【少林寺】伊藤涙の2連覇締め!高瀬、芳村も入賞し、後輩へ想いを繋いだ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第52回全日本学生大会◇11月4日◇日本武道館
演武(予選結果)
【単独段外】大島 5位
【単独有段】角山 24位
【女子白帯緑帯】安倍・上田 6位
衣川・西  13位
【男子茶帯】竹垣・竹本 9位
【男子初段】森・西出 3位(本戦出場)
【女子三段以上】芳村・木原 3位(本戦出場)

立合評価法
【女子軽量級】
3位 芳村

【男子重量級】
優勝  伊藤
準優勝 高瀬

「優勝 関西大学 伊藤駿亮」。名前を呼ばれた瞬間、伊藤駿亮(シス理4)は、あふれる涙をこらえ切れなかった。「最後の最後優勝で締めくくることができてうれしい」(伊藤)。
主将として最後まで無敗記録を貫いた。

前回大会で芳村友香(人4)と共に日本一に輝いた伊藤。主将に就任後も関西学生大会、大阪府民大会など立合評価法のタイトルを総舐めにしてきた。しかし、「最後の最後で負けてしまったら、今まで勝ってきた事よりも『悔い』として残ってしまう」。それと同時に期待されるほどプレッシャーを感じていた。

第1試合から、代名詞の突きではなく蹴りを中心とした攻撃で相手を圧倒していく。しかし、ここで存在感を見せたのが高瀬宣男(社4)だった。突きを軸とした攻撃で3点を早々に奪い試合を終える。「いつも同期がいい成績を取っていたので、最後くらいは自分も」(高瀬)。最後の試合に懸ける想いは負けていなかった。伊藤は、第2試合からさらに攻勢をかけ、技有りを奪っていく。対する高瀬も確実にポイントを重ね、両者全勝で競技を終えた。


△伊藤

△高瀬

そして、閉会式での結果発表。2位に高瀬、そして優勝者に伊藤の名前が呼ばれた瞬間、あふれる涙をこらえられなかった。「(名前が呼ばれた時、)今まで辛かったこととかプレッシャーから全てかけ離れて、勝った瞬間のうれしさがあふれた」(伊藤)。さらに、男子団体での総合成績でも第1位に輝いた。

女子軽量級には、昨年に引き続き優勝を狙う芳村と木原愛夢(文2)が出場。芳村は1回戦で北九州市大の広瀬と対戦。序盤得意の蹴りを軸とした攻撃で有効を奪うも、すぐに相手にポイントをうばわれる。それでも、相手の隙を突き蹴りで有効を奪う。さらに、突き放したいところだったが、相手の防具にトラブルが起き試合は打ち切られた。それでも第2試合以降、積極的な攻撃で優勢を保ち続けた。木原も初の全国インカレ出場ながら粘りのある試合を見せた。芳村は、2連覇とはならなかったものの、「悔しいですけど、同回も(順位に)入ったので良かった」。同じ学年全員で入賞を果たしたことを喜んだ。


△芳村

△木原

午前の予選では、関西学生大会でも入賞した森昴(経2)・西出風太(経1)が迫力のある演武で3位。さらに、女子3段以上の部でも、芳村と木原が息の合った演武で高得点を出し、本選進出を決めた。


△西出・森

△芳村・木原

立合評価法のみならず、演武でも結果を残した今大会。「自分を越えてくれたらうれしいと思うし、後輩ならそれができると思う」(伊藤)。主将として最後まで夢を見せ続けた伊藤。その背中を見続けた後輩たちが、来年もこの武道館で躍進を見せてくれるに違いない。【文:永津星斗/写真:濵田将志】

▼伊藤
「この全日本インカレは引退試合なので、今まで勝ってきたからこそ最後も優勝で締めたいと思っていた。最後の最後で負けてしまったら、今まで勝ってきた事よりも『悔い』として残ってしまうので絶対優勝したかった。全勝のまま終わることができて本当にうれしい。高瀬が試合でよく点を取っていたので、自分もいい形で試合に入れた。最後にワンツーフィニッシュ出来て本当にうれしい。(名前が呼ばれた時、)今まで辛かったこととかプレッシャーから全てかけ離れて、勝った瞬間のうれしさがあふれてしまった。主将という役職は部員に夢を見せることが大事だと思っていたので最後までその役割を果たせて良かった。(後輩には)自分を越えてくれたらうれしいと思うし、後輩ならそれができると思うので頑張ってほしい」
▼高瀬
「今日は、今まで自分以外の同回の2人が良い成績を取っていたので、最後くらいは3人全員で賞を取りたいなと思っていた。後輩の応援もあったので、その応援も絶対に無駄にしたくはなかった。(伊藤は、)ライバルというよりも越えられない壁だった。でも、こいつについていけば絶対に強くなれると思い、追いつけ追いつけって気持ちだった。試合は、自分は中段が得意なので決めにいこうって思っていた。調子がいいというよりも気持ちで取った。後輩の上からの応援も心強かった。(後輩たちに)今まで先輩らしいことができずに申し訳ないと思っているけど、こんな自分でも努力することでこんな成績を取れることができた。自分の姿を見て一つのことを本気でやれば結果は必ずついてくるということが伝わっていれば嬉しい」
▼芳村
(今日の試合を振り返って)自分の調子がでなかったので、悔しいですけど、同回も(順位に)入ったので、良かったかなと思います。相手のペースに持っていかれないようにということは意識していました。よく相手に合わせてしまうので。(今までを振り返って)よくばってはダメだなと思いました。多分、全体的につめが甘かったのだと思います。(少林寺拳法に関わられることは)就職するとどうなるかは分からないですけれども、できれば続けていければいいなと思います。(後輩に向けてメッセージは)凄い期待はしています。期待はしているので、悔いがないように一生懸命楽しんでやって欲しいです。

△大島

△衣川・西

△安倍・上田

△竹垣・竹本

△角山