【コラム】「ありがとう」が原動力

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「ありがとう」。私はこの言葉に何度胸を弾ませただろうか。決して楽ではないカンスポでの活動。1カ月に3度の遠征。東は東京、西は沖縄まで日本全国を飛び回った。しかし、「今日もありがとう」、「記事読んだよ」。試合後で疲れているのにも関わらず、快くインタビューに答えてくれた選手からのこの一言が、私の原動力だった。そして3年生になる頃には、取材に行くのが待ち遠しくなっていた。
2年間で通算88回に上る取材の中で、カンスポでしか体験できなかった興奮の瞬間に立ち会うことができた。特に、3年の最後の1年間はこれまでの人生で1番濃厚な時間を過ごした。卓球部の新人戦創部初優勝に始まり、バレーボール部女子の春季リーグ創部初優勝、総合関関戦の10年ぶりの勝利、少林寺拳法部の伊藤駿亮前主将(シス理4)の全日本インカレ涙の連覇。関大体育会の歴史に残る様々な瞬間に立ち会うことができた。取材に熱が入れば熱が入るほど、「この興奮をこの場にいない、見ていない人にも」。記事にその分想いがこもった。
学生スポーツ新聞には、普通のスポーツ新聞にはない強みがある。選手との距離が近いことだ。生徒と生徒、同世代同士目線は同じ。だから、選手の気持ちを共感できるし、心の底から応援ができる。いつしかこのカンスポでの活動は読者に感動を届けるだけではなく、自分まで感動するほどの達成感が生まれていた。この2年間カンスポでの活動を支えてくれたすべてのKAISERSに伝えたい。「感動をありがとう」と。【永津星斗】