【テニス】新進大会5日目、沈が3時間越えの熱戦制す!

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【男子シングルス準々決勝】
○高村2(3-6,6-1,6-0)1市川(近大)
○山尾2(6-3,6-1)0東川(甲南大)

【男子ダブルス3回戦】
○島田・高村2(6-3,6-1)0大門・三島(中京大・四日市大)
○山尾・大野翼2(3-6,6-2,13-11)0木村・有泉(甲南大)
○平川・山中2(6-4,7-6(2))0岩原・神谷(近大)
●上曽山・塩井0(1-6,2-6)2藤永・岡崎(甲南大)

【女子シングルス準々決勝】
○沈2(6(5)-7,7-5,7-6(2))0藤原(姫大)
○鎌田2(7-6(5),2-6,6-1)0中谷(甲南大)
●大野菜1(7-6(4),1-6,1-6)2伊藤(立命大)

【女子ダブルス2回戦】
○大野菜・鈴木2(7-5,6-4)0池内七・比嘉(同大)
○鎌田・桐山2(7-6(5),6-1)0池内鈴・高嶋(同大)

新進大会は5日目を迎え、シングルスは準々決勝が始まった。女子では沈清河(法3)がフルセットの激戦を制するなど、各選手が健闘を見せた。

ファーストセットを取られても、「焦ることはなかった」と高村烈司(商3)。戦術を変え、残りの2セットは相手を圧勝。個人戦では自身初となる関西学生大会でのベスト4進出を決めた。

山尾玲貴(商2)は今日も実力を発揮した。時折、悔しそうな表情を見せながらも、相手を圧倒。持ち前の粘り強さに、攻撃力が加わった。難なく準決勝に勝ち進んだ。

圧巻の勝利を手にしたのは、島田達也(人3)・高村組。力強いプレーと息の合ったコンビネーションで、終始相手を翻弄(ほんろう)。およそ1時間で、堂々の準々決勝進出を決めた。

大野翼(経2)・山尾組の試合は2日続けてスーパータイブレークにもつれ込んだ。相手に3度マッチポイントを握られるも、2人でミスをカバーし合う。最後は相手のボールがネットにかかり、試合終了となった。

山中瑠樹亜(経1)・平川暉人(人1)組は、先に1セット奪うも、第2セットは相手にリードを許してしまう。だが、部員からの応援を力に変え、流れをつかみ始める。タイブレークを制し、苦しみながらも勝利を収めた。

上曽山拓実(人3)・塩井岳(人2)組は、終始相手のペースでの試合となった。無念の敗北となった。

沈清河(法3)は第2シードの強敵と対戦。「長い試合になると覚悟していた」。その言葉通り、第1セットからタイブレークにもつれる展開となる。これを取りこぼすと第2セットでは一時2-5まで追い込まれるが、ここから驚異の粘りで逆転した。そのままファイナルセットも連取し、3時間を超える熱戦に勝利。昨年のファイナリストが意地を見せた。次戦は鎌田琴衣女子主将(社3)と激突する。

長時間にわたる激闘を繰り広げた鎌田女子主将。「結構苦手な相手で」。先制点を奪い、好調なスタートを切った。しかし、相手も負けてはいない。タイブレークまで突入したのち、何とか第1セットを奪った。続く2セット目。「自分のサーブで3-3にできなかったのがセカンドセットを取られてしまった要因」。ミスが続き、追いつかれてしまう。気持ちを切り替え挑んだ第3セットで流れを取り戻し、相手を圧倒。接戦の末、勝利を収めた。

悔しい敗退となったのは、大野菜々子(社2)。全日本インカレ出場経験もある強敵に苦戦する。序盤はしっかりと食らいつき、タイブレークの末に1セット目をもぎ取った。しかし、その後は相手が繰り出す力強いボールに走らされ、反撃できないまま敗戦となってしまった。

鎌田・桐山陽菜(社1)は、果敢に攻めたプレーを見せた。お互いに声を掛け合いながら、ペースをつかむ。「途中少し競っていたところで私のミスが多くなってしまって」(桐山)。試合が進んでいくにつれてボールがネットにかかってしまったり、イレギュラーに対応できないミスも多く出てしまうが、積極的に力強いボレーやストロークを打ち込んでいく。中盤で相手のプレーに苦戦した場面も見られたものの、しっかりと点を奪い、次戦へと駒を進めた。

冷たい雨の中でプレーを行ったのは大野菜・鈴木理子(文1)組。京都外大西高時代から続くこのペアは、苦しいゲーム展開となった。相手の追い上げを受けながらも、1セット目を先取。続く2セット目を5-1で突き放し、余裕の勝利かと思いきや、3ゲーム連取を許してしまう。それでも、仲間の声援を背になんとか逃げ切り、勝利の笑顔を浮かべた。

大会も終盤を迎え、対戦相手も強敵が増える。ますます厳しい戦いが増えることも予想されるが、チーム一丸となり、全力を尽くしたい。【文/写真:遠藤菜美香・長尾洋祐・松山奈央・竹中杏有果】

▼高村
「今日の試合も昨日の試合もファーストセットを落としているけど、焦りはなかった。昨日の相手も今日の相手も対戦したことはなくて、探りながら試合をしていた。逆に相手は思いっくる。出だしの戦い方を間違ってしまって、ファイナルセットにいっただけで、戦い方を正せば焦ることはなかった。しっかりすることをしていたら、特別にすることはない。気持ちが下がることはなかった。出だしのセットとかは基本的に相手にプレーをさせて、ミスさせるっていうのがしたかったけど、裏目に出てしまった。思いっきりくるプレーヤーに対して、のびのびプレーさせてしまった。自分の展開に持って行って、自分が攻めるのが有効だというのが一番有効だったというのに気づいた。出だしのミスは改善して明日に臨みたい。関西の試合でベスト16以上いったことなくて、今大会は自分がどこまでいけるかっていう感じ。ベストを尽くして、相手関係なしに自分のテニスをしたい。(ダブルスについて)いつも通り。自分たちの役目を果たせば、焦ることもない。明日からはレベルも上がってくるので、頑張りたい」

▼山中
「対戦したことはない相手だった。試合前に分析するんですけど、相手はストロークの方が自信がある感じだったので、違うとこでプレーさせようと思った。真横さしたり、ロブで抜いたりとか。逆にいろいろしすぎて、自分たちが集中力に欠けた部分があった。でも、タイブレークを声を出して押し切れたのは次の試合にもつながると思う。練習では気になるとこは言うようにしてて、試合では基本的にはお互いにやりたいことをやる感じ。第2セットは3-4あたりから、ファイナル覚悟でやっていたので、しっかりキープしていこうと思った。それが逆に焦らずできた要因だった。タイブレーク中は、何も考えない。考えすぎるとプレーがかたくなってしまう。1ポイント1ポイント集中していた。明日は全力で倒したい」

▼平川
「相手の1回生の人は昔から知ってる相手で、どういう選手かっていうのはわかっていた。やりにくさはなかった。2人ともダブルスだけになっていたので、集中して臨んだ。相手はストロークが強い2人だったので、ボレーを増やしたり、相手のセカンドサーブで叩いたり戦術的な面も良かった。でも、少しミスしてしまったので、そこは反省点。タイブレークは最初の3本集中するっていうのが合言葉になっている。そこだけ考えている。あとはもう勢いで。明日の相手は初めて戦う。先輩たちを倒してきてるんで、僕たちも負けないように。シード的には僕たちの方が上だけど、学年は相手の方が上なのでチャレンジャーの気持ちで頑張りたい」

▼沈
「長い試合になると覚悟していたんですけど、スイッチを入れなきゃいけないところで入らなかったのが原因の一つかなと思うので、(点差を)離さなければいけないところはしっかり離させるように。(体力面は)冬場にトレーニングを積んだので、足がつるとかはなかったです。セカンド(セット)も2-5だったんですけど、そこで焦らないようにというのは意識していました。40オールというのもあるので、チャンスはあると思いながらやっていました。(次は鎌田と対戦するが?)団体戦でも常にベンチコーチに入ってもらっているので、弱点も研究されていると思うんですけど、関大どうしの対決なので、正々堂々とお互いベストを尽くせたら」

▼鎌田
「きょうは、昨日も言ったんですけど結構苦手な相手で。1,2回くらいしか勝ったことが無くて。最初はやっぱり苦戦はしました。セカンドの2-3の時に、自分のサーブで3-3にできなかったのがセカンドセットを取られてしまった要因でした。でも、ファイナルセットはガットとかも新しくして、自分の中でもリセットできていたんで。自分から攻めることだけを考えてできたので、最後は良かったのかなとは思います。(長時間の戦いは)疲れましたね。あしたも両方ありますし、いかにクレー(コート)で省エネでプレー出来るかがキーになってくると思うので。次が同期の沈との戦いで、初めてやるんですけど。まあ私たちが決勝かな、勝った方が優勝すると思うんで。まあどっちが譲らないかっていう感じです。(ダブルスに関しては)ファーストセットはシングルスの疲れとかもあって、全然動けないでペアを巻き込んでしまったので。でも。セカンドセットは切り替えてできたので。なるべく1、2本で決めたり、ラリーするならラリーして、中途半端なことをやめたつもりだったので、うまくいってよかったです。(自分たちの思っていたプレーは)ファーストセットでできたかって言われたら多分できていなかったと思うんですけど、セカンドセットではできたと思います。次が結構強い相手になるので、そこを勝ってこそ自信につながると思うんで。絶対に勝ってそのまま決勝まで行きたいです」

▼桐山
「最初の方は自分から動けていたんですけど、途中少し競っていたところで私のミスが多くなってしまって、そこで鎌田さんに助けてもらって。セカンドからは、ストロークがだめでもボレーとかで自分から動いていこうと思っていました。最初は思い切ってやっていこうと思っていたんですけど、ちょっと緊張していたところがありました。(ペアの中で決めているのは)打つ場所を決めたりしています。(その戦術は)やり始めたばっかりなんですけど、少しずつできるようになってきているかなと感じます。きょうは緊張してしまって自分のやりたいこととかをできなかったので、あしたは自分のやりたいことをしっかりやって楽しみながらやって勝ちに行きたいと思います」

▼大野菜・鈴木組
「ぎりぎりの試合だった。(大野菜は)シングルスからのダブルスで、しんどかったけど、それではだめ。今日は勝たなあかん、と思っていた。勝てて良かったというより、明日につなげられて良かった。嫌な流れを断ち切れてホッとした。最後は、鈴木のナイスキャッチだった。(相手について)高校の時に2人とも強くて、強いというイメージがあった。先入観を持ってしまったのは反省。良かった点は、40-40の1本勝負の場面で8割こっちが取っていたことと、2セット目で5-1まで離せたこと。サーブから相手がロブを上げてくることは分かっていたから、強気でいけた。悪かった点は、序盤で簡単に取られて気持ちが苦しくなってしまったこと。負けてもおかしくない試合だった。もっと余裕を持って、明日は点差を離せるようにしたい」