【コラム】カンスポから学ぶこと

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「球春到来」。野球が始まるこの季節を表した言葉は、たった4文字だけでわくわくさせる。もうすぐ選抜高校野球やプロ野球が開幕する。楽しみな季節がやってきた。

運動神経の悪い私は、スポーツをすることは苦手だが、スポーツを見ることは好きだった。特に野球。漫画やアニメも野球のものを見ることが多い。

高校時代に剣道をやっていたが、それまではスポーツを間近で見ることがあまりなかった。初めて野球観戦というものに行った時、テレビで見るよりも迫力が想像以上で驚く。生で感じるスポーツのとりこになった。

大学受験を終え、地元から離れてやって来た大阪。暮らしが変わり不安だらけで、部活やサークルに悩んでいた中、見つけたのが関大スポーツだった。様々なスポーツに関われること、自らが取材に行き記事を書けること、一眼レフで写真を撮れること、すべてに魅力を感じた私は、関スポの扉を開けた。

初めての取材は野球。しかも甲子園での試合だった。野球好きにとっては憧れであり聖地の甲子園。初めて行った甲子園は、カメラマン席に入れるというなんとも贅沢なものだった。その時の甲子園の景色は今でも私の中に鮮明に残っている。

1回生の秋には、剣道部の関西優勝と野球部のリーグ優勝の瞬間に立ち会えた。選手と共に味わえる興奮と感動はとても気持ちいいものだ。

私は野球以外では武道の取材に行くことが多い。自らが経験者である剣道以外はほとんど見たことがなかったが、柔道や弓道などの楽しさを知った。また、武道の部は礼儀を非常に大事にしており、それを学ぶこともできる。

取材したことを記事としてまとめる。言葉・表現を選んで、試合の興奮が、感動が伝わるように書いていく。

人それぞれ、言葉の捉え方が違う時がある。いかに言葉で表現することが難しいか。日本古来ずっと使われてきた言葉が、どれだけ私たちの生活を支え、どれだけ大切なものなのかを改めて考えさせてくれたのもカンスポだ。【新潟瑞葵】