【野球】エースの一打で連敗脱出!

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◇平成27年度関西学生春季リーグ第4節対同大2回戦◇4月26日◇南港中央球場◇

同大 000 001 020 =3
関大 000 200 011x=4

(同)平尾拓、福島、矢野敦―川端
(関)江口、石田―久米

3連敗中と元気がない関大。この試合を落とせば、早々と優勝戦線から遠のいてしまう。大事な一戦をリーグ戦初先発となる4年生右腕・江口に託した。

その江口は持ち味の打たせて取る投球が光り、順調な立ち上がりを見せる。3、4回は先頭に出塁を許すものの、落ち着いて後続を断ち、得点を許さない。7回まで1失点と試合を作った。
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打線は4回に2つの押し出し四死球で2点を先制する。だが、その後は安打が出ず、試合は終盤へ突入した。

1点リードで迎えた8回表、江口が先頭に右前打を浴び、盗塁と犠打で1死三塁とされると、関大は2番手にエース石田を送り込む。

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石田は力のある速球で遊飛に打ち取り、2死までこぎつけた。続く打者の打球も平凡な遊ゴロに思われたが、遊撃手・西田友が一塁へ悪送球し、三塁走者が生還。痛いミスで同点とされると、さらに左翼線への適時打で勝ち越しを許した。

追い詰められた関大はその裏、2死二塁のチャンスを作ると、今季途中から4番に座る西田尚を迎える。「絶対に打ってやろうと思って打席に向かった」と初球を振り抜き、右翼線への適時二塁打。再び試合を振り出しに戻した。

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最終回、石田は2死満塁とピンチを作るも、切り抜けて最後の攻撃につなげる。すると、先頭の6番・松山が同大の3番手・矢野敦の初球を左前に運ぶ。続く柿山がしっかりと犠打を決め、1死二塁。続く代打・湯浅は敬遠で歩かされ、1死一、二塁となった。早瀬監督はこの場面で、投手の石田をそのまま打席に送る。「外野が前に来ていたので、思い切って打った」と石田。初球を迷いなく振り抜き、右前にはじき返す。二塁走者が本塁へ滑り込み、サヨナラ勝ちを決めた。

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エースの投打にわたる活躍で、勝利を手にした関大ナイン。終盤の粘りに昨秋王者の威厳を感じさせた。「結果的に石田が良い形で決めて、勝ったことが本当に大きい」と指揮官は振り返る。関大の戦いはまだまだこれからだ。【吉見元太】

▼早瀬監督
「予期せぬこともいろいろあって大変な試合展開だった。石田は救援だったが、開き直って頑張ってくれた。(状態があまり良くないが)これもいい経験。明日も期待している。ストレートを軸にしっかりと抑えていこうといことは伝えていた。それで、スライダーやツーシームが生きてくる。打たれた場面もあったが、今日の試合を機に何か手応えをつかんでほしい。逆転はエラーが絡んでの失点。石田の責任ではないが、ここのところ余り良いところがなかった。(サヨナラの場面は)代打も用意していたが、石田にかけようと思った。石田が波に乗れたらチームとしても大きい。変化球を狙えと打席に入る前に送り出した。結果的に石田が良い形で決めて、勝ったことが本当に大きい。大事なゲームをものにできたからここからという感じ。まずは、明日、そしてその先につなげていきたい」

▼石丸主将
「もう失うものはないので、気持ちを前面に出してぶつかるだけだった。正直、打線もあまり調子が良くないので、気持ちで打つしかないと言っていた。江口は打たせて取るタイプ。それがちゃんとできていた。ピンチになっても踏ん張ってくれたので、それが形になったと思う。西田友もこれが経験になっていく。これを糧にしてくれたら。西田尚は冬から人一倍振ってきた分、しっかり形になったと思う。明日も期待している。選手も全員分かっていると思うが、石田におんぶにだっこ。明日は石田以外の者で絶対に勝ちたい」

▼石田
「相手投手がツーシームとスライダーが主な球種だと打席に入る前に監督に言われたので、自分はスライダーを狙った。打った球種は覚えていないが、外寄りの球が内に入ってきて、詰まりながら、いいところに落ちてくれた。代打を出されると思ったが、打ってこいということだったので、ありがたいなと思っていた。外野が前に来ていたので、思い切って打った。(同点、逆転された場面について)特別甘くなったわけじゃない。ほとんどすべての球をストレートでいって、1球見せる意味で変化球を投げたら、少し浮いてしまった。真っすぐで押しても良かったかもしれないが、仕方ない。もう少し低めに投げることができれば。前日に小田コーチから『うまくいってないときは決断力による』と話をされた。うまくいっていない中で決断するために腹を割って真っすぐで、気持ちで押していこうと考えていた。近大戦から自分が足を引っ張ているようなものだったので、全員で勝ちに行って、自分も貢献できればという思いだった。明日につながって良かった。サヨナラ打はこれまでに経験がないので、気持ちいい。明日は自分に与えられたところでしっかりプレーできるようにしたい」

▼江口
「先発と言われたのが今日の朝。準備はしていたが、まさかと思った。3連敗中だったので、取りあえず抑える気持ちしかなかった。ランナーが出ていないときはテンポよく、ランナーが出てからは粘り強くというのを意識した。僕は石田みたいに速い球で三振をとれるピッチャーではない。ツーシームでゴロを打たせることが持ち味なので、それを意識して気持ちで投げた。最後らへんにばてたので、出来は65点くらい。勝てたのが一番良かった。次は9回まで投げて0で抑えるように、チームに貢献できるように頑張りたい」

▼西田尚
「前の打席でも昨日もチャンスで全然打てていなかったので、絶対に打ってやろうと思って打席に向かった。打った球はスライダー。初球から振りにいったことが良い結果につながったと思う。(4番として初打点だが)4番ということは意識していない。絶対勝つことだけを考えている。今日は勝ててよかった。まだ、優勝の可能性が消えたわけではないので、あきらめずにそこを目指して、しっかりと勝っていきたい」