【準硬式野球】集中打でつかんだ勝利!リーグ4位でトーナメントへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇関西六大学春季リーグ順位決定戦対関学大◇4月25日◇同志社大学京田辺グラウンド◇

関 大 010 000 260=9
関学大 011 001 000=3

(関)福島、小川―瀧上、倉石
(学)中尾、堀、石井、河野―網田

 「(スタメンは)リーグに出ていたメンバーと差がない2番手のメンバー。どんな働きをするのか期待していたし、わくわくしていた」(深井主将)。連戦となった関学大との一戦はスタメンをがらりと変え、2番手のメンバーが多く名を連ねた。その選手全員が起用に応える活躍で関学大に大勝。トーナメントに向けて大きな収穫を手にした試合となった。

 関学大の先発は中尾。リーグ戦で初完封勝利を献上した相手だ。関大は2回表に4番・出口が右前打で塁に出ると、次打者の初球に盗塁を決め、6番・酒井宏の左中間への一打で先制点を挙げる。

 その裏すぐに追いつかれてしまい、試合が振り出しに戻る。そして3回、先発の福島が3者連続で四球を出してしまい、犠飛で勝ち越される。ピンチは続いたが、次打者はしっかり遊ゴロに仕留め最少失点で切り抜けた。

 その後関大は毎回死球で走者を出すも、その後に走塁ミスが続いてしまい、好機を作り出せずにいた。一方の守備では、先発・福島は2点を失ったがその後はテンポ良く投げ込み、野手が軽快なグラブさばきを見せる。徐々に関大に流れが変わるかに思えた矢先のことだった。6回裏に4番打者に右越ソロ本塁打を浴び1-3とされてしまう。

 試合はいよいよ終盤へ。7回に相手投手が代わる。7番・大山が中前打で出塁すると、代打の楠は三遊間を割る打球を転がし、チャンスを作る。1番・倉井も左安打で続き、相手投手の立ち上がりを攻めた。1死満塁の好機で2番・秋山がライト方向に打球を打ち返し、1点を追加。「良いところに飛んでくれた。ベンチをみるとみんなが喜んでくれていたので良かった」と秋山は振り返った。さらに、押し出しの死球でもう1点を加え、3-3の同点とした。

 7回から関大はバッテリーを変更。2番手の小川は先頭に四球を出してしまうも、次打者の3球目に盗塁を試みた走者を捕手・倉石が素早く二塁へ送球し、これを刺す。続く打者は失策で出塁を許し、捕逸と盗塁で三進されるも、ゴロで本塁を狙う走者を遊撃手・深井が補殺。「コントロールが悪かった分、野手には助けられた」(小川)。野手陣がプレーで見せた。

 8回表、先頭の遠富が四球を選ぶと、酒井宏は犠打で走者を進める。続くは今日2安打を放っている大山。「強くたたけていた分、相手の野手がはじいてくれた」と一塁手強襲の打球で出塁に成功する。1死一、三塁の場面で8番・小川がとらえた打球はぐんぐん伸びていき、右翼手の頭上を越えた。「入ってくれと思ったが、届かなかった」と悔しそうな表情を見せるも、適時二塁打で勝ち越しに成功。9番・倉石は四球で出塁し、なおも、1死満塁のチャンスで相手投手が交代するも、一度波に乗った関大打線の破壊力は満点だった。  
倉井は左安打、秋山は一塁手の失策でそれぞれ1点ずつが入り、6-3。瀬川は左飛に倒れるも、4番・出口に打順が回る。「前の打席では凡退していたので、思い切り振って走者をかえそうと思っていた」と中前適時二塁打を放ち、2人が生還。「やっとチャンスで打ててほっとした」と安堵の表情を浮かべた。さらに、遠富の一打でもう1人がホームにかえり、この回一挙6得点を挙げ、9-3。終盤の2イニングで大逆転に成功した。

 大量援護をもらった小川は快投し、また、野手も好プレーを見せ、三塁を踏ませなかった。投打がかみ合った試合で順位決定戦を1勝1敗にした。

 3試合が終わり、どのチームも1勝1敗となったため、順位は抽選で決まることになり、関大はリーグ4位で5月3日からの一次トーナメントを迎える。負ければそこで全日出場が潰えるため、気の抜けない戦いが続く。しかし、今日の収穫となった選手層の厚さを加えたリーグ戦での成果を胸に、全員野球で挑み続ける。栄光をつかむその日まで。【吉田佳奈】

▼深井主将
「立命大戦では全然振れていなかったので、もう一回素振りや試合前からの準備をしっかりしていこうと言っていて、それができていたかなと思う。(スタメンについて)基本的にリーグに出ていたメンバーと差がない2番手のメンバー。リーグが始まるまで迷うような25人だった。そういう選手がどんな働きをするのか期待していたし、わくわくしていた。相手の先発投手はリーグでも対戦していて、変化球を中心に狙っていこうと言っていた。先制点は取れたが、それ以降は変化球にやられていたなという印象。(8回は)甘い球を見逃さず、とらえることができていた。相手投手はまとまっているようなタイプではないので、ストレート1本に的を絞っていて、それが徹底できたのが良かった。収穫は2番手の選手たちが良い働きをしてくれたこと。出口と尾山と遠富は主力と大差ないと思っているので期待している。先週は関学大に負けたけど、前とは違ったスタメンで大勝できたのは良かった。トーナメントに向けて良い収穫になった。スタメンは今後どうするか決まっていないが、今日の試合を受けてがらりとスタメンが変わるかもしれない。課題は走塁ミス。チームにとって痛かった。次の塁を狙う意識が強すぎて、冷静さや判断力が欠けてしまっている。次の塁を狙う気持ちでいてほしいが、冷静さは失わないようにしないといけない。(トーナメントに向けて)4年生にとってリーグとは違って負けられない戦いになるので、4年生が熱い気持ちを持って一戦一戦戦っていきたい!!」

▼小川
「毎回先頭を出してしまって、コントロールが悪かった分、野手には助けられたという感じだった。ボールは悪くなかった。5回くらいから継投は言われていた。負けていた場面だったので、チャンスが回ってきたらかえると言われていたので、一応肩は作っていて、ちょうどそのタイミングが7回だった。3人で抑えようと意識していた。走者を置いてからは野手が助けてくれていたので、気持ちを切らさずやろうと思っていた。(8回は)チャンスだったので、引っ張って最悪走者を進められたらなと思っていた。ストレート高めを打った。入ってくれと思ったが、届かなかった。トーナメントは負けたら終わりになってしまう。4年生と全日にいけるように頑張りたい」

▼大山
「みんなバットは振れていたし、点差はあいていなかったので、踏ん張ったらいけるかなと思っていた。リーグ戦から守備固めとして出させてもらっていて、守備には自信があった。投手も調子が良かったので集中して、ミスをしないようにと思っていた。バッティングは最近調子が良くて、うまくタイミングが取れている。あまり考えずにたたいた。(8回は)リズムが良かったので、甘い球がきたら打とうと思った。強くたたけていた分、相手の野手がはじいてくれた。実践でも使ってもらえて、大分自信を持ってプレーできている。今日はスタメンで緊張したので、反省点はしっかり直して、どんな場面でも準備できるようにしたい」

▼秋山
「(7回は)前の2打席は全然振れていなかった。太田さんに思い切って振れと言われていた。その前に守備でミスをしてしまっていたのでそれを取り返したいという感じだった。打った瞬間はあまり覚えていないが、良いところに飛んでくれた。ベンチを見るとみんなが喜んでくれていたので良かったと思う。8回はチャンスで回ってきて、力んでしまった。結果的にはゴロだったが、相手の失策で点が入ったので良かった。(トーナメントに向けて)まだまだ練習しないと優勝に近付けない。一つでも優勝に近付けるためにチームに貢献していけたらいいなと思う」

▼出口
「前の打席では凡退していたので、思い切り振って走者をかえそうと思っていた。昨日バットを振っていて、体の切れが戻ってきた。ファーストストライクから積極的にいったのがつながったかなと思う。打った瞬間はやっとチャンスで打ててほっとした気持ちが強かった。今日の試合は先頭が結構出ていて、それをうまく得点にもっていけたのが、全体的に良かったのかなと思う。(ポジションについて)今年の2月に投手から一塁手に転向した。ケガをしていて、関関戦では良い感じに投げられていたが、やはり痛んでいたので、最後はプレーをして終わりたいなと思った。一塁手は木下が結果を残しているが、木下にとって刺激になりつつ、力になれたらいいなと思う」