【アイススケート】三浦・市橋組、息の合った演技を披露!SPは2位発進

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◇第87回全日本フィギュアスケート選手権大会◇12月22日◇東和薬品RACTABドーム◇

[ペアショートプログラム]
2位 三浦璃来(大阪スケート倶楽部)・市橋翔哉(安全3)組 49.70

この日最初の競技となったペアショートプログラム(SP)。その最初の滑走は三浦・市橋組だった。まだ場内はざわついていたが、いつものようにハイタッチし、スタート位置に向かう。

曲が流れると、息の合った動きで会場の視線を一気に集める。冒頭に予定していた3回転ツイストはぎりぎりになってしまうもキャッチに成功。しかし、「トーループの悔しさしか残っていない」(三浦)。演技後、ミックスゾーンのインタビューで開口一番にそう語ったように、サイドバイサイドの3回転ジャンプが1回転に。SPの規定を満たさず、点数を獲得することができない。


△市橋


△三浦

だが、ここで崩れないのが2人の強さ。直後のリフトをレベル4とすると、スロー3回転サルコーもきっちりと決めてみせる。ぴったりと動きの合った美しいコンビネーションスピンでもレベル4を獲得し、最後のステップへ。昨年まで使用していた「ミスサイゴン」とは全く雰囲気の違う「Cry Me a River」。魅惑的なジャズに乗せ、迫力のユニゾンを見せつけ演技は終了。まだ温まり切っていなかった会場を、2人の世界に引き込んだ。

三浦・市橋組にとって久しぶりの実戦だった。11月下旬、出場予定だった全日本ジュニアフィギュアスケート選手権大会を欠場。大会1週間前、三浦を襲った右脚靱帯(じんたい)剝離骨折のけがが原因だった。ペアエレメンツの練習ができるようになったのはおよそ1週間前。この大会も、2人にとって大切な一試合には違いないが、「次の大会に向けてまずはけがを治してから次に進みたい」(市橋)。パートナーのけがに対し、市橋は慎重な姿勢を見せた。

フリーはあさって16時より行われる。「エレメンツの点数を大幅にアップできるように」(三浦)。そして、昨年初めてシニアカテゴリーでこの全日本を戦い、力不足を痛感したという市橋は、「去年に比べて自分に自信が付けられるような大会にしたい」と意気込んだ。【文:宮西美紅/写真:多田知生】

▼三浦
「トーループの悔しさしか残っていないです。全日本ジュニアの1週間前の練習でけがをしました。右脚の靱帯(じんたい)を剝離骨折しました。今はまだ引っ付いてないんですけど、薬を飲んで。先週の月曜日から滑り始めました。自分のジャンプもそうなんですけど、この前の試合よりもエレメンツの点数を大幅にアップできるように頑張ります」

▼市橋
「久しぶりというか、前の大会から少し期間が開いたので、自分たちがどこまで試合の会場に慣れて滑れるか、少し不安だったんですけど、思っていたより楽しく滑れたのでそれは良かったかなと思います。試合の1週間前くらいから、ようやくペアというペアの練習ができるようになったという感じです。自分としてはここまで技を戻して演技できると思っていなかったので、それについては思ったよりも前の形に戻ってきているので、まずはけがをしないように慎重に練習をしていきたいと思います。この大会ももちろん全力で頑張るんですけど、次の大会に向けてまずはけがを治してから次に進みたいと思います。去年初めてシニアという形で全日本に出させていただいて、自分自身悔しさというか、こんなにも力が足りないのかと感じたシニアの大会だったので、今年は少しでも、去年に比べて自分に自信が付けられるような大会にしたいなと思います」