【ラグビー】47年ぶりの大学選手権、中央大に惜敗

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◇第52回全国大学選手権大会セカンドステージ第1戦対中央大◇12月13日◇パロマ瑞穂ラグビー場◇

【前半】関大12ー7中央大
【後半】関大0ー17中央大
【試合終了】関大12ー24中央大

大学選手権セカンドステージは、出場16校が4校ずつの4プールに分かれて総当たり戦を実施する。各プール1位の計4校がファイナルステージへの出場権を得る。
関大ラグビー部が遂に全国の舞台へと帰ってきた。関西大学Aリーグを4位で突破し、悲願である47年ぶりの大学選手権出場にこぎつける。第1戦の相手は関東大学リーグ戦3位の強豪・中央大だ。リーグ戦後に倉屋主将が「ディフェンスが通用するかどうか、粘りの関大ラグビーをしていきたい」と語ったように、我慢強く守り全国初勝利をつかみたい。

前半開始早々の1分、関大が鮮やかに先制に成功する。関大がキックオフしたボールを相手がハンドリングエラー。ターンオーバーし左へ展開。パスを受けたCTB松本仁がインゴールへとキックパスを送り、WTB原がボールを確保し左隅へトライ。FB竹中のキックも決まり、7点を奪取する。しかし、10分に関大が自陣深くでのモールを止めきれずにトライを許す。キックも決められ同点に追いつかれた。勝ち越したい関大は33分。自陣右サイド20㍍でのラインアウトから、パスをつなぐ。左へとボールを回し、SO北田、原、HO倉屋へと素早く展開。倉屋が抜け出すと、最後はサポートに走っていたSH松浦が左中間にトライを決める。その後は、連続攻撃を仕掛けてくる相手の攻撃を必死に守り、12-7とリードしたまま前半を終えた。
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後半に入り、中央大の猛攻が襲いかかる。「後半はちょっと力の差が出た」と桑原監督。4分、9分に立て続けにトライを奪われ、12-19となり、この試合初めてリードされる。その後も接点の場面で相手の圧力に押され、思うような攻撃ができない。14分には自陣5㍍まで攻め込まれるが、松本仁が決死のタックル。相手選手をタッチラインの外に弾き飛ばし突破を防ぐ。25分にも途中出場のFL高本の強烈なタックルで相手の攻撃を止める。すると、続く26分に関大がチャンスを迎える。NO8三井、LO大庭が縦へ切れ込み敵陣22㍍ラインを超え、松本仁が続く。しかし、松本仁のパスは相手に取られ、惜しくもトライへとはつながらない。その後、32分にダメ押しトライを決められ万事休す。全国経験で勝る相手に善戦するも及ばず、12-24で初戦を落とした。
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47年ぶりに乗り込んだ大学選手権の初戦。指揮官は「全力を出したが、要所でミスが出た」と悔やんだ。次なる相手は大学選手権6連覇中の絶対王者・帝京大。日本一の猛者に対し、「帝京大を苦しめたい」と松浦副将は意気込む。古豪復活を誓う紫紺の挑戦者たちは、強豪・関東勢を相手に粘り強く挑み続ける。【嶋健太朗】

▼桑原監督
「47年ぶりに立てた全国。全力を出したが、ミスで取りきれなかった。緊張も少しはあったと思う。ブレイクダウンがきつかった。フィジカルのところで、後半は少し力の差が出た。要所で集中力が途切れるところがあった。残念なところもあるが、次戦に向けて反省してやっていきたい」

▼HO倉屋主将
「定期戦で法政大とはやっていたが、初めて戦う中央大はフィジカルが強かった。ミスが多かった。緊張があったとかは関係ない。ディフェンスの練習をしっかりと重ねたい。前半は取りきれて通用したが、後半は取りきれなかったので課題だと思う。ブレイクダウンの圧力のかけられ方が関西とは全然違う。さすが関東で上位にいるだけあるなと思った。取れてたであろう時に粘れずチャンスがピンチになっていたのが反省点。レフリーとうまくコミュニケーションがとれなかった。そういったところで試合を支配できなかった。セットプレーは勝てたし、通用した。(帝京大は)チャンピオンとして上から来ると思う。自分たちは背負うものも無いし、チャレンジャーの気持ちで臨みたい」

▼WTB原
「中央大のビデオを見て準備はしてきた。相手のSOからのキックが上手いのと、接点が強いのは知っていた。(トライは)裏があいていて、周りからもキックのコールがあって狙った。松本仁がつないでくれて、あとは入れるだけだった。関西の大学とは違って関東はやっぱりブレイクダウンが強い。同志社も強いが、それ以上の圧力があった。ただ、前半は関大のスクラムが勝っていた。FWががんばってくれたから、BKはそこまで気負わずにできた。だからこそ、後半疲れて最後まで勝ち切れなかったのは良くなかった。後半の得点は0。失速してしまう。この先戦い抜くにはメンタルが足りないから、高めていきたい。次の帝京は6連覇中ですごく強い。しかも、相手は前に筑波に負けていることで準備に抜かりはないはず。隙を狙っていきたい」

▼SH松浦 「(近大戦から2週間あったが)最初の1週間はシーズンを通してダメだったところを確認して直していった。後の1週間は中央大戦に向けて準備をしていった。(試合では)レフリーとの相性が良くなくて、反則が多くなった。走り負けたという実感はないが、反則も絡んだせいで、走り負けたような印象になってしまった。そこから反則の連続で落ちていったという感じ。ただ、初の全国にしてはコンタクトが良かった。でも、相手のブレイクダウンが強かったのと、レフリーと仲良くできなかったのが敗因。次の帝京は強いが、アップセットを狙う。相手もしっかり準備してくると思うが、自分たちとしては帝京が苦しむ姿を見たい。できるだけ、苦しませたいと思う」

▼CTB松本仁
「関東は個々が強いと感じた。前半で慣れて後半は入りがよかったけど、体が強かったので2人で低く低く、強い分低さで勝負した。前半はディフェンスで持ち味は出せたと思う。後半は相手の強さに慣れてきて対等にゲームができていると思ったが、接点でやっぱりやられた。後半は疲れが失点につながったかなと思う。(選手権までの2週間は)1週間は関大の持ち味やディフェンスと、2週目は中央大学の分析。普段通りやろうと練習した。(初めての選手権は)特に緊張しなかった。関東の大学は体が強かったが、通用する部分も見えたので、次の試合からまた修正して臨みたいなと思います。チームとしてもしぶとく守れて、いいところも結構あって、個人としても通用したかなと思う。(次戦にむけて)帝京大は6連覇の王者なので胸を借りるつもりで。ディフェンスのチームなので、ディフェンスを低く速く入りたいなと思います」