【レスリング】「4年間最高に楽しかった」大川レスリング終幕

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◇平成30年度西日本学生秋季リーグ戦2日目◇12月2日◇金岡公園体育館◇

関大0-7文理大
関大2-5徳山大
関大3-4立命大
関大4-3近大

今春、2部リーグ戦で優勝し、1部の座に舞い戻った関大レスリング部。リーグ戦1日目は1部の強豪校と対戦し、全敗という悔しい結果に終わる。1部残留をかけて選手たちは2日目に臨んだ。

初戦で対戦したのは、関大を人数で大幅に上回る文理大。関大を勢いづけるべく74㌔級・一瀬剣(社3)が上がった。一瀬は序盤から積極的に仕掛け、テークダウンでポイントを重ねていく。ところが、一瞬の隙を突かれて相手に入り込まれてしまい無念のフォール負けとなった。次戦の57㌔級・加藤優輝(人3)も相手の攻勢を止められず、敗れる。流れを変えるべく立ち上がったのは1年生の61㌔級・上太一(社1)。上は序盤こそ相手に主導権を握られ、ポイントを重ねられたが、相手をデンジャーポジションに持ち込み4点を返すと相手の反則やテークダウンで1点差とする。ここから逆転と意気込んだが無情にもタイムアップ。その後も相手の流れに飲まれ、4連敗で初戦を落とす。

2試合目は徳山大と対戦。1戦目の上、2戦目の70㌔級・脇田泰之(人1)と2連敗でのスタートとなったが、3戦目の加藤が残り時間わずかという場面で2点を返し逆転勝利をすると、5戦目には主将の65㌔級・大川慧輔(環都4)がマットに上がる。大川は相手を全く寄せ付けず、試合を優位に進めると、隙を見逃さず一気に攻勢を仕掛け、フォール勝ち。チームに勢いを呼んだかに見えたが、残りの試合で相手に1部常連校の実力を見せつけられ、悔しい敗戦となった。

2試合を落とし、後がない状況で立命大と3戦目を戦った。先陣を切ったのは一瀬。お互いに攻め合うも中々ポイントが入らない状況で、残り45秒に相手の反則で1点リードすると、そのポイントを守り切り先勝を挙げる。2戦目は敗れるも、3戦目に125㌔級・田中颯人(人2)が相手との体格差をもろともせず、テークダウンを奪うなどで勝利。

その後2戦を終え、2勝3敗と負けたら敗戦が決まってしまう場面で登場したのは加藤だ。先手こそ相手に許すも、1P終盤に相手をデンジャーポジションに投げ込み4点を取った。しかし、ビデオ判定で2点となると、逆に相手にデンジャーポジションに持ち込まれるなど失点が響き、敗戦。悔しさ残るマット上に最後に脇田俊之(人3)が上がった。気合のこもった表情で早々にテークダウンを奪うとローリング、再びテークダウンで6点を奪い試合の主導権を握ると、相手に休む暇さえ与えず、わずか1分でテクニカルフォール勝ち。最終戦に向けてチームを奮い立たせた。

大川の大学生活4年間のラストゲームに対するのは近大。1戦目は主将自らが務めた。大川は開始数秒で相手をデンジャーポジションに陥れ、4点を奪う。積極的に攻め続けテークダウンや場外ポイントで点数を重ねると、最後は相手の反則を誘い大学4年間の最後の試合をテクニカルフォール勝ちで飾った。

主将の流れに続きたかったが、上と田中が共に敗れ、勝利に暗雲が立ち込める。悪い流れを変えたのは加藤だ。加藤は相手に3点リードされた状態でテークダウンからのローリングなどで6点を奪うと最後はフォール勝ちで勝利。流れを呼び戻した。

65㌔級・鳥羽隆行(人1)も流れに乗り相手に1点も与えることなくテクニカルフォール勝ち。次戦は敗れ3勝3敗で勝負の行方は一瀬に託された。関大レスリング部の大きな声援がマット上に響き渡る中、一瀬は冷静にテークダウンでポイントを重ね、最後は相手をデンジャーポジションに持ち込み勝負あり。その瞬間歓喜の声が会場にこだました。

今日の試合は4年生3人のの引退試合となった。大川は「4年間最高に楽しかった」と閉会式後、笑顔をにじませながら語った。

ここ3年間、レスリング部は1部と2部の行き来を繰り返している。「来年こそは1部で戦えるようになって欲しい」(大川)。主将の望みに応えるためにもまずは来年の春季リーグで2部優勝をし、1部定着を目指す。【文:北島大翔/写真:長尾洋祐・濵田将志】

▼大川主将
「目標は上位入賞だったが、それを果たせなかったのは心残りというか、後輩たちへ申し訳ないっていう気持ちです。3年連続1部上がっては2部に落ちての繰り返しなので、来年こそは1部で戦えるようになって欲しいです。4回生の選手は自分1人で、練習とか練習メニューとか練習時間を自分で考えつつも、後輩たちや監督・コーチも協力してやってこれたので主将としていい経験をさせてもらったと思います。(関大レスリング部は)自主性を重視したチームで、その中でも監督・コーチの補助があっての自主性が成り立っていてた。部員同士は本当に仲が良くて、4年間最高に楽しかったです。(後輩に向けて)3回生はあと1年、2回生はあと2年、1回生はあと3年あるので、本当に引退するときに悔いが無いように頑張ってほしいです。」