【テニス】室内インカレ本戦初日、山尾が第6シードの強敵撃破!

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◇平成30年度全日本学生室内選手権大会本戦1日目◇11月28日◇江坂テニスセンター◇

【男子シングルス本戦1回戦】
○ 山尾2(6-3,6(5)-7,6-4)1川橋(筑波大)
● 高村0(6(4)-7,3-6)2橋川(日大)

【男子ダブルス本戦1回戦】
○ 高村・島田2(6(7)-7,6-3,10-8)1加藤・田形(筑波大)
● 山尾・大野(翼)0(4-6,3-6)2坂井・千頭(早大)

【女子シングルス本戦1回戦】
○ 沈2(6-2,7-6(4))0坂本(専大)
● 鎌田0(3-6,3-6)2村橋(立大)
● 越野1(6-4,1-6,3-6)2今村(鹿屋体大)

【女子ダブルス本戦1回戦】
○ 越野・大野(菜)2(6-4,6-1)0鎌田・中塚

愛媛での激闘から約1カ月。舞台を大阪に移し、室内全日本インカレ本戦が幕を開けた。関大からも多くの選手が出場。各々が課題と収穫を得た。

男子シングルスには2選手が出場。山尾玲貴(商2)は第6シードの強敵と相対した。第1セットを6-3で難なく奪うも、第2セットからは苦戦。タイブレークに持ち込まれ、勝利まであと2点のところから失点を重ね、勝負はファイナルセットに突入する。ここで山尾は崩れなかった。ストロークを軸に攻め続けていく。終盤でもサービスエースを決めるなど、最後まで気持ちを切らさず勝利。1回戦を突破した。

初の室内インカレながら、本戦からの出場となった高村烈司(商3)。第1セットからブレークゲームを奪うなど好調な出だし。しかし、5-4としたところから細かいミスを重ね、得点を重ねることができない。結局このセットを落とすと、第2セットでもリズムに乗れず、ストレート負け。「悔しい。強いとはいえ、勝てる相手だった」と初の室内インカレはほろ苦い結果に終わった。

鎌田琴衣女子主将(社3)は、村橋(立大)と対戦した。お互いにキープが続く。3-4で迎えた第8ゲームは鎌田のサービスゲーム。これ以上リードされないよう足を動かし、食らいつく。デュースにもつれ込むも、一歩及ばずブレークを許してしまう。その後も流れをつかみきることができず1回戦で姿を消すこととなった。

越野菜摘(文3)の相手は1カ月前の王座で敗れた今村凪沙(鹿屋体大)。接戦となるも第1セットを先取。だが、2セット目以降、相手のプレーが向上する。攻めても、追い付き、返される。反対に、越野が鋭いストロークで左右に振られる。悔しい2度目の敗北。リベンジを果たすことはできなかった。

沈清河(法3)は予選上がりの坂本(専大)と対峙(たいじ)。この日も得意のストロークを武器に試合を優位に進める。球足の速いインドアの性質のせいかおもしろいように鋭いウィナーを量産する。第1セットを奪い第2セットも3-0と圧倒。その後は相手に粘られる展開があったものの、タイブレークを制し、ストレート勝利で初戦突破を果たした。

山尾・大野翼(経2)組は、早大のペアと戦った。「相手のストロークが2人とも良かった」(山尾)。確実に隙を狙われて、得点を奪われる。次第にミスも増え、2人は悔しそうな表情を浮かべた。相手は正規のペアでなくても、最後まで崩れることはなかった。「王座優勝を来年こそ果たしたい」と大野翼。そのためには早大への勝利は不可欠だ。

今や関大ではおなじみのペアである高村・島田達也(人3)組。最初のセットはタイブレークの末落とすも、2人で話し合い、気持ちを切り替える。第2セットからは両者のフォアハンドストロークがさえ、終始優位に立つ。スーパータイブレークでは、一時は先行を許すも、2人のテニスが崩れることはなかった。第3セットは10-8で制して勝利。次戦対峙(たいじ)する相手の1人に高村はシングルスで敗れている。「リベンジしたい」(高村)と雪辱に燃えた。

女子ダブルス1回戦は越野・大野菜々子(社2)組と鎌田・中塚桃子(人2)組との同門対決に。ともに今年の全日本インカレベスト8の実績を持つペア同士がまさかの初戦でぶつかりあうことになった。第1セットは鎌田・中塚組が第1ゲームをブレークに成功するが、すかさず越野・大野菜組もブレークバック。その後はキープの展開が続くも第10ゲームに越野・大野菜組がブレークに成功すると、均衡が破れた。第2セットは越野・大野菜組の一方的な展開で進み5-0。鎌田・中塚組は第6ゲームを奪い、意地を見せるも反撃はここまで。越野・大野菜組がベスト8進出を決め明日の準々決勝では同じ関西の小池・東谷(園田女大)と対戦する。

慣れ親しんだ江坂テニスセンターで関大の選手が活躍を見せた1日。2日目以降も勝利を重ね、さらに上のステージに進むことはできるか。今年最後の個人戦で、来年への弾みになる結果を出したいところだ。【文・写真/三木勇人・長尾洋祐・遠藤菜美香】

▼山尾
「(シングルスについて)相手は関東で優勝もしていて、強い選手なので、動画を見て、作戦を立てて臨んだ。それがファーストはうまくいって。でも、セカンドで相手が良くなってきた。ファイナルは最後、粘り強くいけたので良かった。サーブが結構大事なところで入ったので、そこも良かった。夏、全然勝てなかったので、自分のテニスを1回考えて、色々練習した。(ダブルスについて)初めてやるペアだったので、最初は『どんな感じかな』って思っていた。相手のストロークが2人とも良かった。(シングルスの)明日の相手はインカレも優勝してて、結構強い人なので、勝てるように頑張ります」

▼大野翼
「王座のときは、坂井と田中で出てて、今回は坂井と千頭で、少し息の合わない所もあるかなと思ったけど、それよりも自分が上手くは言えないけど、集中力が足りてない部分があった。最近、打ちすぎてしまうことがある。もっと緩めて沈めたり、ロブで高い打点で取らせたり戦略的なところを課題として取り組んでいるけど、それでもミスが多くて、そのままズルズルいってしまった。満足のいかない試合になってしまった。戦略的に頭を使ってプレーしたい。去年と比べたら、自信を持ってプレーできるようになった。去年は目的はあったけど、自信がなくてそれが出せなかった。今年は出せて、インカレにも出れて、成績もそこそこ残せるようになった。来年はそれにプラスで、頭を使ったテニスして、プレーの幅を広げていきたい。関大に貢献して、王座優勝を来年こそ果たしたい」

▼高村
「室内インカレにシングルスで出るのが初めてだった。自分の中では挑戦の気持ちがあったけど、1回戦で負けてしまって、悔しい気持ちでいっぱい。まして相手が強いとはいえ、勝てる相手だった。反省して、次の試合に臨みたい。まだまだだと思った。もう一回頑張ります。ダブルスは、フルセットまでいったけど勝てたことは良かった。相手も強かったけど、もっとスコアも抑えられたかなと。優勝を目指しているので、この内容では届かない。今日は単複ともに反省点が多く出てきた。次の試合までに少しでも改善できれば。(シングルスは)自分としては、第1セットは6-4で取るつもりだったけど、アンラッキーな失点をしてしまった。かと言って、そこから相手に流れを渡してしまったのは、自分の戦い方のミス。差が縮まるにつれて自分の戦い方がぶれていた。そこは出だしに差をつけて戦うべきだった。もっと相手の嫌がるテニスをすれば結果は変わっていたかと思う。(室内のコートは)音がすごく響くので、できれば外のほうが好きです(笑)。でも屋内も屋外もさほど変わらない。戦い方は少しだけ変わるけど、得意不得意は特にない。(次戦、ダブルスではシングルで敗れた相手と対戦するが?)リベンジしたい。せめてダブルスくらいは勝たないといけない。ダブルスは一つの通過点として明日を乗り越えたい。個人の能力はすごく高いペアなので、絶対に勝ちたい」

▼島田
「入る前にスタッフの方々から戦術を決めて入ろうという話をされた。実際、そこは高村と話し合いながらできたと思うけど、まだまだ自分たちの考えが至っていない部分がある。課題がたくさん見つかった試合。(第1セットを取られ、どう盛り返したか?)戦術を立てるということは変わらないけど、どうして取られたのかとか、2人で話し合っていた。(室内のコートは)自分は比較的得意。練習の時から使わせてもらっているコートなので、やりにくさは感じなかった。あとは、2人でどれだけ息を合わせて1つ1つ勝ちあがっていくかだと思う。(次の相手は)基本がしっかりしている。ボレーやサービスなど、1つ1つのショットの質はすごく高いと思うので、やはりそれをどう崩していくか。自分たちの型にはめながらやっていくことが今日よりもすごく大事になる。(プレーとしては)1球目のミスをなくすこと。単調なミスをせず、相手にプレッシャーをかけていきたい」