【サッカー】前半でまさかの4失点。連勝ストップ

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◇第96回関西学生リーグ後期第3節(延期分)◇対桃山大◇10月30日◇三木総合防災公園陸上競技場◇

【前半】関大0-4桃山大
【後半】関大1-0桃山大
【試合終了】関大1-4桃山大

「自滅です」(前田雅文監督)。まさかの連続失点だった。劇的勝利や完封勝利。後期の初戦以来は順調に勝ち点3を重ねてきた。台風によって順延された第3節。連勝を止めないためにも、そして総理大臣杯出場を譲り渡した桃山大への借りを返すためにも、絶対に負けられない戦いのはずだった。ところが、そんな思いとは裏腹に前半だけで4失点と、無情にも自陣のゴールネットだけが揺れ続けた。

前節から中2日での試合に、選手たちも食事やコンディション面は十分に配慮。平日開催にも関わらず、4年生を中心に力強い応援が駆け付けた。いつもの半分以下の人数とは思わせない声援で、ピッチへ叫び続けた。

前半9分、一瞬の隙に右サイドを突破され先制点を決められると、25分にも関大のパスミスから簡単にゴールを奪われた。早くも訪れた2失点に、桃山大の勢いが予感される。しかし、関大に得点力がないわけではない。先にゴールを奪われても、逆転劇を見せた試合もこれまで経験してきた。スタンドからも「大丈夫!大丈夫!」の声が上がった。

しかし、点取り屋のFW加賀山泰毅(人4)が封じられ、FW高橋晃平(情3)も前を向けない。パスをつないでのチャンスが少なくなり、得意のセットプレーからの得点に期待がかかるも、ネットは揺らせずもどかしい時間が続く。そんな中でもMF森主麗司(文4)のボール奪取や、DF羽田健人(情3)のロングパスで攻撃の起点を作り出した。中盤でのボールの取り合いに苦戦する中、関大のクリアを拾われると、0−3。懸命な走りで前を向いていた選手の顔にいら立ちが見え始める。そして前半終了間際。追い討ちをかけるように4失点目が関大の選手を襲う。突破口を見つけることができず、前半が終了した。


△FW加賀山


△FW高橋


△DF羽田


△MF森主

前田監督は「キーマンとして置いときたい選手だけど、早く出すことになってしまった」と、FW松本歩夢(文2)とDF長井一真(社2)を後半開始と同時に投入。4分、DF長井のサイドチェンジからMF牧野寛太(経3)がシュートコースを探った。相手DFを1人交わして足を振り抜くも、枠外にそれた。そのおよそ10分後、右サイドから切り込んだFW加賀山がゴール前からシュートを放つ。何度もバーに弾かれたが、最後はMF中井英人(人4)が意地のシュートで待望の1点目を奪った。


△MF松本歩


△DF長井


△MF牧野


△MF中井

ここから巻き返しを図りたかったが、「相手のすることをはっきりさせてしまった」(前田監督)と、守備を固められなかなか次の決定打とはならない。もどかしい時間が続く中でGK安川魁(情4)のファインセーブも光り、これ以上の失点は許さなかった。MF塩谷が声を掛け、DF長井も「やるしかない!」と選手に前を向かせ続ける。しかし、諦めない関大の走りとは裏腹に、度々関大ボールをクリアされ、チャンスは少なかった。最後の猛攻もむなしく、それ以上のスコアが動くことなく試合終了。日の沈んだフィールドには選手たちの暗い表情だけが残った。


△GK安川


△MF塩谷

ここまで5連勝し、2戦連続で失点0を収めていた関大がここにきて崩れた。次節からの戦いは関学大、大体大、びわこ大と全日本インカレ出場も関わる上位対決が続く。気を落としている暇はない。前節から試合後に勝利のラインダンスを始めた。スタンドとピッチが一つになって喜ぶ姿。次節はしっかり相手スタンドまで勝利の歌を響かせたい。【文:西井奈帆/写真:高木満里絵】

▼前田監督
「最後に相手を捕まえ切れていなかった2失点と自分たちのパスミスとクリアミスばっかりだったので自滅です。(コンディションについて)コンディションは相手と一緒。最初にエンジンかかってなかったのは事実ですし、相手の方が迫力持って入ってきてたので。1、2失点目のところで返せて、2点差以内くらいやったらいける実力はある。追いついたりとか、詰め寄ったりできる実力差ある。4失点してしまって、相手のすることをはっきりさせてしまった。守ること、4失点させなかったらいいって割り切られてしまって、攻めにくくなった。桃山大の縦に早い攻撃とかスピード感のある攻撃に対してこっちが守備の準備ができていなかった。攻撃してるときにリスク管理が甘くてとか、ちょっとずつのズレで最後簡単にシュートを打たれた。(後半開始とともに2人交代でしたが)松本はできるのはわかってるし、キーマンとして置いときたい選手だけど、早く出すことになってしまった。もちろん先発でやれるだけの力はあるけど、勝ち点3を取るためには攻守ともにできる子なので。(選手は今どういう様子でしたか)勝ち点6差を最大9に広げられなかった悔しさはあるだろうし、(今夏の総理大臣杯)全国阻まれたのも桃山だったので、選手それぞれだと思う。(残るは上位対決ばかりですが)本当やったらここで勝って、上に詰め寄って、直接対決で勝って優勝も見えてくると思っていた。それが難しくなったけど、上位対決でまだまだチャンスはあるのでしっかりやっていきたいので。インカレ出場も含めて出来るだけ上位で出たいというのもある。そういう中でまだ優勝とかもありえるからしっかり頑張っていきたい。(次節は関関戦、この悔しさを糧にできるか)プラスに働けばいいし、そういうところを見せてほしい」。