【ラグビー】関関戦 後半で逆転喫しまたも黒星

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇2018ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節◇対関学大◇於・ヤンマーフィールド長居◇

【前半】関大10-5関学大
【後半】関大0-12関学大
【試合終了】関大10-17関学大

リーグ戦閉幕まであと1カ月足らず。これまで天理大、京産大、立命大に敗れ、戦いも4戦目を迎えた。この日の対戦校は、関大の最大のライバルである関学大。5月の総合関関戦前哨戦では、前半をリードで折り返すも、後半で逆転を喫し惜敗した。その雪辱を果たすためにも、「勝ちたい」(フッカー西勇樹主将=人4)。闘志を胸にゲームに臨んだが、今試合も後半で逆転を許し敗北となった。

キックオフを告げるホイッスルが鳴った。この試合の戦略は、前節の相手の体力をじわじわと減らすスタイルとは異なり、セットプレーで流れを切っていくラグビーを展開した。「関学大さんは走る量がすごく多い。関大と同じく走ってラグビーをするといった感じで、一緒にやったら、やはり相手の方が体が大きいので、負けてしまうというか、不利になってしまう」と西。序盤から関大が優勢な状況が続き、着実にスクラム、モール、ラインアウトなどのセットプレーで攻め込んでいった。

そして、開始12分。ゴール間際での攻防を繰り広げた末、SO渡辺裕介(人4)がこの日初のトライに成功する。

その2分後に、関学大に点を献上するも前半30分にはフォワードからパスを受けたSH木下皓太(人4)が、相手のディフェンスのすきを狙い点数を動かした。「ギャップを狙ってチャンスがあっって、ゴールまで走った。取れ切れて良かったと思う。フォワードのおかげです」と木下。前半を5点差で折り返した。

関大のリードで迎えた後半戦。「後半もゲームプランは同じ」(西)だったが、スタミナのある関学大の勢いは増した。後半15分にはゴール前のラックからパスで抜けだされ同点のトライを決められる。

キックは外れるも関学大に流れが傾く。何としてでも追加点を先に取りたいところだったが、関学大のディフェンスは厚く、敵陣まで進めない。関大のディフェンス陣も粘るが、じりじりと相手が前進。セットプレーで崩され、ついに逆転トライを許してしまった。さらにコンバージョンキックが決まり7点差に。「前半あまりなかったミスが後半にポツポツでてきて、それを関学大さんが見逃さなかった」と西は振り返った。

また、木下は「ショットかスクラムの選択でショットを選び逆転できないようにすべきだったかな」と後半の戦い方に少し後悔をにじませた。最後まで差を埋めることができず、ノーサイド。リベンジを果たすことはできなかった。

結果はまたも惜敗となったが、今節を含む、前4節を振り返っても前半はいい戦いを見せている関大。後半の集中力に課題が残る。「後半に走り勝てるチームを練習から作っていきたい」(西)。残り3戦。もう1試合の負けも許されない。次節、大体大戦での勝利を誓う。【文:柴村直宏・勝部真穂/写真:金田侑香璃】

▼桑原監督
「昨年もラストプレーで負けた。今回は最初から強い気持ちでいくことを意識した。気持ちで弱くなりそうになったけれども、相手はそんなに強いチームではなかった。ディフェンスにおいては、関学大はワイドに振ってくるのでどう止めるかあらかじめシミュレーションしていて、後半のしんどいときも(杉本)達郎(人4)はアグレッシブにボールを持って行ってくれていた。そして、木下が中心となっても前へ前へと出ていてよかったと思う。けれど、(前半に)ど真ん中でペナルティを取ったときに、ペナルティキックを取っていたらよかったなとスタッフの中で話になった。今回は正直、勝つも負けるも運次第だったと思います。次節はいつも通り、今日ぐらいの勢いでいきたい。そして、がむしゃらにラグビーをしていきたい」
▼西主将
「(関学大に)去年のリーグ戦で悔しい負け方をして、今年の春に総合関関戦でもう一回リベンジをできるチャンスがあったが、後半の最後にトライを取られて負けてしまった。最後の3回目、絶対にやり返すという気持ちで1週間練習してきた。ずっと後半の最後の最後まで、勝敗がわからない試合で、(負けてしまったのは)自分たちの甘さが出たのだと思う。前半は自分たちが思っていたゲームプランでそのまま進んでいったんで、いい流れで折り返せた。(ゲームプランはどういったものだったか)前の3節は、早く攻めて、早く攻めて相手を疲れさせてということを意識してやっていた。関学さんは走る量がすごく多くて関大と一緒で走ってラグビーするといった感じなので、そこに一緒にやったら、やはり相手の方が体が大きいので、負けてしまうというか、不利になってしまう。自分たちが用意してきたアタックを焦らず、きっちりするのを意識した。チャンスがあれば、しっかり前にアタックする。クイックでいくというのは意識してやっていた。後半も同じゲームプランでいくって言っていたが、簡単なミスや1人のタックルミスがあったりした。前半はほとんどなかったが、後半になったらポツポツでてきた。そこを関学さんが見逃さず攻めてきて、トライを取られたという感じ。京産大と立命大と関学大と天理大と4試合やってきたが、前半はいつもいい試合が出来ている。でも、後半になったら点数を入れられて、差があいてしまうというのが多い。次は後半をしっかり意識して、練習も最後の方にフィットネスを入れたり徐々にしていっている。後半だけ。前半は自分たちも相手もフレッシュな状態で走れるので、後半に走り抜ける、走り勝てるようなチームを練習から作っていきたいと思う。あと3戦。本当に落とせない試合が続く。1点差でもなんでもいいので、とにかく勝ちにこだわってやっていきたい」

▼SH木下
「前半は僕らの形でプレーすることができていたけど、後半は関学大さんの勢いにやられてしまった。相手は体力があるので、いつもならガンガンと攻めていくところを今回は落ち着いて、僕たちのリズムでプレーしようとした。いつもノータッチのところをタッチ出して、流れを切って切ってセットプレーに持ち込むことを試みた。(トライに関しては)あまり普段はトライ慣れしていないけれど、ギャップを狙ってチャンスがあっって、ゴールまで走った。取れ切れて良かったと思う。フォワードのおかげです。(今日印象に残った瞬間は)後半に反則をもらっていて、ショットかスクラムかを選択するときに、ショットで逆転できないようにするべきだったかなと感じたこと。今回は後半で逆転されたけれど、次節は勝ち切れるようにゲームコントロールしていきたい」