【ヨット】念願叶わず…全日本インカレ12位

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◇第83回全日本学生選手権大会◇11月1~4日◇豊田自動織機海陽ヨットハーバー◇

【国際470級】
1位 日経大
2位 日大
3位 早大
4位 慶応大
5位 明海大
6位 九大
12位 関大

最終レースでワンツースリーフィニッシュを決めるなど、関西インカレを1位で通過した関大ヨット部。4年生の引退試合でもある全日本インカレに悲願の日本一を達成すべく臨んだ。

4日間に渡り行われた今大会。しかし、強い風に対応できず、なかなか順位が上がらない。強風だった初日は団体13位。2日目は風が弱くなった。第4R(レース)は堀久太朗(法4)・小道大輔(情3)組が8位。さらに稲毛竣哉(商4)・中島佑樹(社3)組も10位でゴールし、上々の滑り出しを見せるが、続く第5、第6Rで堀・小道組が順位を落とし、なかなか波に乗れない。それでも、この日の最終第7Rで稲毛・中島組が最初の1上(最初の風上側のマーク)を3位で回る。その後順位を落とし12位となったが、団体順位を1つ上げて12位とした。


△小向監督(左)と田中総監督

△野田(左)と中島


△井堰(左)と小道


△稲毛(左)と堀

3日目、少しでも順位を上げたいが、この日は風が安定せず1度海には出たものの海上待機のまま終了となった。そして迎えた最終日。4年生の堀と稲毛が現役最終レースに向かった。最初のレースで稲毛・中島組がいい位置でスタートしたが、風向きが180度変わり中止。「あわよくば、上位も狙えた」(稲毛)と悔やんだ。しばらく待って行われた第8Rは堀・小道組25位、稲毛・中島組26位と全国相手に消して悪いレースではなかったが、団体順位を上げるには至らない。


△堀・小道組

終了の時間が近づき、あともう1R行われるか怪しくなったが、開始の信号で、最終第9Rが行われることになった。大学最後のレース。「最後は気持ちだけ」(堀)と堀・小道組は19位、この大会自艇2番目の成績でゴール。稲毛・中島組は途中、多数派集団から離れる賭けに出たが、待っていた風は吹かず43位。井堰威瑠(いせき・たける=人1)・野田空(人2)組は33位となった。


△稲毛・中島組


△井堰・野田組

やはり全国の壁は高く、結果は団体12位。夢半ばに4年生は引退した。それでも、春先は敵わなかった関学大を倒し関西の頂点にまで立った。また、全国個戦で堀・小道組が5位入賞を果たしたことなどで、チームに大きな自信をもたらした1年だった。先輩の残した第一歩を引き継ぐ来期のヨット部に期待だ。【文/写真:水上壮平】

▼堀主将
「最後は気持ちだと思ったが悔しい。1日目2日目と風が安定しない中実力を出し切れなかった。2日目最初のレースで8位スタートだったが、そのあとが続かず修正ができなかった。主将の自分がもっと引っ張らないといけなかったと思う。これまで振り返って、良かったと思える結果もあるが、やはり悔しさは残る。正直9割しんどかったが、勝った瞬間はやっぱりうれしくてそれを追い求めてきた。これまでやってきたことはできたと思うが、それでも通じない面があった。次の代には今年の関西インカレで関学大に勝った喜びをモチベーションに頑張ってもらいたい」

▼稲毛副将
「苦しい4年間だった。辞めずに今日を迎えられたことが良かったと思う。大学で続けてきたのはこの全国大会で結果を残したかったから。2日目の第7R序盤3位でいいレースができた。でもそのあと、集団にのまれて順位を落としてしまった。中止になった最終日のレースはスタートが良かった。今度は集団に巻き込まれない位置から出ることができた。あわよくば上位を狙えるというレースだったが、悔しい。最後の大会、結果は伴わなかったが、成長することができた。来年は小道・中島にもクルーからスキッパーに挑戦してもらうと思う。自分もハーバーに行ってサポートしていきたい。大学で一時嫌いになりかけたヨットを楽しいと思う気持ちで終われてよかった。強い関大の完全復活とはいかなかったが、後輩にその第一歩を残すことができたと思う」

▼中島
「4年生の引退もあったし、4日間とも緊張感があった。その中で前を走る経験ができたのが良かった。第7Rでは1上まで3位で、スタートの混戦を抜け出せたのが大きかった。第9Rでは右の風で出た位置的にも右展開に賭けたが駄目だった。3艇まとまる大切さを学んだ大会だった。新チームでは1艇1艇考えて帆走できる力を付けたい。今回他の大学とも練習して多く知識を得たのは収穫だった。課題としては来季に向けスキッパーの技術を学ばないといけないと思う」