【アイススケート】宮原、グランプリファイナルへの出場を決めた!

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◇2018NHK杯国際フィギュアスケート競技大会◇11月10日◇広島県立総合体育館◇

【女子シングルフリー】
2位 宮原知子(文3)143.39

【女子シングル最終結果】
2位 宮原 219.47

難易度の高い要素を決め、完璧な演技を披露する選手たち。会場は熱気が高まっていた。その中で最終滑走者となった宮原は、深呼吸をしてから表情を引き締めてリンクに立った。

公式練習では、コンビネーションジャンプを中心にプログラムを確認。ジャンプの軸がぶれてしまうミスは何本か見られたが、転倒などの失敗はなく調整を終えた。

そして迎えた本番。ゆっくりとスタート位置についた。

「緊張して、硬さが出てしまった」と語ったが、強い精神力を持つ宮原は、会場の空気に圧倒されることなく演技する。冒頭の3回転サルコーは確実に決める。だが、続く3回転ルッツ+3回転トーループ。着氷はしたものの、ファーストジャンプでエッジの甘さが見られ、セカンドジャンプは回転不足と判定を受ける。その他のジャンプも細かいミスが目立ち、点数を落としてしまう。そして、全身を使って踏んだステップシークエンスも、前日と同様にレベルを取りこぼした。

しかし、ジャンプは全て着氷。曲の緩急をしっかりと捉えて端麗に滑り、観客を宮原の世界に引き込んでいく。大きなミスのない演技を見せ、最後のポーズは意気揚々と決めた。

総合結果は2位。同じコーチの下で練習する紀平梨花(関西大学KFSC)には惜しくも及ばなかったが、見事グランプリファイナルへの出場権を獲得した。「悔しい気持ちもあるけど、刺激を受けた」と振り返った。今回得た自信を胸に、グランプリファイナルの舞台で躍動する。【文:竹中杏有果/写真:宮西美紅】

▼宮原
「SPはすごく良かったんですけど、フリーはちょっと緊張が出てしまったかなって思います。(細かいミスは)緊張からかなと思います、それしかないです。(紀平に次いでの2位で)悔しい気持ちはありますけど、でもまだまだ自分も頑張らないとなっていう刺激を受けました。せっかく自分でつかんだファイナルなので、思い切った演技ができるように、今回の課題を見直して頑張っていきたいです。緊張したのはいろんな原因があると思うんですけど、最終滑走だったりとか。SPが良かったので、スケートアメリカみたいに両方いい演技で滑りたいっていうのもあったので、そういうものからかなと思います。緊張は、試合の会場に来るバスからしていました。紀平さんは、一緒のチームメイトでもあるので、このままではいけない、自分ももっと習得しなきゃいけないという気持ちを受けるので、刺激を受ける存在です。今年はオフシーズンからしっかり練習を積んで、緊張がありながらもこの演技ができたので、自分の中で自信につながったかなと思います。以前より緊張した中での自分のジャンプが、少しずつ改善されてきたなっていう自信があるので、そこが一番手をつかめたというか、まだまだですけど良かったかなと思います」

▼濱田美栄コーチ
「知子の場合はスケートアメリカの方がよく点も伸びたので、硬くなって自分でも良くなかったと言って『ちょっと…』って首傾げて上がってきたのでそこを修正していきたいです。(宮原と紀平が表彰台に並ぶ機会が今後もありそうだが)ライバルは大事です。エネミー(敵)ではなくライバル(好敵手)は大事。自分にとってのライバルは大事にしなさいと。それこそすごく大好きで仲良くなってご飯を食べに行こうかなとか、すごく大切だと思います。いい選手を育てるには良きライバルが必要です。相手を尊重して大切にしなさいと言っています」

【プレスカンファレンスでのインタビュー】
「昨日はすごく良かったんですけど、今日のフリーでは硬さがでてしまったかなと思います。演技自体はそんなに悪くなかったんですけど、もっともっと頑張らないといけないなと思いました。(紀平などのライバルがいて)普段から良い刺激を受けていて、もっと頑張ろうという気持ちを忘れずに日々練習しています。一緒に練習している強い人たちから、自分にないものを研究したりしています。コーチからは、それぞれの良さを盗んで練習して、足りないものを補っていくのが良いと言われています。(グランプリファイナルでは)今回見つかった課題、今まで直してきた課題をSP,フリーでできるようにしたいです。1試合1試合が次につながると思うので、大切にしてやっていきたいです」