【野球】連日の劇的勝利!勝ち点奪取

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◇平成27年度関西学生春季リーグ戦対同大3回戦◇4月27日◇南港中央球場◇

関大 001 000 000 2=3
同大 000 100 000 0=1(延長10回)

(関)石田―久米
(同)柏原、福島―川端、鈴木航

昨日、劇的なサヨナラ勝ちを収め、第3戦へと持ち込んだ関大。マウンドには今日で3連投となるエース・石田が上がる。つながりを欠く打撃陣はオーダーを組み替えて挑む。優勝に向け、勝ち点を落とせない大事な一戦が幕を開けた。

同大1回戦では立ち上がりに3失点を喫した石田。この日も同大打線が牙をむく。先頭に安打を許し、続く打者にも右前へ運ばれる。エンドランを仕掛けていた一塁走者は一気に三塁へ。しかし、右翼手・松山が三塁へ好返球。見事に走者を補殺し、石田をバックが盛り上げる。鬼門の立ち上がりを無失点で切り抜けた。
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同大の先発は前回に9回途中まで1失点に抑えられた柏原だ。これまで打線のつながりを欠く場面が目立った関大だったが、この日は攻撃陣が奮起。3回に見せ場を作る。簡単に2死となるも、2番・多田の中前打で出塁し、その後の打者が続き得点。中軸の鮮やかな3連打で待望の先制点を奪った。
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石田は4回に相手チームの主砲・川端に本塁打を浴びて同点とされたものの、徐々に本来の投球がよみがえる。「今日は気持ちでいった」(石田)。気迫みなぎる強気の投球で相手打線を手玉に取った。直球を主体とした投球で三振の山を築く。中盤以降は両投手の白熱した投手戦となった。勝負はそのまま延長戦へと突入する。

迎えた延長10回。先頭の多田がこの日3本目となる安打を放ち出塁。続く3番・湟打の打席ですかさず盗塁を決めチャンスを拡大した。しかし、ここでアクシデントが発生する。湟打が打ったボールが相手捕手に直撃。治療のため試合が一時中断となる。「強気で攻める気持ちだった」と湟打。中断明けの初球を振り抜いた。打球は右翼手の頭を超える、適時二塁打。今日3番に上がった湟打が均衡を破る一打を放ち、投手戦に終止符を打った。その後も5番・松山の適時内野安打で貴重な追加点を挙げる。3-1となり、その裏のマウンドにもエースが上がる。走者は出したものの、強気で攻め続けた。最後の打者を三振で打ち取り、ゲームセット。石田は渾身(こんしん)のガッツポーズで喜びを爆発させた。
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試合後、早瀬監督は「石田が最後まで本当に頑張ってくれた」と絶賛。チームも粘り強い戦いで2連勝を飾り、同大から見事に勝ち点を挙げ、優勝争いに踏みとどまった。リーグ戦は強豪・立命大と宿敵・関学大との対戦を残す関大。しかし、チームの勢いとエースの完全復活で視界は良好だ。【高橋良輔】

▼早瀬監督
「本当に勝てて、首の皮一枚つながった。石田が最後まで本当に頑張ってくれた。今日は石田にかけていたし、終始攻めの姿勢で強気に投げていた。昨日のサヨナラ打がいいきっかけになったのかもしれない。本塁打は攻めた上での結果。今日は点を取られるまでは変えるつもりはなかった。試合前に投手陣を集めて、全員の前で相手投手・柏原より投げてこいと言っていた。今日の勝ちでまだ、優勝の可能性が残ったのでこれはありがたいこと。立命大と関学大と続くが、やりがいがある。湟打もいいとこで打ってくれた。ランナーを進めようとする姿勢がフライにはなったが、いい方向につながった。昨日のサヨナラと今日の延長での勝利は勢いにつながる。石田も勝ったし、チームにとってはプラスになると思う。昨秋の粘り強さに少しずつ近づいている。でも、まだ課題の部分もあるので、しっかり修正するところはしないといけない。優勝に向けて、まずは立命大戦に向けて頑張っていきたい」

▼石丸主将
「みんなバットが振れてきた。石田の存在があったからこそ2つ勝てた。石田の存在は絶対的。みんなが求めていることにしっかり応えてくれる。多田も含め、1回生も頑張っている。多田は開幕前は調子が良かったが、開幕してから少し調子を落としていた。同大戦からは吹っ切れてきたかなと思う。春だけではなく、秋も見据えて残す立命、関学と勝ちにいきたい。この同大戦で2連勝できたことは次につながる。次はもっと調子をあげて2タテしたい」

▼石田
「今日は気持ちでいった。強気にいけたのが良かったし、大きかったと思う。昨日の登板からストレートを意識していたし、ファールでカウントも稼げていた。そこからいろいろな球種で幅を効かせるのが自分のスタイル。今日は勝てたけどまだ、これでは初戦の結果を取り返せたとは思っていない。でも、勝てて良かった。優勝争いに残ることができたし、とてもこれからの戦いにやりがいを感じる。もう絶対に一つも落とせない。追い込まれていることを強く意識して、自分の力を最大限に発揮して勝っていきたい」

▼湟打
「(勝ち越し打の場面を振り返って)自分が決めてやろうという気持ちではなく、進塁打を打って1死3塁の作ろうと思って打席に向かった。後ろに西田といういいバッターがいるので、気楽にいけた。(相手選手の負傷により時間が開いたが)変に何も考えなかった。ベンチやスタンドの声も聞こえていたし、落ち着いていれたと思う。でも、受け身にならず、強気で攻める気持ちだった。それが、再開後の初球を捉えることにつながった。自分1人では絶対に勝てないので、とにかくチーム力。それが関大のいいところだと思う。粘り強く戦って優勝できるように頑張りたい」

▼多田
「最初は緊張していたが、もう3チーム目。だいぶん慣れてきて、考えてプレーできている。近大戦ではエラーをしてしまった。でも、そこから逆に失うものはないという気持ちで開き直って出来ている。(3安打の活躍を振り返って)バッティングの面では最初フライアウトが多かったので、ゴロを打つことを心がけている。自分は足が武器だと思うので内野安打でもいいという気持ちがいい結果につながっている。とにかく、少しでもチームに貢献したい。気持ちの部分では誰にも負けないと思っているし、精神的なコンディションを整えて、これからの試合に臨んでいきたい」