【アイススケート】出だし好調!宮原SP2位

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◇2018NHK杯国際フィギュアスケート競技大会◇11月9日◇広島県立総合体育館◇

【女子シングルSP】
宮原知子(文3) 76.08

グランプリシリーズ4戦目として行われた今大会。各国から強敵たちが集結した。その中でもスケートアメリカで優勝した宮原は、圧倒的な存在感を放っていた。宮原がコールされると一際大きい歓声と、日の丸が揺れた。

公式練習から集中した滑りを見せた宮原。早めに切り上げる選手たちもいる中、最後の一人になるまで念入りに練習した。「ジャンプは普段から失敗が少なくなっていた」と語った通り、転倒などの大きなミスなく最終調整を終えた。

△公式練習での宮原

そして迎えた本番。深呼吸をしてから、心を落ち着けて位置につく。演技が始まると、宮原の表情は凛々しさを増した。練習の時から何度も確認をしていた3回転+3回転はしっかりと回り切り、着氷。伸びやかなスケートを見せていく。


確実に点を稼いでいくために、新たに組み込んだ3回転ループも決める。最後のダブルアクセルも、幅と高さのある余裕のジャンプで、ミスなく演技を終える。「自分を見てほしい、見せることを意識した」と、スピンでも手先にまで工夫を凝らしたものを披露。


細かい音まで拾った表現力で、華やかに、そしてきれいに氷上を舞った。終了前から沸き起こる拍手。観客はスタンディングオベーションでたたえた。「緊張していたけれど、思っていたよりも落ち着いて滑れた」と振り返り、演技終了後には安堵(あんど)の表情を浮かべた。

得点は76.08。1位との差はわずか0.09点と、十分に逆転が狙える点数を叩き出して、2位で発進。「ベストを尽くすことのみに集中したい」との意気込みを語った。フリーは最終滑走者として演技する宮原。母国で開催されているこの舞台で、最高演技を見せてくれるはずだ。【文:竹中杏有果/写真:宮西美紅】

▼宮原
「点数を伸ばせて嬉しいです。ジャンプは、日によって良い時も悪い時もあったので、あとは気持ちだと思って滑りました。本番になると変に不安になってしまう悪い癖があるので、なるべく考えないように、良い時の感覚を思い出していました。演技前から緊張していたんですけど、思っていたよりも落ち着いてできたと思います。衣装も新しくして、少し違った意識でできました。自分を見てほしい、魅せるに意識を置いて滑りました。練習の時からジャンプの調子は良く、普段からも失敗は少なかったので、変に不安に思う必要はないと思っていました。改良中のジャンプは、少しずつ身についてきているので、コンスタントにこなす必要があるかなと思っています。フリップが特別不安だったわけではないんですけど、ループのほうが何となく回転不足の心配も、エッジの心配もないので。そういう点では、良いのは良いんですけど、だからと言って安心はできないので、余計に緊張するところもあって、複雑な感じではあります。点数はスケートアメリカから、さらに伸ばすことができたのでそれはすごく嬉しいです。フリーはSPと変わらず、ジャンプは自分の課題でもあるので、そこはきっちりこなして。あとはレベルの取りこぼしがないように、総合的にできるように頑張りたいです」

【プレスカンファレンスでのインタビュー】
「今日のSPでは、緊張はしていたんですけど自分が思っているより、良いジャンプが跳べて。SPでの目標は達成できたかなとは思うんですけど、ステップ(シークエンス)がレベル3で少し悔しいので、明日のフリーではまた、ジャンプと他のところでもきっちり自分の演技ができるように頑張りたいです。(1位の選手と差が開いていないという点に関しては)今はあまり点数については考えないようにしています。とにかく練習通りのことを自分でよくできるようにと考えたいと思っています。トゥクタミシェワ(エリザベータ・トゥクタミシェワ=ロシア)選手はとても優秀な選手ですし、他のスケーターも皆さん大変優れているので、自分としてはベストを尽くすことのみに集中したいと思っています」