプリント1.2kmで4位)もできたので良かったが、シーズン外のトレーニングが足りなかったこととか、反省点も見つかった。この経験を次に生かしていきたい」


▽冨田
「慣れない1走は緊張した。大教大に付いていこうと思って、付いていけなくても1秒でも早く次の人にバトンを渡せるようにと思って滑った。課題がたくさん見つかって、体力面であったり、技術面であったりと、来シーズンに向けてやることが多いけど、一つ一つやっていこうと思う。コンディションが悪くて、下りとかも難しかった。岡村さんはすごく責任感がある方で、ぼくらに足りたいとこをスッと補ってくれる。寂しいが、いい報告ができるように頑張っていきたい」