【アイススケート】細田、十倉、中村、本田が全日本出場を決めた!

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◇第44回西日本フィギュアスケート選手権大会◇11月4日◇日本ガイシアリーナ◇

【シニア女子フリー】
2位 細田采花(法4) 112.30
10位 十倉日和(人2) 95.11
13位 森下実咲(人1) 89.69
24位 安原綾菜(情4) 66.14

【シニア女子最終結果】
6位 細田 164.52
11位 十倉 146.13
13位 森下 143.79
24位 安原 110.74

【シニア男子フリー】
4位 中村優(政策4) 124.54
5位 本田太一(経2) 124.34

【シニア男子最終結果】
3位 中村 203.40
5位 本田 191.98

全日本選手権への出場権がかかっているこの試合。全国から強豪の選手たちが集まる中、関大勢は近畿を通過した6人共にフリーへ進出し、躍動した。

第1グループ登場したのは安原。「ジャンプの調子が悪かった」と、振り返りの際には悔しさを滲ませた。冒頭の3回転ループは回転が抜けて2回転になってしまう。その後のジャンプも安定せず、回転が締まらないミスが続くが、他の要素を丁寧に決めてカバー。ステップシークエンスでは「大好きな曲に合わせて、気持ちを込めた」と語った通り、細かい音まで表現した繊細な滑りで観客の心をつかんだ。

△安原

第3グループには細田、十倉、森下が登場した。近畿大会から大技、トリプルアクセルの成功している細田。前日のインタビューで「アクセルを2本入れる予定」と宣言した通り、大技のトリプルアクセルを2本組み込み、見事成功。会場からは歓声が上がる。その勢いを崩すことなく、続く3回転ルッツも着氷。全てのジャンプを決め、演技が終わる前から拍手が鳴りやまず、観客はスタンディングオベーションでたたえた。ミスのない演技を披露した細田は、こん身のガッツポーズ。キスアンドクライでは、うれし涙も見せた。高得点を叩き出し、全国への進出を決めた。


△細田

十倉はスピードに乗せた滑りで、序盤から攻めの姿勢を見せた。最初の3回転ループを着氷し、流れをつかむ。3回転+2回転+2回転のコンビネーションジャンプも成功。観客からは手拍子が起こり、それに鼓舞されるように次々に要素を決める。ダイナミックで力強いコレオシークエンスで、会場を魅了する。終盤の3回転トーループの回転が途中で開いてしまった以外は、全ての要素を成功させる。演技終了後には笑顔を見せ、見事4年ぶりに全国大会への出場権をつかんだ。


△十倉

近畿大会を3位で通過した森下。「今日も緊張していた」と話し、冒頭の3回転ループが2回転になってしまう。回転が抜けてしまうジャンプが目立ち、森下に焦りの色が見え始める。コンビネーションジャンプを跳びすぎてしまったり、スピンの軸がぶれてしまってぐらつく場面も見られた。だが、リンクを大きく使い、長い手足を生かした滑りを見せると、会場からは手拍子が起こった。目標である100点台には乗せれず、全国へとつなげることはできなかった。

△森下

続いてシニア男子が行われた。中村、本田は最終グループに登場。「4回転を入れる」と話していた本田は、6分間練習からジャンプの調整を念入りにして、本番に挑んだ。冒頭の4回転トーループは惜しくも転倒。「直前から少し感覚がずれてしまった」と振り返った。だが、気持ちを立て直して、続く3回転ルッツ+3回転トーループの難易度の高いコンビネーションジャンプをしっかりと決める。ジャンプだけでなく、表現力にも磨きがかかった本田。力強い曲に合わせて、男らしさのある滑りを見せる。演技後には首を傾げる仕草を見せたが、高得点をマークした。


△本田

中村は、「正直悔しい。最低限のことはしたかった」と語った。冒頭のトリプルアクセルで片手を付いてしまい、焦りが出てしまったのか3回転ルッツでも着氷が乱れる。他にも、予定してた3回転ジャンプの回転が抜けて2回転になるなど、ジャンプのミスが多く見られた。だが、『ロミオとジュリエット』の曲調をしっかりと捉えた、丁寧なステップシークエンスで魅了。納得のいく内容ではなかったものの、総合結果は3位と健闘した。男子は中村と本田、共に全日本選手権大会への出場が決まった。


△中村

細田、十倉、中村、本田の4人が全国への切符を手にした。トップレベルの選手が集結する大舞台で、さらに磨きがかかったスケートを披露してくれるはずだ。今年の全日本選手権大会は、関大勢の活躍から目が離せない。【文:竹中杏有果/写真:宮西美紅】

▼安原
「練習の時から調子が良くなくて、何とか頑張ってやろうと思ったんですけど、その調子の悪さがそのまま試合に出てしまったかなという感じです。悔しいです。ステップシークエンスが一番好きなところなので大好きな曲に合わせて、そこは思いを込めてステップを踏みました。先生には、練習からあまり良くなかったのでとりあえず全部締めて、パンクをしないようにと言われていて。もちろん全日本(選手権大会)には出場できたらいいなとは思っているのですが、しっかりやれば結果はついてくると思って、とりあえず自分の演技をしっかりしようと思って滑りました」

▼細田
「(トリプル)アクセルが2本とも入ったっていうのは、やっぱり自分的にも一歩前進というか次の試合にはつながるのかなとは思ったんですけど、正直すごく緊張していて自分でもどんな演技したのかあまり覚えてないです。また映像があったらみて確認したいかなと思います。(トリプル)アクセルはどっちにしても2本入れるっていう風に、朝の段階で先生と話して決めていたので、どっちにしても入れようって決めていました。1本降りたらまた1本次のジャンプって感じで練習してきていたので、(トリプル)アクセルを降りたってことよりは、次の(3回転)ルッツのことを考えていました。全日本(選手権大会)でも(トリプル)アクセルを跳んで、フリーでも2本決めれるように、これから練習していきたいと思います」

▼十倉
「スピードが少し後半で落ちたかなと思います。いつもより調子が良かったので、流れて滑れてしまって曲を先取りしてしまってました(笑)。(3回転)トーループは1本目から滑り悪いなとは思っていたんですが、2本目で少し軸がぶれてしまって。でも、(3回転)ループ決めた瞬間はすごくうれしかったです。(3回転)サルコーも調子よくて、決まったので良かったです。先生には始まる前に、落ち着いて出来ることやってきてって言われました。緊張はしてませんでしたし、何も深く考えずに挑みました。4年ぶりの全日本(選手権大会)が決まって、ほっとしています。全日本(選手権大会)ではとにかくショート落ちをしないように頑張ります」

▼森下
「結構やばかったかなって感じです、特にスピンが。調子自体は悪くなかったんですが、失敗してしまってどうしようかなって思って滑っていました。今日も緊張していたつもりは無かったんですけど、始まる前から足がガクガクしていました。最初の(3回転)ループが抜けてしまった時点で少し焦っていて、次のジャンプで壁にぶつかりそうになったので、そこでも危ないって思ってました。今日の演技は最近の中で一番悪い出来だったので、自己評価としては30点くらいです。今回の大会は、できるジャンプを失敗してしまって、良いところがあまりなくて。今後は今まで通り、自分のペースで頑張っていきたいと思います」

▼本田
「4回転ジャンプが、朝の調子は良かったんですけど、直前の6分間から少し感覚がずれてしまって。それを修正しきれなかったのが、トリプルアクセルをやっていない分、4回転のほうに自分の集中力を割いていたので、悔しいというか少し不完全燃焼な部分があるんですけど。他は大きなミスなく終われたので、良かったかなと思います。スピンも感覚的にはプログラムとも合ってきましたし、今日は全体を通しては悪くなかったと思います。全日本まで1カ月半ほどあるので、それまでには(トリプル)アクセルをしっかり、試行錯誤している途中なんですけど、自分のものにして今よりも数段レベルの高い構成にしないと戦えないと思うので。他に試合も続きますけど、充実した練習を送りたいです」

▼中村
「今は正直すごく悔しいです。ジャンプの失敗が多く続いてしまったし、回転をしっかり回り切れていないジャンプもあったので、最低限のことはしたかったという思いがあって。本番うまくいかなかったなというのは感じています。今日は調子は良くて、1本目の(トリプル)アクセルのほうも、むしろ良すぎてタイミングのが少し遅れてしまったっていうのがあるので、そこのコントロールがうまくできなかったかなという感じです。今回のこの点数をしっかりと受け入れて、まだ1カ月半ほどあるので、しっかり追い込んで全日本に向けて頑張っていきたいと思います。シーズン終盤には4回転はやろうとは思っているんですけど、今日みたいな演技ではとても入れれる状態ではないので。4回転も必要ですし、精神的にも技術的にもまだまだ足りないところがたくさんあるので、これから帰って練習して頑張ってやっていきたいと思います」