【野球】1点差で敗北も、収穫あり!

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◇平成30年度関西学生秋季チャレンジリーグ対立命大◇11月16日◇豊中ローズ球場◇

関大 020 000 100=3
立命 020 020 00Ⅹ=4

(関)香川、髙田、巻―久保田拓
(立)塚原、高井、村上―島谷

試合後に残ったものは、悔しさよりも収穫だった。2回には久保田拓真(社1)が大学入学後自身初となるツーランホームランを放ち、チームに先制点をもたらす。さらに、7回からマウンドを任された巻大地(商1)が五者連続三振を奪い、成長をうかがわせるピッチングを披露。1点差で軍配さえ相手方に上がったものの、この秋の大きな実りを手にした。

バックスクリーンを直撃する特大の一弾で試合は動いた。5番溝端健太(人2)が右前打でチーム初出塁を果たすと、打順が回ってきたのは、1年生ながら秋季リーグ戦に出場した久保田拓。カウント2-0から狙いを定めた3球目のストレート。乾いた音が響いた瞬間、立命大の外野手陣は打球を追う動作をやめた。誰もが驚く先制アーチは、「結果飛んでいった」と久保田拓本人も予想だにしておらず、思いがけない記念すべき大学通算第1号となった。


△溝端


△久保田拓

しかし、その裏に2点、さらには5回にもビハインドを広げられ、一矢報いたのは7回。2死走者なしから久保田が左前に打球を運ぶと、それを左翼手が弾き2塁へと進む。ここで7番西川将也(人2)が打席に立ち、初球を捉えて1点を奪取。持ち味の豪快なバッティングで祈るチームに応えて見せた。だが、その後は1本が出ず。最後まで追い付くことはできなかった。



△西川

この日投手陣は、3人がマウンドに立った。先発は今リーグ戦3試合連続で香川麗爾(文1)が任された。2回、三塁手の失策から流れを相手に渡し、香川自身も崩れかける。それでも、果敢にインコースを攻め、スリーアウト目の打者を三振で仕留めると、拳を握りマウンド上で吠えた。5回には連続安打から2点を失うが、最長投球回となる5イニングを守り切り、次にバトンを託した。



△香川

その後、髙田哲平(経2)が1イニングを投げると、続くマウンドには巻が上がる。ストレートにスライダー、チェンジアップを組み合わせ、相手を翻弄(ほんろう)。後方の守備陣の声援も受け、笑顔で圧巻の5奪三振を見せる。女房役の久保田拓との相性は良く、「久保田くんの配球を信じてるんで」と、信頼関係の厚い1年生コンビで相手打線を抑えた。


△髙田


△巻

あと一歩届かず、今リーグ初の黒星を喫した。それでも下を向くことはない。拙守(せっしゅ)から4連勝は逃したものの、指揮官は「勉強になった」と敗戦を前向きに捉える。さらに、「90点。満足」(巻)と、個々にとっては大きな収穫のあった一幕となった。3勝1敗で迎えることとなった最終節。関大の若き戦士たちが頂点めがけ、この秋最後の一戦に挑む。【文:中西愛/写真:松山奈央】

▽小田洋一監督
「(試合を振り返って)無駄な失点がちょっと多かった。ポジショニングとか、例えば、2死ランナー1塁でライト前に取りに行って逸らせたり。その辺の、考え方次第で収まる失点が2点ぐらいあった。その辺が今日勉強になったかな。(投手陣は?)最初香川がまぁまぁそれなりに投げて。1点取って追い上げムードなったら巻行こうと思って。それは狙い通りの展開やったが…。(打線は?)向こうのピッチャーが低めにうまく変化球を投げてたのを打たされた。でも粘り強く2アウトから点取ったりとかできた。(次戦に向けて)粘り強く接戦の競ったゲームをしたい」

▽久保田拓
「(本塁打の球種は?)ストレート。狙ってはない。強く振ることぐらい。結果飛んで行ったみたいな。(どんな感じで打席に?)繋ごうっていう意識もあったが、思いきりのよさっていうのが僕の持ち味だと思っているので、思いっきり打とうかなと。(本塁打に関して)初。嬉しい。(7回の打席に関して)出ることだけ考えて。結果オーライ。(投手陣に関して)香川も髙田さんもストレート持ち味なんで、押して押してっていうピッチングを意識して要所で変化球、そういうのを意識して組み立てた。(調子は?)守備でリズムつくれなくて失点したので、ピッチャー自体の責任ではないかなと。(巻に関して)一番良かった」

▽巻
「(どんなピッチングをしようと?)まず、最初投げる前に、7回から行くっていうのが、1点でも取れたら俺が行って、取れんかったら橋本さん(=橋本大輝・情2)が行くってなってて、それで2アウト1点から取って、流れも良かったから、その流れをしっかり切らさんように。ポンポンとリズムよく意識して。(決め球は?)まっすぐが走っていたような気もしたような感じがあったが。久保田くんの配球を信じてるんで。スライダーとチェンジアップと。(楽しそうに投げていたが?)いつも笑ってる。(二塁手の坂之下に声を掛けられていたが?)俺がでてきたら絶対うるさい(笑)。遊びみたいな。(自身では何点のピッチング?)抑えれたことには抑えれたが、スリーボールなったり、ボール先行になったりしたんで、90点ぐらい。100点ではない。が、満足」