【サッカー】インカレ2回戦敗退、荒木サッカーに終止符

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◇第67回全日本学生選手権大会◇対順大◇12月15日◇味の素フィールド西が丘◇

【前半】関大0―1順大
【後半】関大1―1順大
【試合終了】関大1―2順大

熱く濃い関大サッカー部の1年が幕を閉じた。「全員サッカーで日本一」。関大サッカー部が掲げる最大の目標には届かなかった。

関西学生リーグで3位につけシード権を得た関大は、2回戦が初戦となった。相手となる順大には昨年の準々決勝でPK戦の末に劇的勝利を収めた。順大にとってはリベンジを懸けた一戦、関大にとっては日本一へ絶対に負けられない通過点だった。

「日本一を取るにはふさわしいチームの雰囲気だったり、メンバーだったと思う。今シーズン最高の試合の入りだった」(MF森主麗司=文4)。個人で名の知れた選手を擁する順大に、引けを取る様子は全くなかった。誇らしい大応援団に加え、チームの一体感は全国舞台でも注目を集める。キックオフ前の学歌斉唱では、全員が肩を組み無伴奏で歌い切った。全員で一勝を手にする準備はできていた。

開始4分、早すぎるチャンスが訪れた。MF塩谷仁(人4)がペナルティエリア内で倒されPK(ペナルティキック)を獲得。もちろんキッカーはMF塩谷。大きく深呼吸をし、狙いを定め、左に蹴り込む。しかし、相手GKのファインセーブに遭いゴールネットを揺らせない。FW加賀山泰毅(人4)を中心に、こぼれ球を逃さずシュートを放つが相手守備に跳ね返された。


△PKを獲得したMF塩谷(右)とFW高橋晃平(情3)


△FW加賀山

好機を生かせずも、流れは終始関大に傾いていた。素早く細かいパスワークが光り、ボールを持ってはすぐに前を向く。ボランチのMF中井英人(人4)を中心にボールを散らし、DF安田有輝(経4)とDF黒川圭介(法3)が両サイドから攻撃を展開した。


△MF中井


△DF安田有


△DF黒川

守備ではDF羽田健人(情3)とDF荒木隼の落ち着いた対応とGK安川魁(情4)の連携が生き、決定機を作らせなかった。MF塩谷、MF森主の無尽蔵の走りと粘りに助けられ相手CK(コーナーキック)にさせず、度々関大スタンドを沸かせた。


△DF羽田


△DF荒木隼


△DF荒木隼


△GK安川


△MF森主

30分にはMF牧野寛太(経3)の絶妙なパスを受けたFW加賀山が反転してシュート。枠上にそれたものの、得点への期待が高まる。そんな中、相手はわずかなチャンスを得点に変えた。守備陣の一瞬のミスを突き、ゴール前で連携の取れたパスからゴールを奪われた。


△FW加賀山


△先制点を奪われた

勝負の後半戦を前にハーフタイム、DF荒木隼は「まずは1点返していこう」と声を掛けた。今期のリーグ戦、負け試合でも必ず誰かが得点をしていた。DF河野貴志(人4)も「後半に強いチーム」と話すように逆転への自信はあった。

案の定、心配は必要なかった。後半開始たった30秒、関大は歓喜を分かち合った。前半からシュートに飢えていたMF牧野は「シュート打ってくるわ」と後半開始前に宣言。その1本目のシュートが決まった。右サイドから放ったループシュート。相手GKの上を通り、ネットを揺らす。前田雅文監督も「GKとの1対1が入らなくて、横切るボールが入らなくて、あのゴールが入るのかっていう感じ」と話す技あり同点弾だった。これを機に、続けてMF牧野とMF中井がシュートを放ち、勢いを保つ。

「決めきるという部分で相手が1枚上手だった」(MF塩谷)。後半12分、ワンチャンスをものにされた。決めたのは先制と同じく旗手。再三ゴールに迫る関大だったが、再びリードを許した。

その後、関大は5枚の交代カードを使い切り、戦力を入れ替えた。DF長井一真(社2)が、右サイドからクロスを供給するなど攻撃に尽力。アディショナルタイムではDF荒木隼を前線へ上げパワープレーを試みるも、相手のボール保持に苦しめられ、前にボールを送ることはできない。関大DF陣もボール奪取で体を張るも、時計の針は止まってくれなかった。聞きたくない後半終了のホイッスルが関大の敗退を告げた。


△途中出場のMF松井修二(人2)


△途中出場のMF澤嵩明(人2)


△途中出場のMF青木真生都(商1)


△途中出場のFW矢野龍斗(法1)

△DF長井

喜びをあらわに仲間と抱き合う順大を前に、関大は言葉を失った。膝に手をつき動けないMF森主。DF荒木隼は「あいつは本当にいつも気持ち持ってプレーしてくれていた」と4年間苦楽を共にしてきたMF森主の肩を抱え、整列の位置までゆっくりと歩みを進めた。

「スタンドの方にあいさついくと、どんどんみんなの思いが伝わって、こらえきれない部分があった」。西日に照らされたDF荒木隼の目には涙が光る。言葉でチームを導くことは苦手でも、サッカーに対する真面目さとひたむきな姿勢で先頭に立ってきた。DF荒木隼が試合後にあいさつするのもこれが最後。関東まで駆けつけてくれた最高で最大の仲間に感謝を述べた。

主務を務めた山田紘士(人4)は「だんだんと負けたっていう事実を実感していくんだと思うんですけど、実感はわかない」。日本一を見据え突き進んできた関大にとって、2回戦敗退は受け入れがたい現実だった。今年のトップチームの4年生は1年時から活躍してきた選手も多い。関大の勝利に懸けてきた思いもひとしおだった。

勝つか負けるか。1点に泣くか、1点に笑うか。厳しい勝負の世界で、紫紺の戦士たちは関大を背負い、戦い、走り続けてきた。大学サッカーに全てを捧げた4年間。平成最後の4年生が残してくれた関大に対する愛や、つながり、一体感は、途絶えることなく受け継がれる。【文:西井奈帆/写真:西井奈帆・野村沙永・勝部真穂】

▼前田雅文監督
「(今日の試合について)今年は実力そろっている選手がたくさんいた。世間的には名の知られている旗手選手とかいて、前評判も高いのわかるんですけど、こっちも自信あって。特に驚きはなく、関西でも上位に対してああいう形で試合をしていて、そういう中で負けたりもあった。試合内容に関しては驚きはなくこれぐらいできるやろうなと。疲れてきて、2試合目3試合目になってきたらどれぐらいできひんかっていうのはあったけど。(MF牧野選手のゴールについて)GKとの1対1が入らなくて、横切るボールが入らなくて、あのゴールが入るのかっていう感じ。ただ、風下取ってて、後半風上取ろうと言っていたので、うまく風に乗った。あのピッチを選んだDF荒木とGK安川が判断したので、作戦通りは作戦通り。(後半で若い選手を投入しましたが)久しぶりの芝生で足つったりダメージ受けている子もいたのでそうういう選手を中心に。(最後はDF荒木が前に上がっていましたが)思った以上に順大も割り切って後ろにウエイト置いてきたりとかなので、うまく昨日できなかった。( DF荒木は最後も立派にあいさつされていましたが)関大としては、当たり前のことで特に珍しいことではなくて。色んな人が協力してくれている中で試合ができているのもあるのでDF荒木がああいう行動取ったのは荒木自身が選んだことでもあるんですけど、先輩の姿勢を見ながら学んできて自分もああいう行動取ったということで、関大にとってはこういう伝統が引き継がれて、DF荒木も次のキャプテンも関大として、そういうことが当たり前にできる。(ご自身の経験からも、今からJリーグに進む選手にはどういう声を掛けていますか)DF荒木もDF河野も、DF黒川も決まっていますけど、ほんまにうまい子は高卒で行っているので、実力は絶対足りないですし、GK前川黛也(16年度卒)もそうだったけど実力が足りないので、それは本人も分かっているので、DF荒木に関してはサンフレユースの3年間の中で上に上がれなかってことは、実力がなかったっていうことなのでそれをしっかり受け入れて、大学ではもう一回4年間でチャンスを得て、再び帰ったんですけど。帰るためには人の話を聞いてどんどん吸収するとかを繰り返して成長していった。それプラス親から恵まれた体格であったりとかがあったけど、ただそれだけでは上がれなかった。人の話を聞いたり吸収したり姿勢がないと大学では厳しいと思う。このJリーグのスカウトの人たちがこれだけ来てくれている中で引っかからないということはやっぱり実力は足りない。(自分の経験を伝えたりは)あんまりしないけど、ちょくちょく。技術が大事で、人間性だけではJリーガーとしては無理ですし、結局は技術が大事。足が速いだけでは陸上部ですし、ボールを足で扱ってこそのサッカー選手。(今年の4年生はどういう学年でしたか)技術的には一番レベルが高かったかなと。(今日の試合で学んだこと)技術的には(関大も)高かったですし、相手に引けを取ってなかったと思うけど、でも負けてしまうのでもっと高めて。これぐらいの技術の差だと負けてしまうので結局よかったねっていう声なので。でももっと圧倒的に上手くなればよかったし結果もついてくるしという風になってくるのでこれくらいの差だけじゃなくて、もっと圧倒的な差をつけられるようにやっていきたい」

▼DF荒木隼主将
「(今日の試合は)やってて自分たちが支配している時間もあって、去年、おととしはボール持たれる時間が長かったけど、今年は僕らが持つ方が長かったので、チャンスもこっちの方が多かったかなと。決めきるところ決めきれないと、相手はチャンスをちゃんと決めきってきた。(順大の攻撃陣を守ってみて)旗手選手は去年もやってて僕は警戒していたんですけど、やはり2点取られてしまったし。そこはやはり彼のすごいところ。よく中盤に落ちてさばいたりしてたし、そうしながらもゴール前に顔を出してくるのでいいストライカーだなと感じた。(ハーフタイムでは)自分たちのミスから1失点したので、やっぱりチャンスはあるってみんな感じていたと思うので、まずは1点返していこうという風に声を掛けた。(後半すぐのゴールで)流れが来るかなって思った。実際流れも来てたと思う。その1点取った後にもう一回チャンスあってそれを決めきれなくて、次の相手のチャンスがきてそれを決められたと思う。そういう決めきる力が順大と僕らの差だったかな。去年の準々決勝は逆に僕らの方が支配されていて、本当にワンチャンスツーチャンスで決めて追いついてPKで勝ったという形。(キャプテンとして応援団にあいさつする姿というのは)毎回毎回、今日は全員ではないんですけど関西では毎回全部員が駆けつけて応援してくれる。今日も関東まで夜行バス乗って来てくれて、そういう人たちに対してしっかりあいさつするというのは毎回やっている。(240人をまとめた最後の1年間というのは)本当に人間的に成長する部分はたくさんあった。1回生の時からたくさんのことがあって、人間的に成長することができて、4年目の今年は今までやってきたことをどう生かしていくのかって取り組んできた。実際、チームをまとめられたかと言われるとまだまだ自分の力不足だったり、足りないところがあった。それがこういった結果に自分たちの目標である「全員サッカーで日本一」に届かなかったのかなと。(自分に責任を感じているか)もっともっと厳しく言わないといけないところもあったし、チームに対してできたこともあったと思う。(ユースの時もキャプテンでしたが)そうなんですかね、実際に今年1年やって思ったのがやっぱり向いてないのかなと思って。あんまり厳しいことも言えなかったし、どっちかというと姿勢で見せたりタイプだと思っているので、240人をまとめあげるには力が足りなかった。(広島に入ったら)チームのセンターバックの中でも一番身長も高いし、そういうところで守備とかセットプレーの起点になってくると言われている。他にも年齢も高くなって来ているので、世代交代させられるように、自分自身もっともっと頑張っていきたい。(ルヴァンカップ、天皇杯もあるし過密日程だし早いうちに出番は)チャンスは必ずくると思うし、そのチャンスをつかむいい準備をしたい。(ACLに関して)海外の選手は日本とちょっと違ったりするし、日本ではなかなかできない体験もできると思う。その中でしっかり成長していきたいなと。(個人として世界大会などは)ないですね。代表歴とかはないので。(しかも森保氏がA代表監督ですし、うまく定位置をつかめば未来も広がるのでは)青山選手、佐々木選手が今は代表入っているので実際に広島で試合に出て結果を残せば道も必ず拓けてくる。26と30の代にはワールドカップがあるので、明確には見えてないけどそこを目指してやりたい。(4年間けがなくというのは)高校時代から体幹は続けて来たし、広島ユースでケアのことを教わって、それを続けてきて体もすごく柔らかいし筋肉も柔らかくけがしない。(元ユースの中でも)僕は結構さらにやっている方だと思う。やらないと寝れなくなっているくらいなので、生活の一部くらい。1時間か1時間半くらいケアとストレッチはやっている。(目標の選手は)世界的に見たらセルヒオ・ラモス選手が自分の中でずっと憧れている。ディフェンスもすごいし、ビルドアップも。闘将と言われるくらいプレーで熱くさせられるなので、見習うところが多い。(泣いてる姿を初めて拝見しましたが)負けた瞬間から本当に悔しい思いでぐっとこみ上げて来たんですけど、ピッチ立ってる立場として立てない選手もいる中で自分も立たせてもらっているのにピッチで泣くのは違うかなと。最後はきちんと前向いて胸張って整列したいと思った。でも、スタンドの方にあいさついくと、どんどんみんなのが伝わって、こらえきれない部分があった。(MF森主選手など動けない選手も)あいつは本当にいつも気持ち持ってプレーしてくれているので、そうなってしまっても仕方ない。(後輩に何か残せたもの)キャプテン1年間やってきたけど、引っ張ってこれた感じはないですし、本当に後輩とか4年生の周りのみんなが支えてくれて1年間やってこれたと思うので、後輩のみんなはそういった俺の姿を見て何か感じ取ってくれたらうれしい。自分自身何か残せたらって言われたらちょっとわかんないですね。(サッカー人生はまだまだ続くと思うんですけど)この4年間はあっと言う間でした。1年生のころはチームも勝てなくて全国大会も出れなくて、1年の時は特にプロに上がれなくて大学来たのでどうしてもプロになりたいとい思いがあって、焦りはあった。(前田監督から言われたことは)よく言われているのは、『自分が武器だと思っていたものは、プロに入ったらみんなできた』っておしゃってて。サッカーに対して真摯に向き合ってくれますし、自分のプレーがよくなるようにいつも細かなアドバイスもくれましたし、本当にいい監督でした」

▼MF塩谷
「今日の試合に関しては僕の責任ですね。PKを外してしまったいうのは自分自身、自信持って蹴ったけど、あそこで流れ変えてしまったかなと。ただ4年間やって来たことは間違ってなかったと思うし、このメンバーで主務の(山田)紘士、主将の(DF荒木)隼人を中心にみんなでやれたのは自分自身楽しかったですし、かけがえのない宝物。(PK戦は)自分のいつもの形というかルーティンを決めて蹴ってて、コースも決めててただそこにGKがいて外しちゃいました。あそこで決めてたらっていうのはありますけど、まだ修正する時間もありましたし自分自身の心の整理の時間もあったので切り替えることはできました。試合の中で、負ける気はしてなくてそこで(MF牧野)寛太が決めてくれて、そこでもう1点追加点取れなかったのは自分たちの弱さかなと。(順大の強さは)個人個人を見れば上手い選手多いし、そこにかなり苦しめられたと思う。自分自身は応援もあって「全員サッカー」って言ってくれるくらいすごい全員で戦っているっていうのはあったので、全然負ける気はしなかった。決めきるという部分で相手が1枚上手だった。(応援も含めて関大の強さは)素晴らしい応援の雰囲気作ってくれて、欲を言えばもっともっと関大の良さを広めるためには勝っていかないといけない。それは来年やってくれると思うので、僕はそこを見届けたい。次の学年に託していきたい。(サッカー人生は続くと思いますが)ひたむきさとか謙虚さはすごく学んだ部分ではあるので、そこは忘れずに次にステップに進みたい」

▼DF難波
「今シーズン最初前期はトップにいて、後期はウルトラスにいてという2つのチームを経験した。ウルトラスが全国を決めて、その後インカレメンバーとウルトラスのメンバー登録されるとどちらかしか出れないことを聞かされて、自分自身はすごく悩んで。インカレメンバーに入ることが決まって、今大会いろんな複雑な気持ちもありながら臨んだ。でも出発前や、今大会中もウルトラスのみんなメンバーっていうのがすごく声を掛けてくれた。自分自身この大会は、自分のためじゃなくて、自分自身が成長できたウルトラスのみんなのためにっていうのを思って戦ってました。(今大会を終えて)悔しい。試合の内容であったり、応援や雰囲気は本当に関大の勝ちゲームだったかなと思う。だからこそ余計に結果がついてこなかったことに悔しいなと思う。やっぱり昨日の夜からバスでこっちに向かって来てくれて、あの応援をしてくれたみんなの顔を試合終わった後に見たときに、その思いをより強く感じた。(順大の対策は)危険な選手だったりとかは映像を見たり、すごく入念にみんなで擦り合わせながら、相手のスタイル、どちらかというと自分たちと似てるサッカーをしてくる中で、相手は上手さは持ってたと思うが、それ以上に自分たちの守備や攻撃で持ってる力を十分に出せれば、今日みたいなゲームはできるって話はしていた。内容は自分たちの予想してた通りにできたかなって思う。(4年間振り返って)自分はこの大学サッカーで本気で日本一を目指して、勝負の世界でやっていくというのは、一区切りつけることになるが、サッカーを16年間やってきて、やっぱりこの4年間が一番内容の濃いもので、充実したものであった。今日の悔しさもあるが、それ以上にこの4年間で同期であったり後輩、先輩方に出会えたこと、一緒にサッカーできたことが、自分の中で大きな財産になっている。それが今日の悔しさ以上に大きいものだと思う。(今後は)社会人として働きながら、息抜き程度にサッカーをしたりというのはあると思うが、本気でやることはなくて、だからこそこの大会とかこの1年は自分の中で強いものを持ちながらプレーしていました。(後輩へ)本当にこのチームで関大っていうチームでプレーできることはこの4年間終えて本当に素晴らしいことだと思う。ただ、それを自分たちだけじゃなくて、いろんな人に知ってもらったり、関大サッカーが素晴らしいサッカーだということを広めるためにはやっぱり日本一になるということが、とても大切なんじゃないかと思う。自分たちが成し得なかったことっていうのを、来年また後輩たちが成し遂げてくれることを自分も応援しています」

▼DF安田有
「(試合前は)初めてのインカレやったんで、すごく緊張してた。でも、応援してくれてるみんなの声とか聞いて楽しくなってきた。ピッチに立てたことがすごくうれしくて最高の気分でした。(相手は)サイド、センターバック守ったときに、サイドハーフやサイドバックにつけてくるので、関大はそこを狙い目に。サイドに入った瞬間に一気にギア上げてかけにいこうと対策はしてた。その対策が今日はうまくはいってたと思うんですけど、結果がついてこなくて残念です。(試合を終えて)自分自身4年間やってきて、下のチームから経験して、最後4年生になってトップチーム。しかもインカレというピッチに立てて本当に幸せな気持ちでいっぱいですし、結果がついてこればもっと良かったんですけど、結果よりも大事なものをこの4年間で手に入れたというか、この関西大学体育会サッカー部で出会えた仲間たちっていうのはこれからの自分にとっての宝物だと思う。ここで出会った仲間をこれから一生大事にして、これからの自分の人生につなげていきたいと思う。(後輩のみなさんへ)僕は指定校で大学に入学してきて、サッカー部に入って、1回生のころはまさか自分がトップチームの試合に出ることなんて想像もできなかったけど、やっぱり地道にやってきたからこそこのピッチに立てたと思ってますし、それは自信を持って言える。普通の指定校で入学した無名の高校から大学に入学して。そうやって入ってきた選手がほとんどなんで、関大は。そういった選手たちに自分が頑張ることで勇気とか感動を与えられるようにそれを結果として見せたかったんですけど、見せれなくて。でもぼくもここまで来れたんで、後輩のみんなも絶対もっと上に行けると思うし、これからも応援してるので頑張ってくださいと伝えたい」

▼山田主務
「練習とかもみんないい雰囲気でできてたし、アップもすごくいい雰囲気だった。いい雰囲気もそうやし、感覚的なところでいけるんちゃうかなと思っていた。(試合を終えて)負けた感覚が全然なくて、明日からもまた負けた感覚全然なくて、明日からもまた大会があるんじゃないかという感覚があって、だんだんと負けたっていう事実を実感していくんだと思うんですけど、実感はわかないですね。勝てると思っていたので。(主務として過ごした1年を振り返って)去年やおととしと比較はできないが、自分の中で4年間で一番立場とかも上やし、それだけの責任感も伴ってくる中で、正直苦しい時も多かった。やっぱりそんなときでも横には同期がいたり、後輩とかにも時には助けてもらって。振り返ってみればつらいこともありますけど、めっちゃ幸せやったなあって思う。こんなことめったに経験できないし。(関大サッカー部で過ごした4年間は)宝物っすかね。こんな経験、熱い関係っていうか、社会人になったら大人同士の関係になっていくと思う。本音であったり、自分の気持ちをぶつけあえる最後の4年間だったと思う。ここで得た経験は、他と比較できないけど、やっぱりナンバー1やと思う。ここで得た経験を来年から社会人になるが、生かしていきたい。(後輩へ)言いたいことは山ほどある。どうやって伝えたらいいかわからないが、主務っていう立場から言えることは、主務だけじゃチームは成り立たないし、かといってキャプテンだけでも成り立たないし。というところでやっぱり同期の、来年4回になる、横のつながりでしっかりまとまってほしいなって思う。それ以下の3回、2回生はやっぱりしっかり先輩についていってほしいなって思う。また、全員サッカー日本一っていうのを取れるように、来年以降も続いていくんで、また応援行きますって伝えたい。(同期は)一言で言ったら宝物。今後一生。この4年間であったことはここで終わるのではなくてこれからの人生も絶対みんなと絡んでくると思うし、ずっと関わりがあると思うので、これからも関大愛を持って仲良くしたいなと思う」

▼MF森主
「(試合前の雰囲気は)日本一を取るにはふさわしいチームの雰囲気だったり、メンバーだったと思う。今シーズン最高の試合の入りだった。(順大は)個人に特徴のある選手が多かったので、それをチームでうまくどう守っていくかっていう感じだった。あと、自分たちが今やってるサッカーは相手にとって弱点だったりしたと思うので、自分たちのサッカーをしつつ、相手の良さを消すような対策はしてきました。甘さがまだまだあったので、もっと突き詰めてやっていかないといけなかった。(試合を終えて)個人の中ではまだ試合が残っているのではないかと心残りがある一方で、チームとしてはいい状態でもあったし、いいサッカーもできたので、この反省を来年に生かしてくれれば最高の終わりだったのかなと。(今シーズン振り返って)自分は副キャプテンに就かせてもらった中で、去年までとは違った立場で、やらなきゃいけないこと、嫌でもやらなくてはいけないことが僕には多くあった。下級生にはすごい嫌な思いをさせたかもしれない。でも、そういったところが最後は良かったと思ったので、この1年間やってきたことに自信もって次のステージでもやっていきたいと思う。(関大のいいところは)ほかの大学にはないつながりの深さだったり、この関大が好きって思っている選手がたくさんいるということ、スタッフとの距離が近い、挙げたらほんときりがないくらい。本当に最高のチームだったと思う。(後輩のみなさんへ)全員サッカーで日本一。以上」

▼DF河野
「リーグ戦だったら、試合に出たり出なかったり、コンスタントに出ることができなかったので、それでも100パーセントの準備をして試合に挑むっていうのは変わりなかった。日本一の目標に向かって、自分の力をチームのプラスにして絶対日本一を取るつもりでやっていた。(前半の失点は)全然焦りはなく、普通に取り返せる、後半に強いチームなので点を取られても大丈夫だろうって安心してた。案の定、後半に点が入って、そこからいくんちゃうかなとずっと思ってはいたけど、ああいう形で失点してしまった。あともうちょいかな。前半とか、決めるところで決めれてたら楽に試合できたのかもしれない。(1年間振り返って)一緒にサッカーやってて本当に力があると思っていたし、周りも期待してくれていたから、今年は本当に日本一取るしかないって思っていた。やってきたことに関しては悔いはない。自分が試合に出て活躍できなかったってことが一番悔しい。チームでやってきたことはやりきれたと思うのでそこは良かった。全員でやってきたことをプラスして、来年また日本一を取ってほしい。(同期に対して思うことは)DF荒木、MF中井、MF森主とかは、高3の夏のセレクションのときに一緒にサッカーをやっていてめちゃくちゃ楽しくて、こいつらと一緒にサッカーやりたいって思いがあったから関大に来たので、4年間ずっと一緒にトップチームでやれて良かった。だいたいの選手がプロを目指しているから、次はJリーグの舞台で対戦したい。(今後は)ギラヴァンツ北九州の加入が決まっているので、J3からのスタートになるけど、J3で試合に出て、チームの力になりたい。ギラヴァンツはもともとJ2のチームなので、J2昇格と個人昇格を目標に、とにかく活躍したら昇格はできると思うので、試合に出て活躍するのみ」

▼GK安川
「僕はまだサッカーがしたいっていうのはあったので4年間の全部を込めて、長くても4試合しかできないので、1戦に懸けるという思いだった。(相手の攻撃に対して、守備の面では)見てもらったら分かるけど、今年は1ライン鉄壁で信頼できる守備なので、いつも通りやることさえやれれば、やられる相手はいないし、特に何かをせなあかんっていう意識はなかった。(前半の失点は)まだまだ時間もあったし取り返せると思ってたし、チャンスも多かったので、全く落ち込まずに勝てるって思っていた。(後半の失点後も)まだまだ勝てる、戦えるって思っていたので負ける気はしていなかった。(今の気持ちは)全く整理がついていなくて、正直まだ続くんちゃうかなって思ってるので、気持ちに整理はついてない。まだサッカーしたいなっていう思いが強くあるけど、これからがどうなるか。社会人として続けるのかもしれない。何ともまだ考えがまとまってない状態。(1年間振り返って)4年生になって見える景色とか、全体の見渡しとかチームへの愛とか全部が変わった。関大が大好きで、240人の部員全員の笑顔じゃないけど、キーパーやったら守りたいと思えるぐらいまで関大が好きになれて、この1年間は濃くて短かった。(同期に対して思うことは)大好きなので。いつもいじってきたりとか、いらんことしかしてこないけど、サッカーしたら頼りになる奴しかいないし、すごい楽しませてくれた。こいつらとやってきたから楽しく上を目指してやってこれたので、感謝しかない。(後輩に向けて)このメンバーで全員サッカーで日本一が取れなくて、正直何をしたらいいかっていうのはわからないけど、それを追い続けて全員サッカーで日本一っていうのを後輩には実現してほしい。それを今度は(自分が)OBっていう立場で見せてほしい」

▼FW加賀山
「僕の中では今日で試合が終わるとは思っていなくて、優勝するために今日の1試合を勝とうと思って入った。1失点目は予期せぬ形で失点したっていうのはあったけど、それまでの試合の流れであったり、進め方を含めて僕たちが主導権を握っているのには変わりはなかったので、落ち着いて自分たちの形を作れば追いついて逆転することは可能かなと思った。その後に点を取れて、追加点を取れなかったっていうのは今日の敗因。(今の気持ちは)やりきった感っていうのは全くない。全国大会で戦えたのは1試合で、もっとやりたかったし、できたチームではあった。もっとこだわれた分であったり、自分の質が上がっていれば次のステージには進めたのかなと思う。(1年間振り返って)今年のチームのスタイルは、去年やおととしとは変わった部分もあって、今までよりはさらに僕自身の良さも生きやすくなったと思った1年だった。その中で質を高めていく、いろんなことにチャレンジしていくっていうところを僕自身もやってきたし、チームとしてやってきた。ただ僕の少しここ残りの部分は、ここっていう試合でコンディションを一番いいところに持っていけなかったことが何試合かあって、そこは自分自身の日頃のメンテナンスの課題ではあるかな。結局、どんなサッカーをしようが勝てなければ意味がないし、世間でも評価されないし、自分らの中でもオールオッケーという風にはならない。僕は次のステージがあるかは分からないけど、自分の中で突き詰めてチャレンジできるのであればやっていきたいし、その分、後輩は今年得た課題がたくさんあったと思うし、そこをしっかり改善して臨んでほしい。(同期に対して思うことは)僕たちの世代はあまり結果が出せなかったっていうのは正直なところでタイトルも取れなかったし、トップチームとしては期待されていた中で振るわなかったのが本音やと思う。でも、その中でトップチームを中心に他のカテゴリーの人らも僕らのことを勢力的にサポートしてくれて、フラッグとか個人応援も作ってくれて、それが力にならないわけがない。それぞれが自分はどういう道で関大サッカー部の中で役割を持ってやっていくのかなと考えた結果、こういう一体感だと思うので、そこは非常に感謝してる。厳しいときであればあるほど、力になるなと感じた。(後輩に向けて)結果であったり、インカレのトップを取ることで、日本一を取る質や雰囲気を見せたかったけど、それができなくて、また手さぐりで日本一を目指さなければいけない1年になってしまった。逆に言えば、反面教師でこの質や組織作りじゃ足りいないってことがわかったところはあると思うので、僕らもあと少し部には残るし、後輩に残せるものは残して、後輩はそこから得るものはすべて得てもらって、来年や再来年にいい結果が出ればいいんじゃないかな。(今後について)僕自身はまだ進路は決まってなくて、その意味も込めてインカレは特別な大会ではあったけど、初戦で負けてしまって正直可能性としてはかなり薄くなった状態ではある。でも、サッカーが趣味になるのか仕事になるのかっていうところはこれから考えることになる。もし、仕事にできるのなら、その時は見といてください」

▼MF中井
「正直、1、2、3回生のときは試合に出ていなかったので、自分がピッチに立って応援してくれる人たちの期待に応えようということとか、(DF荒木)隼人とか(山田)紘士は1年間一生懸命チームをまとめ上げてくれたので、その隼人と紘士を、日本一のキャプテンと日本一の主務にしようっていう気持ちでインカレに臨んだ。(試合は)相手の守備が粘り強くて、自分たちは前半すごく理想的なサッカーができた中で、1つのミスで失点してしまった。その後も流れは悪かったけど、連続失点はせずにそこで防げたのは良かった。1年間リーグを通して無得点で終わった試合はなかったので、その1失点で終われば自分たちにも勝てるチャンスはあると思っていた。後半の立ち上がりすぐに1点取って、すごくいい時間帯に入って流れも良くなったので、いけるんじゃないかなっていう気持ちがあった。後半少し押し込まれる時間があって、背後にボールを出したりして流れを変えれば良かったけど、流れを読んで戦術を変える力が自分にはなかった。相手のキーマンの10番、11番の選手に自由にやられる時間があったので、そこはボランチとセンターバックでケアしながらやれたら、もう少し関大ペースになったんじゃないかな。(今の気持ちは)正直ここで負けるとは思ってなかったし、そのチームの状況を考えたときに、もう少し上のレベルまでいけるんじゃないかなっていう気持ちがあった。自分自身もサッカーをしていて、負ける気がほとんどしなかったけど、いいサッカーをしても勝たなければ意味がないのかな、サッカーって難しいなと感じた。(1年間振り返って)前期はほとんどけがで試合に絡めなかったけど、後期はチームの流れを自分のパスでリズム作ってっていうのが自分の特徴でもあったので、それがリーグ戦では少し出せた。前期は引き分けの試合が多かったので、後期はロスタイムで勝ち切れたりとか、そこは関大のいいところだと思うし、関大を象徴する試合でもあったと思う。(同期に対して思うことは)、隼人とか(DF河野)貴志や(MF塩谷)仁はこの先もサッカー続くと思うので、その3人にはしっかり頑張ってもらいたい。僕とFW加賀山と(MF森主)麗司は将来が決まっていないので、どうするのか考えながら、これじゃあ悔いが残る結果なので、今後も続けていきたい。やす(DF安田)とか(DF難波)慶克とか(DF安川)魁は就職とかしても関大サッカー部に関わり続けてほしいと思うし、やっぱり1年間トップでやってきた4回生はすごく横のつながりが強かったし、一緒にやってきて一緒に時間を過ごしてきて、今後も関係が続くようないい仲間に出会えた。(後輩に向けて)関大の全員サッカーで日本一っていう目標を成し遂げてほしいのが本音。なりたいとかなれるじゃなくて、日本一にしたるっていう強い思いを持ってやってほしい。大学サッカーの価値を上げることが前田さんの目標だと思うけど、それを証明するためにも日本一にならないといけないし、関大サッカー部がそれを率先してやることで、他の大学が真似して大学サッカーの価値を上げてほしい。関大が先頭に立って引っ張ってほしい。それで負けてても証明はできないと思うので、やっぱり優勝や日本一を手にしない限り、他の人の頭にはいいチームやなで終わってしまうと思うのでそこは関大サッカー部が結果を出して頑張ってほしい」

▼DF黒川
「全員サッカーで日本一になることしか考えてなかったので、ここで負けるって言うのは頭の中になかったので、まだ、全然整理できてないです。何かが足りなかった結果がこれなので、それをしっかり見つけていきたい。(これが4年生との最後の大会でしたが)4年生とはプライベートでもサッカー中でも仲良くて高め合えるような関係だったのですごい寂しいです。(MF牧野選手の同点弾は)後半始まった瞬間に『シュート打ちたい』って言ってて『打ってくるわ』て言って一発目のシュート決めてたのでさすがやなって。お互いすごい高め合えるいい存在なので一緒に切磋琢磨して頑張っていきたいなと。(今は)終わってしまったなって。あんまり考えられない。(来年のことは)考えていかないといけないけど今の時点では考えられないのでしっかり落ち着いて考えて来年に向けて頑張っていこうと思います」