【アメリカンフットボール】勝利目前でまさかの引き分け

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◇2018関西学生リーグDiv.1第6節◇対関学大◇11月4日◇於・万博記念競技場◇

【第1Q】関大3-0関学大
【第2Q】関大9-6関学大
【第3Q】関大0-3関学大
【第4Q】関大7-10関学大
【試合終了】関大19-19関学大

金星が目前でこぼれ落ちた。前節、立命大に敗れ、後がなくなった関大。日本一のためには何としても負けられない関学大戦を迎えた。試合は終始リードして進めるも、残り5秒でタッチダウン(TD)を許し引き分けに終わった。

第1QにK三輪達也(法4)のフィールドゴール(FG)で先制し、なおも攻める関大オフェンス。第2QはRB吉田圭汰(商3)、WR藤原裕貴(シス理4)が持ち前のスピードを生かしゲインを重ねていく。最後はQB入佐一輝(情4)からWR小田康平(経3)へのパスが通りTD。その後TDを奪われるも、トライフォーポイントのキックをディフェンスがブロック。関学大相手に互角以上の戦いを演じ、前半を12-6で折り返す。

これまでの試合ではここから崩れる場面が目立ったが、課題の後半でも集中力を発揮。第4Qに同点に追い付かれた後、吉田が約23㍎をリターンし、流れを作る。さらに藤原裕がランプレーで約37㍎をゲインするなど、攻めの姿勢を崩さない。TDを決めたのも藤原裕だった。関学ディフェンスの包囲網を切り裂き、エンドゾーンに到達。三輪のキックも成功し、勝利への機運が一層高まる。

それでもここから悪夢が待ち受けていた。最終盤で4thダウンギャンブルを決められると、相手のノーハドルでの攻撃に対し、後手に回される。徐々に自陣深くまで押し込まれると、試合時間残り5秒の場面で痛恨のTD。あまりにも痛すぎるドロー決着だった。

「勝ちたかった」(OL山田周平主将=人4)、「勝てた試合だった」(藤原裕)。悔しさは残ったが、ホーム・万博で強豪相手に互角の戦いを演じた。最終節で関大が京大に勝利し、関学大が立命大に敗れれば、同率での2位が決まり、西日本選手権進出への可能性が残る。次の京大戦は何としても白星が必要だ。全ての迷いを捨て、11月17日、必ず勝利の花を咲かせる。【文:長尾洋祐/写真:高木満里絵・松山奈央】

▼山田主将
「正直、『勝ちたかった』というのが一番。関学大は常に倒さないといけない相手だという風に教えられている。絶対に勝たないといけなかった。今日は全員が闘志をむき出しにして、気迫もあった。『勝ちたい』という気持ちは関学大よりも強かったと思う。そういう意味では良かった。(ディフェンス陣については)日頃の練習からオフェンスとディフェンスで対決することもあるけど、ウチのディフェンスはLB、DB、DLみんな気持ちが強くて、オフェンスも苦戦させられている。それをしっかり発揮してくれた。特にLBの前野(前野太一=政策4)と青根(青根奨太=商2)は、プレー面でもそうだし、チーム作りでも中心となっている2人。その2人が統率をとってディフェンスを機能させてくれた。(この2週間は)本当に背水の陣で、負けられない状況だった。個人的には関学大の方が立命大より強いと感じていたので、常に関学大を想定して練習していた。常に青いヘルメットや青いユニホームを想定して練習することを心掛けていた。関学大をイメージすることはずっと言っていて、『目の前のやつは青いヘルメットをかぶっている』とか『目の前の相手は青いユニホームを着ている』と声を掛けていた。緊張もあたっと思うけど、自信を持ってこのフィールドに降りてくるように伝えた。関学大のプレーはすごく緻密。決めるところはきっちり決めてくる。個人個人が高いレベルなので、遂行力はすごく高い。これからは落ち込まずにこの状況を締める必要がある。自分たちは日本一の可能性は残されている。立命大と関学大の試合にもよるけど、自分たちにできるのは京大に勝つことだけ。京大にしっかりフォーカスして取り組むことが大事。今日の気迫を練習から出して、反省もつなげていきたい」

▼藤原裕
「オフェンスもディフェンスも調子が良かったけど、結果的に同点で終わってしまっている。勝てた試合だったので、残念です。(TDのシーンを振り返って)今まで練習でやってきたプレーがそのまま出た。自分が個人技で持って行ったかと言うよりは、仲間がしっかりとブロックしてくれていた。他人事じゃないけど、仲間のおかげで取れた感じ。(この2週間は)練習からずっとKG、KGと声を出して、1プレーごとに目の前の相手に立ち向かうことを意識して練習していた。今までの雰囲気とは違って、チーム全体がみんなで声を出しているし、盛り上げようとしているのは感じた。立命大戦では、オフェンスが小さなミスをし続けて負けてしまった。今日はあまりミスが目立たなかった感じだった。(次戦へ向けて)去年の京大戦は負けてしまって、そのまま甲子園への道がなくなってしまった。今年は甲子園への可能性があるけど、それを抜きにしても、絶対に大差で勝たないといけない相手だと思う。春からもそうだけど、試合に勝つことが結果として残る。結果を残せるような雰囲気づくりやプレーをしたい」