【アイススケート】7、8級女子で関大優勝果たす

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◇第91回日本学生氷上競技選手権大会◇1月7日◇霧降スケートセンター◇

【7、8級女子結果】
7位 十倉日和(人2)151.38
8位 安原綾菜(情4)147.93
10位 森下実咲(人1)146.53

【7、8級女子団体結果】
1位 関大 80点

ショートプログラム(SP)終了時点で上位につけていた関大。3人全員で力を合わせて挑んだフリーで強さを見せつけた。2位と大差をつけ、見事に団体優勝を果たした。

関大から最初に登場したのは、期待のルーキー森下。「レミゼラブル」の曲に合わせて演技が始まった。冒頭の3回転ループが両足着氷になり、そのまま膝をついてしまうが、気持ちを切り替えて演技を続ける。

ダブルアクセル+3回転トーループ、3回転サルコー+2回転トーループを成功。観客からは大きな歓声が上がった。このまま勢いに乗るかと思ったが、「疲労が出てしまった」。2回転ルッツでまさかの転倒。
 

なんとか後半のジャンプでカバーする。長い手足を生かした迫力のあるスケーティングで魅了した。

続いて、十倉が登場した。織田信成監督といつも通りハイタッチをしてから位置へ。

冒頭の3回転ループ。「今までやってきた中で一番良かったと思う」。自身でも納得のいくほどの質の良さで着氷する。勢いに乗り、その他の要素もどんどんと決めていく。疲れが出てくる演技後半で、ジャンプの回転が抜けてしまうミスは見られたが、それを忘れさせるようなダイナミックなスケートを披露。

全身を大きく使ったコレオシークエンスで、観客を引き込んだ。

「スピードが無くて悪かった。本当に申し訳なくて」。演技終了後には、応援側に向かって両手を合わせた。

最後は、安原が登場した。今大会が最後の学生大会となった安原。「自分らしく滑りたい」。この想いを強く持ち、フリーに挑んだ。凛とした表情でリンクに立った。誰もが安原を見守る中、力強い曲調と共に演技が始まった。

冒頭の3回転ループを軽やかに決めると、応援側からは大きな歓声が上がった。しかし、続く3回転サルコーが惜しくも1回転になってしまう。観客からは大きな声援が送られた。気を取り直して次々にジャンプを決めていく。クライマックスに近づくにつれ、演技に力がこもっていく。「ステップは今までで一番思いを込めて滑れたかなと思う」。

「エリザベート」の華やかな曲に乗せた丁寧な滑りで、華麗に氷上を舞った。観客たちは、大きな拍手と歓声で安原を称えた。

年々、順位を確実に上げ、全国にその名を知らしめている関大アイススケート部。この強さを後輩たちが受け継ぎ、来年は2連覇を成し遂げてくれるだろう。【文:竹中杏有果/写真:宮西美紅】

▼十倉
「きょうは悪かったです。なんか全然スピードが無くて、ジャンプも1つパンク(回転が抜けて)してしまって。(3回転)ループは今シーズンやってきて一番きれいに跳べたかなと思います。(ループは6分間練習から手ごたえをつかんでいた?)手ごたえはあまり感じていなかったんですけど、良かったかなって感じです。とりあえず最後まで諦めずに締めることを意識していました。いつも1つパンクしてしまったりするので、意識してやってたんですけど、サルコーでパンクしてしまったので…。緊張は特になかったです。きょうは楽しもうとは思えませんでした。楽しもうって思うよりも、練習から出来が良くなかったから不安があったので。(演技後、応援席に向かってのごめんなさいのポーズをしたのは)本当に申し訳なくて。ちょっと悪い出来が、団体戦なのでみんなで1位取ろうなっていうのを言っていたので。(きょう見つけた課題は)やっぱり最後までスピードを落とさない。もうこれしかないです(笑)。最後になるとしんどくなるので、体力残そう残そうって思ってしまって、最初からスピードが出ないとかあったので。最初から最後までスピードに乗った演技ができるようにこれから頑張っていきたいと思います」

▼森下
「転倒してしまって。太ももが張っててしんどくて、スピード出したいのに出せなかったので残念です。(ルッツは)疲労が出てしまって、転倒につながってしまいました。(今後の課題としては)体力をもう少しつけることです。曲かけをいっぱいしていきたいと思います。今後は3回転ジャンプの種類も増やしていきたいです。国体はSP、フリーをノーミスでいい演技をすることです。今シーズンは全体を通してあまり良くなかったので、来シーズンは安定した演技をしていきたいです。全日本出場を目指します」

▼安原
「調子は結構良かったんですけど、滑る前から結構足に疲れが出ていて。それが結構後半とかに出てしまって、思うように足が動かなくて。そこが少し悔しいです。前半も足がしんどくて。とりあえず4分間何とか耐えようと思って、頑張ったんですけど、思うようにいかなかった部分が大きかったかなと思います。ステップは今までで一番思いを込めて滑れたかなと思います。ノーミスしたいという気持ちが結構大きくて、練習も頑張ってきてたんですけどなかなかうまくいかなくて。難しいなとは思いますけど、次の国体につなげられたらなと思います。(最後のインカレは)SPはすごくいい演技ができたんですけど、フリーでミスが出てしまって悔しい気持ちはあります。今までずっと応援してくださっていた方が見に来てくれたりとか、振り付け師の賢二先生(=宮本賢二氏)とかも来てくれて。その方たちの前で『エリザベート』を滑ることができたのは良かったなと思います。(スケートは)自分を成長させてくれたものかなと思います。今後も(スケートを続けてきたことは)活きてくると思います。うれしいこととか楽しいことだけじゃなくて、辛いことも数えきれないくらいあったけどここまでやってこれたので。これは必ず次のステージに活かせると思っています」