【テニス】新進大会6日目、単で高村、山尾、沈が決勝へ!

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◇平成30年度関西学生新進トーナメント本戦6日目◇3月7日◇万博テニスガーデン◇

時折雨が降り、風が強く吹く不安定な天候となったが選手たちは左右されることなく、力を発揮した。

【男子シングルス準決勝】
○高村2(6-4,6-2)0藤永(甲南大)
○山尾2(6-2,6-3)0合田(近大)

【男子ダブルス準々決勝】
○島田・高村2(6-3,6-4)0岩村・角野(甲南大)
○山尾・大野翼2(6-4,6-3)0大窪・福永(同大)
○平川・山中2(3-6,6-3,10-6)1藤永・岡崎(甲南大)

【女子シングルス準決勝】
○沈2(6-3,6-2)0鎌田●

【女子ダブルス準々決勝】
○大野菜・鈴木2(7-6(2),6-1)0大塚・伊藤(同大)
●鎌田・桐山0(3-6,6(6)-7)2藤原・堺(姫大)

高村烈司(商3)は、相手の隙をついたプレーで点を稼ぎ、見事に決勝進出を決めた。互角の争いとなった序盤、お互いに抜きつ抜かれつを繰り返す。しかし、相手のミスが目立ち始めると、そのチャンスをものにした高村は第1セットを奪う。続く2セット目でも、その勢いを止めることなく一気に差を広げ、白星を挙げた。決勝戦での相手は、チームメイトの山尾だ。「自分のベストを」。初のタイトル獲得を目指し、強気の姿勢で決勝へ挑む。

山尾玲貴(商2)は、わずか40分ほどでファーストセットを奪う。セカンドセットでは先にブレークを許し、1-2に。だが、すぐにブレークバックに成功し、流れに乗る。先にマッチポイントを握るも、相手にキープされる。部員からの声援にうなずき、サーブの姿勢に入る。しっかりとキープし、試合を終わらせた。

息の合ったプレーで、相手を圧倒した島田達也(人3)・高村組。最初のゲームで島田が流れを引き寄せる。力強いサーブやスマッシュを放ち、相手のミスを誘う。中盤ミスが見られた場面もあったが、リズムを崩すことはなかった。「とにかく平常心」(高村)。2人で決めたことをしっかり貫き通したことが、勝利へとつながった。

大野翼(経2)・山尾玲貴(商2)組は、これまでフルセットにもつれ込む戦いが続いていたが、準々決勝では盤石の戦いを見せる。積極的に前に出て攻め、試合を通じて相手に流れを作らせない。「今日の試合が一番良かった」(大野翼)。昨年の全日本インカレ8強の同期ペアが力を発揮し、準決勝に進出した。

初タイトル獲得を狙う平川暉人(人1)・山中瑠樹亜(経1)組は先に相手に1セットを献上してしまう。セット間にトイレットブレークを要求し、気持ちを切り替える。第2セットを奪い、スーパータイブレークに持ち込んだ。「最初の3本を集中する」を合言葉に臨み、マッチポイントをつかむ。だが、焦ってしまったのかミスが続き、なかなか最後の1点を決めることができなかった。相手のダブルフォールトにより、試合終了となった。

2年連続のファイナル進出を狙った沈清河(法3)は、鎌田琴衣女子主将(社3)と激突。これまでのリーグ戦や王座では、沈のシングルスの際に鎌田がベンチコーチに入った仲だ。試合は序盤から沈が優勢。長いラリーの中でボールを左右に散らし鎌田を翻弄(ほんろう)。鎌田も積極的なプレーで健闘を見せたが、最後は沈が試合巧者ぶりを発揮しストレートで勝利。2年連続のファイナルに進出した。

関大勢の女子ダブルスで唯一、準決勝進出を決めたのは、大野菜々子(社2)・鈴木理子(文1)ペア。取っては取られての攻防戦を繰り広げ、タイブレークに突入。粘り強さが光り、1セット目をもぎ取ると、続く2セット目ではボレーが冴え、圧巻の勝利を収めた。

惜しくもここで敗退となってしまった、桐山陽菜(社1)・鎌田琴衣(社3)組。第1セットを落とし、相手優勢のまま2セット目を迎えた。ネットプレーなどでミスが出てしまい、なかなか点が入らない。それでも粘り強く挑み、試合はタイブレークまでもつれ込んだ。接戦となったが、あと一歩のところで及ばなかった。

明日は、シングルスでは決勝が行われる。男子は高村と山尾の関大対決。女子は沈が伊藤沙弥(立命大)と対戦する。ダブルスでは、準決勝が行われる。優勝を懸け、ファイナル進出を懸け、1人1人がベストを尽くす。【文/写真:遠藤菜美香・長尾洋祐・松山奈央・竹中杏有果】

▼高村
「(シングルスに関して)準決勝っていうのもあって。関西は16位以上行ったことがなかったので、少し緊張した場面は自分の中でも感じる部分があったんですけど。今回の相手は勝たないといけないと思っていたので、自分のベストを出すことを尽くしてはいたので、きのうとかその前の試合とかと変わらずしっかりできたはいたかなと思います。気持ちとしては自分のベストを。勝たないといけないって思うんじゃなくて、ベストなプレーができるようにって考えていました。戦い方とかの面に関しては、相手がストローカーだったので後ろでラリーをしてくる選手で。きのうも似たような選手だったので、戦い方は似ていたかなと思います。自分が前に行ってプレーしないとポイントが入らなかったこともあったので、そこはきのうと変わらず積極的にプレーできたかなと思います。次戦は山尾と同士討ちですね。一応チームの目標としては、決勝で同士討ちなので。まあそこはクリアできたので、良かったかなとは思うんですけど。個人としてはもちろん、タイトルとかを獲ったことがないので、同士討ちとはいえ同じように自分のベストを尽くして、結果的に勝てたらいいなと思っていて。後輩というのはあるんですけど、そこは変に意識せずお互いがベストなプレーができればなと思います。(ダブルスに関して)天候もあまり良くなくて、風が強かったりしたんですけど、そこも分かったうえでプレーをしていたので。相手は甲南大で、ダブルスもすごいうまい選手たちではあったんですけど、自分たちの役割を果たせばしっかりスコアも抑えることができたので。問題なくできたかなとは思います。(ペアの間で決めていることは)とにかく平常心ですね。気持ちが上がることはあるんですけど、下がってしまうとやっぱりプレーに影響が出でしまうので。例えば、ゲームの流れが相手に傾いた時、自分たちが落ちるんじゃなくて、(相手と同じように)気持ちを上げて。お互いが同じ気持ちでいるようにはしています。いつもの試合でそれを心掛けているので。そこの部分が崩れてしまっている時は、僕たちが負けてしまっている時なんじゃないかなと思います。しっかりそれができている時は勝てています。明日は準決勝ではあるんですけど、ダブルスに関してもタイトルを取ったことがないので、同士討ちにはなるんですけど、後輩には負けれないんで。先輩として勝てるように頑張ります」

▼島田
「自分たちのプレーがしっかりできたと思う。今日の相手は僕はやったことないけど、高村が林さんと組んでるときに。やり方は分かっていたので、それが思い通りにできた。僕たちは関西でまだ優勝したことないので、この大会優勝して、春関、夏関に向けていいスタートが切れればいいかなと思う。平川・山中はいつもやっているペアで結構知り尽くしているっていうのはあるけど、僕たちの方が先輩だし、関大で多く練習してるので、勝てるように頑張ります」

▼平川
「相手のレベルも結構上がって、僕たちも集中して頑張らないと勝てない相手だったので、自然と声掛けも増えた。ファーストセット後半で、瑠樹亜が僕から見てもフラストレーションが溜まっているような感じがしたので、トイレットブレークで時間をとった。そこで少しでも冷静になれたのがセカンドセット初めでキープできた要因かなと思う。今日も最初の3本集中って言っていて、その通りに4-0まで行けた。スーパータイブレークの中盤になってくると、相手も良くなってきて、取って取られて続くので、先にリードすることが大事。今回も最初の3本を意識して、ちゃんと取れたのはよかった。(次戦に向けて)シード的にも第1シードで、関大の先輩でもあって、ダブルスもすごくうまくて尊敬している。胸を借りるつもりでって言ったら、負けを覚悟してる風に聞こえるかもしれないけど、思い切ってプレッシャーはないので勝てるように頑張っていきたいと思います」

▼沈
「勝ちたいという気持ちもあったんですけど、それよりかはお互いベストを尽くせたらいいなと思っていました。2-1から3-1にできたり、ゲーム(の差)を近づけず、徐々に離していけたし、40―40の取得率が高かったのも勝因かな。やはり『こっちに打ったらこう来るよな』って思うときもあった。鎌田はバックハンドが上手いので、第1セット終わりくらいから結構テンポも速くなって攻められていたので、自分も攻略する方法を考えないといけないなと思っていた。ただいつも練習しているので、そういうところは分かっていました。決勝に向けて省エネというか、短く試合を終わらせることができたので、体力が温存できたかなと思います。(勝てば初優勝だが)決勝は3回目なんですが、そこまで意識はしていなくて、考えすぎてしまうと硬くなってしまう。まずは1ポイントずつ取ろうという意識で臨んでいきたい」

▼大野菜・鈴木
「ファーストセットは相手のプレーが読めなくて、悩んだ。でも、タイブレークになってから、打ってくるところがわかるようになって、私たちの戦術もあってきた。ファーストで探って、それがセカンドでうまくいったという感じ。明日は鎌田さんと桐山の分まで勝ちます」