【サッカー】Jリーグ加入内定荒木、河野、黒川が決意表明!

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◇3選手による決意表明記者会見◇12月26日◇関西大学千里ホールA◇

関西大学にて、広島来季加入内定のDF荒木隼人主将(商4)と北九州来季加入内定のDF河野貴志(人4)、G大阪20年シーズン加入内定のDF黒川圭介(法3)の3選手が決意表明を語った。記者会見には前田雅文監督と、黒田勇部長も出席した。

【記者会見】
※質問と3選手および前田監督の言葉は読みやすいよう、一部編集しております。ご了承ください。

前田監督
 きょうは年末の忙しい中、集まっていただきありがとうございます。3選手の記者会見ということで、3選手の紹介をさせていただきます。4年生、チームの主将を務めていました荒木、サンフレッチェ広島入団内定です。彼は、センターバックのポジションでプレーしていて、1番のストロングポイントは高さのあるヘディングであります。高さを1番のストロングポイントで持ちながら粘り強いディフェンスで1対1で魅力を見せたりとか、または徐々にフィードの部分も成長してきていますので、サンフレッチェへはそのようなところで貢献できるのではないかなという選手です。次に、河野貴志はギラヴァンツ北九州の方に入団が内定しております。彼のストロングポイントとしては強靭(きょうじん)な体を生かして1対1に非常に強く、またはヘディングの打点も高く、彼の武器は攻撃のところでもありまして右利きながら正確な左足で正確なロングキックが蹴れるということで非常にビルドアップのところでチームに貢献して攻撃の起点になれる、非常に可能性を秘めた選手です。次に、2020年ガンバ大阪入団内定が決まりました3年生の黒川圭介です。3年生ながら来年ナポリで行われるユニバーシアード候補にも名前が挙がっています。彼の特徴としては左利きで左サイドバック。スピードを生かしたプレー、特に攻撃の部分では魅力的な選手です。ドリブル突破と、後ろからのビルドアップでチームに貢献することができるのでそういうところを1番のストロングポイントとして、まだまだ成長すると思うので可能性の秘めた選手であると思います。以上が簡単ではございますが3選手の紹介になります。

荒木 来季よりサンフレッチェ広島に加入することとなりました荒木隼人です。まず、目標は1年目から出るではなく、開幕から出ることを目標に取り組んでいきたいと思います。そして、サンフレッチェ広島を代表する選手となり、日本代表としてワールドカップに出ることを目標にこれから頑張っていきたいと思います。

河野 来シーズンよりギラヴァンツ北九州に加入します河野貴志です。本日はお忙しい中、このような場を作っていただきありがとうございます。加入するにあたり、まず自分を選んでくださったギラヴァンツ北九州のスカウトの皆さまに感謝するとともに自分の生まれ育った九州の地でギラヴァンツ北九州という素晴らしいチームの一員となれることを大変うれしく思います。ギラヴァンツ北九州はここ2年、J3において苦しいシーズンでしたが、来季こそはJ3で優勝して再びJ2の舞台で輝けるように自分の持ってる全てをチームに捧げ、全身全霊、全力をかけてチームのために戦います。関西大学で学ぶことのできた、人と人との繋がりを大切にすることや謙虚やひたむきに努力し続けることを忘れずに誰からも愛される応援されるような選手になります。これからも関西大学体育会サッカー部とギラヴァンツ北九州河野貴志の応援よろしくお願いいたします。

黒川 2020年シーズンガンバ大阪に加入することが内定しました黒川圭介です。来シーズンは関西大学サッカー部のためにもガンバ大阪のためにも力になれるように頑張っていきたいと思っています。いずれはガンバ大阪を代表する選手になれるように、日々感謝の気持ちを胸に頑張っていきたいと思います。近い目標としては東京オリンピックに出場することで、将来的には日本代表になってワールドカップに出場することが目標なのでそれに向かって頑張っていきたいと思います。

【質疑応答】
――関西大学のサッカー部で学んだどんなことがJリーガーで生きると思いますか?また、自分のどこをサポーターの人に見てもらいたいか教えていただきたいです。
荒木 関西大学では本当に人間力が成長したと思います。サッカー部には毎年200人を超える部員がいて、その中でさまざまな価値観の人と出会いましたし大学4年間でいいことや辛いこと苦しいことというのがたくさん経験できて、それがよく人間的に成長できたと思う。やはりプロの世界でも、全てがうまくいくと思ってないですし、挫折や苦しい経験もあると思うけど、そこは今までの経験を生かして諦めず目標を持ってやれば自分の目標を達成できると思うので、プロの世界入ってもしっかり目標を持って頑張っていきたい。自分の一番の武器はヘディングだと思っています。さらに磨きをかけて勝負していかないと、センターバックで守備の選手であるので、ステップワークであったりカバーリングでもまだまだ足りてない部分はありますが、サンフレッチェ広島には素晴らしいセンターバックの選手がいるのでしっかり学び取って吸収して、そういった選手を越えていけるような選手になっていきたいと思います。

河野 関西大学は人と人との繋がりをすごい大切にしているクラブで、僕も関西に来て4年間でたくさんの人と出会うことができて、そこから学ぶことができて北九州の地でも新たなたくさんの出会いがあると思うので、そこでも自分の成長につなげられるように、これからも人と人とのつながりをこれからも大切にしていきたいです。自分の武器は、フィジカルの部分で圧倒的な強さを誇りたいと思いますし、攻撃の部分で両足蹴れるということで磨きかけてチームの攻撃にも風を与えられるようにやっていきたい。

黒川 関西大学サッカー部に入って「全員サッカーで日本一」をみんなで目指すというところに魅力を感じているので、一体感を持ってやるっていう気持ちをすごい大事にしてやっていきたい。自分のストロングポイントとしては攻撃面でドリブル突破であったりビルドアップなど攻撃面でストロングだと思っているのでそういう面で見てもらえたらいいかなと思っています。

――それぞれのチームの印象とインパクトのあった選手を教えてください。
荒木 ユース時代はサンフレッチェ広島で過ごしたんですけど、大学経由して戻るってなって練習参加した際に、スタッフや選手の方だけでなくてサポーターのみなさんも温かく迎えていただいて、本当に暖かいクラブだなと感じました。印象を受けた選手は青山(敏弘)選手です。僕たちがグラウンドに向かうのが1時間半前とかなんですけど、その頃にはクラブハウスにいて自分のケアをしていて、僕たちがクラブハウスを出る頃にも最後までケアをしていたりと、日本代表に登り詰めているにも関わらずケアの部分とか細かいところまでやっている青山選手をすごく尊敬しています。

河野 僕は8月の初めに練習参加させてもらった時に、チームの雰囲気としてはすごくアットホームな環境があって話しやすいというかとにかく自分を受け入れてくれるようなチームでした。衝撃を受けたのは本山(雅志)選手です。すごく尊敬していて、39歳のベテランなんですけどケアをしっかりしていて、振る舞い方がさすがだなと衝撃を受けました。全選手なんですけど、プロ意識が高いので自分も負けないように頑張っていきたいと思います。

黒川 僕も8月に練習参加をしてビッククラブだなとすごく感じて、練習の質も全ての環境も、J1で何度も優勝経験のあるすごいチームだなと肌で感じました。印象に残っているのは、藤春(廣輝)選手で長い間ガンバで試合に出続けるということで、すごいスプリントであったり攻守の切り替えであったり、走るという部分もサイドバックとして必要な部分を兼ね備えているからこそ、長い間やれると思うので、身近にそういった選手がいるのでそういう部分を盗みながら吸収してやっていきたいと思います。

――前田監督へ、元プロ選手として、学生にどのような言葉を掛けたか教えてください。
前田監督 選手としてはこういう風に毎年毎年同じような選手が入団してくるという実力が拮抗(きっこう)した中でレギュラーを取っていかないといけない。もしくは在籍してる選手が自分たちより実力が上という中で自分たちが勝負をしていかないといけない。そういう中では、本当に毎日毎日一つ一つのトレーニングを大事にして日々成長していかないと追いついたり追い越したりはできないと思うので、本当に謙虚に真面目にコツコツと取り組んでいかないと先はないんじゃないかな、限られた11人のレギュラーを取るためにはまだまだ実力不足ですし、本人には高校生でJリーグに行っている選手がたくさんいる、実力ではその選手たちの方が絶対に上だと伝えています。しかし、大学4年間出てそういう選手を追いこすことは可能であるしできるということは伝えていて、そのためにはひたむきに練習していかないといけないかなと風に思っているので、ここがゴールではなく、ココからがより険しい道になりますし、より難しくなってきますので、本当にやっていかないと自分たちの目標、チームのレギュラー、日本代表にはたどり着けないと思っているので、そういうところは日頃から伝えています。

【囲み取材】
フォトセッションの後、河野と黒川の囲み取材が行われました。

――高校選手権で優勝した時もポジションはディフェンス?
河野 高校時代は1年半フォワードやって1年半ディフェンスやったんですけど、でもチーム事情でフォワードやったりセンターバックやったりがあったので、どっちもでき流ようにはしていたけど、大学からは4年間センターバックでした。(攻撃の部分では)セットプレーはすごく楽しみというか、いつもコーナーの時は前に上がるので。

――ギラヴァンツは今年成績が振るわないですが
河野 そうですね。去年と今年すごい苦しいシーズンでしたけど、スカウトの方も言ってましたけど、改革を行わなければいけないって今。僕も練習参加さしてもらった時に一緒にやってて、なんでこのチームがJ3の最下位で戦っているんだろうとすごい疑問に思いましたけど、まとまりの部分もすごくあったんですけど最後の部分で何かが足りないっていう、それが何かは完全にまだ自分はわかってないですけど、自分も22歳と若くないのでルーキーとか関係なく1年目からチームの中心として活躍できるようにやっていきたい。

――高校の監督などには?
河野 松崎(博美)監督と上永(智宏)コーチには連絡させていただいて、すごく喜んでいただいて、またルアッソ熊本に同期のFW北村知也が入団したので、来年マッチアップできたら最高かなと。まぁ僕が勝ちますけど(笑)。

――今年の全日本インカレで同じく入団するディサロ燦シルヴァーノ選手(法政大)がMVP取られましたが
河野 連絡取り合ってて、勝ち進んだら準決勝で当たるってことだったので、やりたいねって言ってたんですけど、俺は試合にも出れずにベンチから見守って負けたって感じだった。あいつ点取ってなかったので、スカウトの人とも「まだあいつ点取ってないですね」みたいなやりとりしてて、俺的にはあいつはMVPないやろなって思ってたらまさか取って(笑)。だから、最初の入団の時はあいつの方が注目されて悔しいですけどでも、チームメートとして尊敬してますし、これか一緒にあいつが点決めて俺が守るっていう、負けないように。

――もしインカレで当たってたらマッチアップしてましたよね?
河野 そうですよね。自分が出ることなったらマッチアップしてて多分俺が勝ったんですけど(笑)。悔しいですね。

――このタイミングで入団を決意した理由は?
黒川 森保さん(森保一=現サッカー日本代表監督)も年に何試合か大学サッカーを見てくださっていて、現に大学生から代表に入っている選手も3名ほどいる。だからやっぱりこうやって早い段階から決めて、練習参加して試合に出て、そういうので経験を積めるかなと。壁にぶつかって、高いレベルでの課題を得ることによって、より自分の目標に近づくのかなと思ったので決めました。

――実際に8月に練習参加してみて
黒川 通用する部分、しない部分は短い練習参加の中では分かりづらいところもあったけど、全てにおいて質が高いことは分かりましたし、大学とは全然違う環境だったんでもっとレベルアップが必要と思いました。攻撃の面はある程度通用すると思ったけど、特に守備。いろんな動き出しをしてくる相手に対してとか、1対1の対応でとか。守備の面でもっとレベルアップしていけたらいいと思います。

――来季は強化指定選手としてG大阪でのプレーもできる。来年の1年はどう有効に使う?
黒川 ガンバの方で試合に出させてもらったり、練習する機会も多くなると思うけど、まずは学生として行動して、ガンバで学んだことを関大に還元したりとか。ガンバで学んだことは自分の中でもプラスになっていくと思うから。そういう忙しい一年になるとは思うけど、しっかり両立できるようにしていきたいです。

――元ガンバの選手である前田監督から具体的なアドバイスは?
黒川 関大サッカー部である以上は関大サッカー部が優先。でもガンバの方に行くことで学べることもあるから経験してこい、っていう風に後押ししてもらってます。

――東京五輪に出るために具体的には?
黒川  まずは来年、試合に絡むことができれば。自分が加入する2020年シーズンになればすぐ試合に出れるくらいのイメージで。そこからオリンピックに出て、ステップアップしていきたいです。

――ガンバをビッククラブだと思った点は?
黒川   一人一人の振る舞いとかがプロって感じ。熱いファンサポーターの方々の存在とかもそうですし、期待されてるっていうのは練習に参加しただけで伝わってきました。

――宮本監督(宮本恒靖=現G大阪監督)への印象は?
黒川  ユースの監督をしていらした時などに何回かご一緒させてもらっています。すごい経験を選手時代にしてきていらっしゃるので、いろんなことを教わりたいです。

――高校の先輩の三浦弦太(現G大阪)とは何か話をしたり?
黒川  練習参加した時にご飯に連れて行ってもらったり、連絡も取るようになって、自分の進路の話とか相談とか話して、すごくいい関係でいてくれてる先輩で、心強いです。自分がどうしたいのかが一番大事、とはよく言われました。目標から逆算して考えることが大事で、自分の近い目標として東京オリンピックに出ることが目標ならこのタイミングで決断するのが自分にとってすごくプラスになるなと感じました。

【文:西井奈帆/写真:高木満里絵】