【アイススケート】6人共に好スタート切る

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◇第44回西日本フィギュアスケート選手権大会◇11月3日◇日本ガイシアリーナ◇

【シニア女子SP】
9位 森下実咲(人1)54.10
10位 細田采花(法4)52.22
11位 十倉日和(人2)51.02
19位 安原綾菜(情4)44.60

【シニア男子SP】
3位 中村優(政策4)78.86
4位 本田太一(経2)67.64

最初に行われたのはシニア女子。第1グループには細田と安原が登場した。細田は6分間練習で念入りにジャンプを確認して、本番に挑んだ。冒頭の大技トリプルアクセルは、空中姿勢が傾いてしまったが何とか着氷。続く3回転+3回転のコンビネーションジャンプは、1つ目のジャンプで乱れ、2つ目のジャンプが回転不足になってしまう。だが、大きなミスなく演技を終え、「思っていたよりも点数が出た」と話した。

△細田

安原は笑顔でスタート位置につくと、出だしから華麗な滑りを見せる。練習の時はあまり調子が良くなかった、3回転ループ+2回転トーループを見事に着氷。続く3回転トーループは転倒してしまうが、最後のダブルアクセルは確実に決める。ステップシークエンスでは流れに乗り、「伸び伸びと滑れた」と、全身を大きく使った丁寧な滑りを魅せる。彼女の華麗なスケーティングで会場を魅了した。

△安原

第3グループには十倉と森下が登場。十倉は最初の3回転トーループ+2回転トーループのコンビを決めると流れに乗る。最後のジャンプは近畿では回転が抜けてしまった3回転サルコーも、流れ良く着氷。全ての要素をしっかり決め、ノーミス。演技終了後にはガッツポーズを見せ、喜びをあらわにした。

△十倉

近畿を3位で通過したルーキー森下は、冒頭のステップシークエンスから、恵まれたスタイルを生かして、大人の女性をしっかりと表現する。そして最初のジャンプを流れ良く決めると、続く3回転+3回転もダイナミックに決める。このままミスなく終えると思ったが、「アクセルは練習の時から調子が良くなかった」と語った通り、回転が抜けてしまう。他の要素でカバーし、高得点をマークした。

△森下

初戦から違う空気が流れていたシニア男子は、ここでもまた緊張感が漂っていた。第2グループには中村が登場。練習からジャンプの調子がよかった中村は、冒頭のトリプルアクセル、3回転ループ+3回転トーループをきれいに着地。3回転ルッツも何とか堪え、大きなミスなく終える。音をしっかりと捉えた表現で魅了し、会場からは歓声が上がった。

△中村

3グループで、最終滑走者として本田が出場した。「久しぶりの最終滑走で、変な緊張があった」と語ったが、圧巻の滑りを見せる。直前までコンビネーションジャンプを確認していた本田。最初に組み込んだ3回転ルッツ+3回転トーループをしっかり着氷すると、流れに乗る。全ての要素を決めて、ミスのない演技を披露。演技後は安堵(あんど)の表情を見せた。

△本田

明日は運命のフリーが待っている。全国への切符を手にするには、ミスは許されない。全員が躍動し、最高の演技を見せてくれるはずだ。【文:竹中杏有果/写真:宮西美紅】

▼細田
「全日本に行きたいっていう気持ちが凄く大きいので、少しプレッシャーがあったかなと思います。何とか失敗せずに滑るっていうのが目標でした。失敗はしてしまったんですけど、転倒しなかったので良かったかなと思います。思っていたより点数が出たので、リテールを見て、改善していきたいです。先生には、近畿終わってから力が抜けないねって言われました(笑)。トリプルアクセルを全日本で飛びたいのが一番の理由で復帰したんですけど、子供たちにも頑張ればできるっていうのも見せてあげたかったのもあります。復帰してからは、プレッシャーも軽くなったかなと感じています。(トリプルアクセルアクセルにこだわっている理由は)トリプルアクセルをこの年で降りれたらかっこいいじゃないですか(笑)。全日本に向けての第一歩ということで、フリーではアクセル2本を予定しています」

▼安原
「2個目の(3回転)トーループを失敗してしまったのがとても悔しいんですけど、最後まで笑顔で滑れたので良かったかなと思います。(3回転)ループが決まったときはうれしくて(笑)。(3回転)ループは直前からうまくいってなくて調整してたので、決まったときはすごくうれしかったです。(始まる前に)先生にはジャンプの注意と、思いっきり楽しんで来いということを言われました。とりあえず、楽しんで滑ることができたので、その思いのままステップ(シークエンス)は伸び伸びと滑れたかなと思います。明日は自分のできることを100㌫出せるように頑張ります!」

▼十倉
「今日は練習通りのことができて、ベスト近くまで出せたので良かったかなと思います。ループとかの難易度の高いジャンプを入れてない中で、ここまでできたので。次からは、ループを入れて練習していきたいなと思います。先生には、良かったとほめられました(笑)。明日は3回転フリップ入れない構成で挑むので、スピードを落とさないことを目標に頑張りたいと思います」

▼森下
「点数的には悪くなかったんですけど、目標は60点以上だったので。(ダブル)アクセルはやってしまったって感じです。練習の時から少し調子が悪くて。でも、それ以外は良かったかなと思います。凄く緊張していたので体がガチガチでした。ステップシークエンスも少し体の動きが固かったかなと思っています。表現面に関しては、自分なりにできたかなと思います。でも、テクニカル(技術点)は少し低かったです。明日は(ダブル)アクセルを失敗せず大きなミスをしないようにして、まとめた演技をしたいです」

▼中村
「今日の演技には満足はしていません。でも、今自分のできることはできたと思うので、納得はしています。構成を少し変更して、コンビネーション(ジャンプ)を2つ目のジャンプにつけるもので挑みました。近畿からいつもと違う雰囲気で、今季初戦から、普段味わえないような空気を経験できていて、とても気持ちよく滑れました。(上位と)点差はありますが、まだまだ逆転できる差だと思うので、できることをしっかりとやって楽しんで滑りたいと思います」

▼本田
「構成を落として挑んでいる分、失敗はできないと思って挑みました。久しぶりの最終滑走で変な緊張はありましたが、大きなミスなく終われてほっとしています。1人で(試合に臨むのは)寂しくないことはないんですけど、いつも言われていることを思い出して滑りました。周りからも表現が良くなったと言われました。初めてのブルース系を滑れる男らしさをつけていきたいと思います。明日は4回転トーループを入れるので、他のジャンプもミスをしないように頑張ります」