【コラム】企画連載≪「日本一」への道≫/第6回/幹部・鷹江甲史朗選手・渡場一成選手

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昨季はリーグ7位でインカレや総理大臣杯に出場できなかったサッカー部。しかし、今年のサッカー部は何かが違う。島岡健太監督から前田雅文監督へと監督が交代したのはもちろんのこと、学生幹部(4年生となってチーム運営を行う主将・副将・主務・幹部)の熱い思いがあふれている。関大スポーツ編集局はサッカー部が「日本一」へと進む道を定期的に取材し、その様子を報道します。

春休み期間は高槻合宿を中心に行った学生幹部の方への個別インタビューを報道します。第6回は幹部の鷹江甲史朗(たかえ・こうしろう)選手・渡場一成(わたしば・いっせい)選手です。

鷹江甲史朗選手
――今シーズンを迎えるに当たり、昨シーズンを振り返ってください。
日本一という目標を毎年掲げながら、全国に出るというのは最低限だと思う。自分たちが1回生の時は全国に出る状態が10年間以上続いていたのに、ここ2年間は全国にすら出られていない。チーム力が下がっているのかなど、何が原因かはこれからも考えていかなければならないと思います。日本一を目指す中で、現状は厳しいことを自覚して、シビアに全員が取り組んで行かなければならないと思います。

――新チームがスタートして、幹部になられてここまでいかかですか。
4回生全員が幹部という意識を持って、やっていこうと言っています。その中で中心的に引っ張っていく、チームに対して責任を負っていくのが幹部だと思っています。だからこそ、積極的にチームのことに関わらなければいけないし、大変だけど、言い訳することなくやっていかなければいけないと考えています。個人的には、技術的にはチームを引っ張っていけないので、気持ちの部分、この合宿でのきつい練習であったり、シーズン中に負けが続いてチームの雰囲気が下がっている時にどれだけ自分がチームを盛り上げることができるかが大事になってくると思います。発言力には自信を持っているので、チームがポジティブになれるように、前に進んでいけるように工夫していきたいです。

――チームの現状はどのように感じていますか。
サッカーの技術は他大学よりもあるし局面、局面での技術はトップをはじめ、他のカテゴリーでもいいものを持っている。ただ、勝ちにこだわる部分や私生活をサッカーにつなげることができていないと思います。人間性を高めることにこだわっていこうと言っているのに、あまり意識できていないのが現状なので、大学生活の中でどれだけサッカーに自分の時間を投資できるかが、今後の結果にも大きく左右してくるのではないのかなと思います。

――今シーズン、目指すチーム像がある中で、どのようなことが大事だと感じていますか。
選手全員、マネージャー、スタッフ、トレーナーみんなが、空き時間に日本一について本気で考える、そこが大事になってくると思います。部員が多いので、どうしても隠れている人が出てきているし、一人一人がサッカー部に対してどれだけ自分の価値を見出すことが本当に大事だと思います。

――今回の高槻合宿で、選手に成長してほしい部分はありますか。
チームも大事ですが、この合宿では個人の力を上げてほしいですね。まずは自分に負けないこと、自分の限界を超えるように意識を持って練習してほしいです。きつい練習の中でのメンタル面、そこはとくに意識してやってほしいと思っています。でも現状はトップのメンバーは日本一の瞬間をピッチで迎える可能性が高いのでモチベーションも高いですが、他の人たちは声が出ていなかったり、伝達ができていないなど技術以外の面の意識の差が出ていると思っています。それは残り2日間と、今後の課題になると思います。

――最後に、今年1年間の意気込みをお願いします。
目標は全員サッカーで日本一。でも、まずは開幕戦をとること、女子も含めてすべてのカテゴリーで開幕戦勝利を目指して合宿後も引き続いて、このモチベーションを維持してやっていきたいです。個人としては大学生活ではけがに泣いてきたので最後の1年本気でやっていきたいですし、まずは個人として、それからチームの役割を全うしていきたいです。

 

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(写真が横に大きなものになっています。全体を見る場合は画像をクリックしてください。)

 

渡場一成選手
――幹部になったいま振り返って
昨年から学年幹部として活動をしていました。その中で4回生の幹部の先輩がとても苦労しているように見えてました。それについていったことで自分は「どうしたらチームを日本一にさせることができるのか」ということを考えることが多くなりました。しかし、行動したものの結果を残すというのはもっと大変だということが分かりました。

――新体制となったいま、渡場選手から見た幹部はどういったメンバーですか。
各々個性があります。主将の石井は特にいろいろなことを考えている。本気でやっていると感じています。昨年に比べて本当に頼りになる存在になっています。ほかにも情熱があるやつがいたり、結構しっかりとチームを俯瞰してみることができていたり、意見を的確に言えたりと総合的に見てバランスが取れているのではないかと思います。

――渡場選手はなぜ幹部をやろうと思われたのですか。
自分自身、けがが多くて1回生の時から他の人は練習を普通にできているのに、自分にはできない、という思いが募っていました。だから、3回生の時にいても立ってもいられなくなって、「自分が先頭に立ってやろう」と思うようになりました。そこから、学年幹部になりました。なったことでまた深く考えることができて、このままサッカー部の幹部をやろうと思うようになりました。

――チームとしての今シーズンの目標を教えてください。
4冠(関西選手権・総理大臣杯・インカレ・リーグ)です。

――4冠のために今何が足りないと思われますか。
技術はもちろんですが、もっと練習ができているということに感謝しないといけないと思います。なぜなら、そうしないと練習の質は上がらないし、朝も早いので寝不足で来てしまうこともあると思います。そういうところから高めていかないと日本一には近づけないのかなと思います。

――チーム全体ではどういった集まりですか。
幹部になっていろいろな人と話すようになって意外とチームのことを考えている人が多いと感じました。でも、それが出せてなくて、あと一歩の勇気が足りなくてくすぶっているひとが多いのかなと思いました。

――シーズン開幕までにどういったサッカー部になりたいですか。
練習試合をこの時期よくするのですが、トップチームの試合に他のカテゴリーの人が来て、何かを学ぼうとしているかというとそういう部員ばかりではないです。全部のカテゴリーに興味を持って学ぼうとする姿勢をみんなが持つとレベルアップも図れるだろうし、応援もそれによって「応援したい!」という気持ちが沸くし、もっと一体感が出てくると思います。

――個人としての今年の目標を教えてください。
けがをしっかりと直して、復帰してからの選手としてのサッカーを本気でやっていきたいです。そのために、けが中もやれることがあるので最高の状態でピッチに立てるように努力したいと思います。

――最後に意気込みをお願いします。
自分たちで作り上げるということが関大サッカー部の目標ではあるので、幹部はその先頭に立ちます。やっていく中で最近は結果を出せていないので、結果を、目に見えて残るものを作っていきたいです。「関大サッカー部はここから変わった」と言ってもらえるように精進していきます。

 

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熱くサッカー部への思いを語ってくれた両選手。本気でぶつかる選手たちから目が離せません。【高橋良輔・水野 真】