【アイススケート】中村「本当に悔しい」。11位で全日本を終える

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◇第78回全日本フィギュアスケート選手権大会◇12月24日◇東和薬品RACTABドーム◇

[男子フリー]
13位 中村優(政策4) 134.58

[最終結果]
11位 中村 211.69

今年も、悔しさは残ってしまった。しかし、「失敗はしてしまいましたけど、他の部分で立て直すことはできた」(中村)。反省と悔しさだけが口からこぼれた昨年とは違った。心にしこりを残し続けた昨年の全日本選手権大会。冒頭にミスが出た後、崩れてしまった昨年の課題と向き合い、中村がまた一つ、大きくたくましくなった。

冒頭は、得点源として意識してきたトリプルアクセルが2本続く。公式練習ではきっちりと決めていたジャンプだったが、「いつも練習していたところができなかった」。踏み切りの直前に右肩が落ちる癖が出てしまい、軸がぶれる。1本目でステップアウトすると、2本目は着氷したかと思われたが転倒してしまう。「ちょっと自分でも降りる意識がなかったかなと思う」。

しかし、ここで崩れないのが今年の中村の強さだった。残るジャンプは次々と着氷していく。「何が何でも降りるという気持ちで後半を滑りました」。後半に組み込んだ3連続ジャンプや高難度の3回転+3回転もきっちりと成功させ、昨年とは違う姿を見せた。

次なる舞台は全日本インカレ。昨年、おととしと優勝し、今年は3連覇が懸かっている。昨年は本田太一(経2)と2人だけで戦ったが、今年は市橋翔哉(安全3)もエントリー。「優勝を狙って、3人で頑張ろうっていう話は一度だけした。いい形で終われたら」。心強い仲間とともに、最後の学生最高峰の舞台へと挑む。【文:宮西美紅/写真:多田知生】

▼中村
「正直本当に悔しいですし、練習でできていたことができなかったので本当に心残りです。やはり最初のトリプルアクセル2本が決まらなかったので、そこからなんとか立て直すことはできたんですけど、こっちに来てからも非常にいい確率でしたし、それだけに失敗をしてしまったのが本当に悔しいです。フリーに関しては今シーズンどの試合に関してもあまり満足できていなかったので、SPは一番いい出来でこれましたし、フリーも失敗はしてしまいましたけど、他の部分で立て直すことはできたので、そういったところに関しては良かったかなと思います。(終わってから濱田美栄コーチには)アクセルのところでいつも練習していたところができなかったということで、自分でもよく分からないんですけど。正直、整理がついていないんですけど、そういうことを言われました。最終グループで滑ることができましたし、高橋大輔選手とも一緒に滑ることができましたし、本当に幸せでした。だからこそ自分の持っている力を出し切りたかったなと思います。メンタル面の方で、周りに気を取られずに自分のことに集中できるようになったかなと思うんですけど、今回のフリーに関してはちょっと自分に入り切れていなかったかなと思うので、その辺りは課題かなと思います。初めての最終グループだったんですけど、そこまで最終グループだからといって変な緊張感はなかったので、非常に落ち着いてできたかなと思うんですけど、それだけに最初のアクセルの失敗が痛かったかなと思います。集中は自分ではできていたと思うんですけど、あまり入り切れていなかったかなと思います。練習は良かったんですけど、たまにああいう失敗もあるので今回それが出てしまったかなという感じです。高橋選手とは近畿ブロックから同じグループで滑らせてもらいましたし、常に同じリンクで練習させてもらっているので、その辺に関してはいつも通りというか、逆に心強いというところがあったので、高橋選手と滑れるのは幸せだなと思うので、これからも一緒に練習して、どんどんいいところを自分の中に吸収できたらなと思います。(4年生だが)今のところ引退というのは考えていなくて、まだちょっと未定なんですけど。(競技は続けていく意向?)そうですね。(今シーズンのこの後については)4回転はやっていきたいなという気持ちはあるんですけど、今回のような演技では入れられる状態ではないので、並行して練習しながら考えたいなと思います。(全日本の最終グループは大きなステップだと思うが)第一にそこが目標だったので、それを達成してしまって次の目標が頭になかったところも今回の反省点かなと思うので、最後まで自分をもってきっちり滑ることが大事だなと感じている。そこは今後の課題になってくると思います。(アクセルは)踏み切りの直前に、癖で右肩が落ちてしまうので。それで軸がぶれてしまうというのが練習からあって、その良くないところが今回出てしまったので。2本目のアクセルに関しては完全に着氷して、良かったにも関わらず転倒してしまったので、ちょっと自分でも降りる意識がなかったかなと思うんですけど…。(立て直せた要因は)同じ失敗はしたくないというのは思っていましたし、ここで引きずって失敗してしまったら去年と全く同じなので、それだけは自分でも嫌だったので、何が何でも降りるという気持ちで後半を滑りました。去年の失敗は自分の中でかなり大きいので、そういったところは思いながら滑っていました。(全日本インカレに出場予定の本田や市橋とは)3人がそろうことがあまりないので、太一はアメリカですし、翔哉はペアの練習で忙しいので。でも今年は3人で出るということで、もちろん優勝を狙って、3人で頑張ろうっていう話は一度だけしたので、また帰って(全日本)インカレに向けて調整したいと思います。去年、おととしと優勝していて、僕自身最後の(全日本)インカレなので、いい形で終われたらなと思います」