【アイススケート】関大勢が強さ見せつけた!3人共にフリー進出

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◇第91回日本学生氷上競技選手権大会◇1月6日◇霧降スケートセンター◇

[7、8級女子ショートプログラム(SP)結果]
7位 十倉日和(人2)52.12 
8位 安原綾菜(情4)50.61
12位 森下実咲(人1)49.62

昨年の全日本インカレを3位で締めくくった関大。今年は期待の新星である森下を加えて挑んだ。昨年よりも上位を目指すために全員が躍動し、見事3人共にSPを通過した。

第1グループには十倉が出場。全日本選手権大会にも出場した十倉は、休む間もなく全日本インカレを迎えた。「1本目降りた後に迷ったけど、『これはやるしかない』と思ってやりました」。冒頭に予定していたジャンプは3回転+2回転だったが、急遽変更し、さらに難易度の高い3回転+3回転に挑戦した。なんとか着氷に成功。その他のジャンプも全て決める。

試合を重ねるにつれ、洗練された滑りで観客を魅了した。演技終了後にはガッツポーズ。「新年最初の試合にしては、良かったかな」と話し、手応えを感じた。

第3グループには、ラストシーズンとなる安原が出場。安原が登場すると、一際大きな声援が送られた。「緊張はすごくあった」。そう話しつつも、落ち着いた表情でリンクの中央へと向かった。

冒頭の3回転ループ+2回転トーループを鮮やかに決めると、観客からは歓声が上がる。「ムーンリバー」の曲に合わせ、華麗なスケーティングを見せる。

全ての要素を確実に決め、会心の演技を披露した。最後のポーズを堂々と決めると、次の瞬間にはガッツポーズが飛び出した。「伸び伸びと自分の演技をすることができて、すごく楽しんで滑れた」。最後の大舞台で良い演技をしたいという気持ちが好演技につながった。

最終グループには森下が出場。冒頭のステップシークエンスで大人な女性をしっかりと演じ、観客の心をつかむ。ジャズ調の曲に合わせ、丁寧なステップを踏んでいく。勢いに乗ったまま踏み切った3回転サルコーは回転が抜け、2回転になってしまう。続くコンビネーションジャンプも、予定していたセカンドの3回転が2回転に。だが、後半でしっかりと気持ちを立て直す。最後のダブルアクセルは軽やかに決める。持ち味の幅と流れのあるジャンプで加点を稼ぎ、スピンでも高いレベルを獲得。長い手足を生かしたダイナミックなスケートで氷上を舞った。「パンクしてしまったから、少し残念」と悔しさをにじませた。

団体優勝を十分に狙える位置にいる関大。今年こそ優勝をつかみ取るために3人全員で一致団結し、あすのフリーへ臨む。【文:竹中杏有果/写真:宮西美紅】

▼十倉
「きょうはとりあえず全部(ジャンプを)降りたっていう形を取れたので、良かったかなと思います。3回転+3回転は、1本目降りてから2回転にするか迷いました。迷った末に、『ここはやるしかない』と思ってやりました。あまり良くは無かったんですけど、立てたので良いということにしたいんですけど。練習の感じは、昨日まで何やってるか分かんないくらい悪かったんですけど、きょうの公式(公式練習)で少し戻して。本番ではちゃんと出せたかなっていう感じです。3回転サルコーは、練習してきた中では良かった方かなと思います。(ステップに関しては)ターンとかが、まだうまく踏めてないなっていうのは少し感じています。新年1発目の試合にしては、まあまあ良かったかなと思います(笑)」

▼安原
「きょうは全部のジャンプをきれいに決められて、伸び伸びと自分の演技をすることができたので、すごく楽しかったです。きょうはきょうで一回置いておいて、気持ちを切り替えてあしたまた、きょうのような良い演技ができるように頑張りたいと思います。(3回転ループは)結構、練習の時もたまに失敗していたので、少し不安はあったんですけど、本番ではきれいに降りることができたので。きょうのループは自分的にはすごい良かったです。滑っていて気持ち良かったし、応援もすごくたくさんして下さって。終わった後も大きな歓声をいただいたので、すごく楽しんで滑れました。(ガッツポーズは)ノーミスしたいって気持ちが結構大きくて、もうこの2、3週間かなり練習を頑張ってきていたので。それをきょう出すことができたので、本当に今まで頑張ってきて良かったなって思います。もう本当にうれしかったです。岳斗先生(=田村岳斗コーチ)には『すごく良かったよ。でもまだ、あしたもあるから、切り替えてあしたも頑張ろう』って言ってもらいました。(きょうは)緊張はすごくありました。少し不安もあったんですけど、でもいつも通りやろうという気持ちで頑張りました。(「エリザベート」に込める思いは?)今まで練習してきたことをしっかりと出して、「エリザベート」という強く美しい女性をしっかり自分なりに演じたいなと思います」

▼森下
「きょうはパンク(ジャンプの回転が抜ける)してしまって、少し残念です。(良かった点)立て直せたのは良かったかなと思います。逆に悪かったのは、サルコーをパンクしてしまったことと、3回転3回転のコンビネーションジャンプが入らなかったことです。この大会に向けて、ボロボロな演技をしないようにと思って頑張ってきました。せめてSP、フリーともに1ミスまでに収めようと思っていました。あしたのフリーでも、せめて1ミスまでに抑えられるように頑張りたいと思います。今年(の目標)は全日本に出場することと、跳べる3回転ジャンプの種類を増やすことです」