【バスケットボール】リーグ戦暫定首位との激突。「あしたの試合に生かす」

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◇平成30年度関西学生リーグ戦第14日目対京産大◇10月20日◇ノーリツアリーナ和歌山◇

[第1Q]関大12-23京産大
[第2Q]関大9-21京産大
[第3Q]関大22-21京産大
[第4Q]関大20-21京産大
[試合終了]関大63-86京産大

同大に1点差で敗れた悔しすぎる敗戦から1週間。「同じ方向を向いてやろうとしてきた」(岸本寛太郎副将=商3)。選手一人一人はさまざまな思いを抱えながら、懸命にこの試合の準備を進めてきた。対戦したのは、昨年、リーグ戦優勝を経験し、メンバーの入れ替わりがほとんどないまま今年のリーグ戦を迎えた京産大だった。

試合開始早々、外国人留学生を使うなど安定して点を稼ぐ相手に対し、石野渉生(人4)のシュートや河野拓海(人3)のスリーポイントシュートなどで付いていく。しかし、2回連続でターンオーバーから失点し一度離されると、そこからみるみる差が広がる。足立臣哉(人3)のスリーポイント、中谷颯吾(情3)のドライブで得点を重ねていくものの、ディフェンスリバウンドを取り切れず、セカンドチャンスを何度もものにされる。菅原紳太郎(文2)がインサイドを崩して得点するが、前半を終えて23点差と苦しい展開に。


△石野渉


△河野


△足立


△中谷


△菅原


△只信晶十史(安全4)

「まだできる」。暗い顔をする者はなかった。後半開始直後に竹村崚(文1)のシュートが決まると、岸拓也(経1)のスリーポイントもリングを通過。京産大はアウトサイド、ダンク、ドライブと多彩なオフェンスで次々に得点を積み重ねてくるが、岩本卓巳(文1)のバックシュート、秋岡和典(人2)のスリーポイントが決まり、第3Qの得点は相手を上回る。


△竹村


△岸


△岩本


△秋岡

「最後までやめないっていう意識でやり続けた」(石野渉)。最終Q半分が過ぎた頃、速攻が出て関大の勢いが増す。中谷のスリーポイントが2本決まると、下田竜至(情1)もリバウンドに食らい付き、セカンドチャンスを着実に点数につなげていく。最後の10分も相手を上回る得点を稼ぐが、前半に開いた差を埋めることはできなかった。


△下田

大差で敗れたものの、自分たちのバスケットを見失ってしまったわけではない。「自分たちのやろうとしていることは出そうとしていたその中でのこっちのミスと相手の個人技、個人のうまさでの得点差やと思う。、あしたも試合あるからそれに生かしていこうかなっていう感じ」(足立)。試合後に戦いを振り返るその表情に、悲壮感はない。

次戦はリーグ戦が始まってから、未だ勝利を経験していない大教大との対戦。下馬評は高くない相手だが、1巡目では競り合いの末に勝利している。「まずリバウンドを取ることを意識して、しっかり走って全員出られる試合にできたら」(中谷)。相手が強豪であっても、そうでなくとも、目の前にある一試合の重みは全て同じ。どの試合も、勝てば同じ勝ち点が用意されている。「勝ち点も一緒だし、負けたら勝ち点を失うのも何も価値は変わらない」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)。今、ここにある40分間を全力で戦い抜く。迷いを捨て、己と仲間を信じて自分たちのバスケットを貫き通せ。【文/写真:宮西美紅】

▼尾﨑HC
「後半1点勝っているので、前半の悪かったところっていうのが響いたゲームだったと思う。1Qの最初、シュートが決まっているように見えるけれど、シュートが決まっている瞬間もあったけれど、相手のプレッシャーに対して自分たちのスペースっていうのを確保できなかったので、悪いオフェンスの終わり方になって相手に走られた失点っていうのが多かったから。そこはチームの成長として直していかないといけないなあというところです。ただ、2Qの終わりくらいからスペースの作り方が徐々に対応できて良かった部分があった。でも最終的にショットが入らないとバスケットは勝てないので、その中でショットが入らない瞬間はたくさんあった。それが苦しい展開を招いた。良かった部分もたくさんあったけれど、良かった部分を競っているわけじゃないので。勝ち点にできていない部分をあしたどう勝ち点にしていくかっていうところが大事なので、しっかり立て直して頑張っていきたいと思います。ボールがもらえなかったり、相手に外国人留学生がいるからいつもと違ってインサイド陣が広くスペースを取ってしまったり、それはいいんだけれど、約束事の中でできなかったり、ボールがもらえないからボールに近づいていったプレーがたくさんあったので。ボールがもらえない時はしっかりバスケットにカットしていくっていうのが基本なので、それを練習でやってきたので、バスケットにカットするっていうのを意識してやったら少し良くなったかなあと思います。ハーフタイムに今言ったところを修正したら全然やれるって(言った)。ハーフコートのオフェンスとかでそんなに外国人留学生にやられているか、何かやられているわけではないので。それは違う。そこを修正しないといけないと思いました。(あしたは、ここまでのリーグ戦で)1勝もできていない相手なんですけど、それでも京産大と戦うのと勝ち点も一緒だし、負けたら勝ち点を失うのも何も価値は変わらないので、自分たちのバスケットっていうのをしっかり貫き通してやらないとしんどくなると思うのでやりたいと思います」

▼石野渉
「最後までやめないっていう意識でやり続けて、後半は相手が選手を下げたっていうのもあるんですけど、1点勝ったっていうところがあしたの大教大戦につながるかなと思います。(京産大は)今リーグ1位っていうこともあって、一人一人の個々の能力は高いけれど、もっとやれる部分もあったかなと思う。でも、終わったことなので仕方がない。(もっとやれる部分を1つ挙げるとしたら)1対1であったらガードにアタックされてそのままシュートにいかれるっていうのがあったから、そこの守り方はもっとあったと思うし、三線出て一直線にシュートまで行かれへんようにできる部分もあったかなと思います。(先週からは)自分としては悔しいと思う部分もあったけど、そんな引きずることもなくて。自分の学生バスケが(全日本)インカレまで続けへんかったらあと5戦しかないから、1個でも勝って12月までバスケ続けられたらいいなっていう気持ちしかなかったので、そんなに引きずることはなかったです。チームとしても正直、一人一人あそこ勝ってたらなっていう気持ちもあったけれど、そんな暗くなることはなくて、あと5戦、来週勝とうっていう。そんなに引きずっている部分はなかったです。むしろプラスに。この試合から絶対成長できているから、次からもしっかり戦おうっていうプラスな部分があったと思います。1巡目の時、大教大は格下だと言われてきたけれど最後までどうなるか分からない試合をしていたので、向こうもまだ1勝もしていない状態でなんとしても勝ちたい気持ちがあるし、僕たちもここで負けてしまうと入れ替え戦が見えてしまうっていう大事な一戦なので、何としても勝たないといけない。どっちが勝ちたい気持ちが強いかが勝敗に現れる試合だと思うから、何としても勝って1勝をもぎ取りたいと思います」

▼岸本副将
「京産大はレベルの高い相手だった。みんなで相手のやりたいことをやらせないようにして、自分たちのバスケットをしようってやっていたんですけど、最初から相手のやりたいプレーをやられて、シュートはそんなに入ってなかったけれどゴール下のところで相手が強かったと思いました。(試合に)入る前はだいぶみんな明るくアップしてたんですけど、みんなが自分の世界に入ってアップする時はいい結果が出ていないので、きょうはみんなお互いにコミュニケーションを取りながらやっていたので、アップに関してはいい感じでできたと思います。(先週からは)みんな一人一人思っていることはあるし、違うと思うんですけど、落ち込んだ選手とか、まだ(全日本)インカレ行けるって思っている選手もいるし、正直もう(全日本)インカレ無理かなって思っている選手もいたけど、その中で尾﨑コーチが京産大に勝ちにいくぞって言って、みんなできょう勝つことに向けて無理やりでもやってきたので、そういう意味では各々色んな思っていることはあるけれど、方向的には同じ方向を向いてやろうとしてきたかなというふうに思います。外国人留学生の選手の得点とか、どうしても仕方がない得点というのはあったので、そこを決められたあとの自分たちのオフェンスのリスタートを早くしてっていうのをずっとチームで言っていました。あしたはみんな分かっていると思うんですけど、絶対勝たないといけない試合やと思うんで、こっちも現実的な話を言うとあした負けると入れ替え戦とかの文字もちらついてくるので。相手も相手で絶対1部で勝ちたいっていう思いでやっていると思うので、その思いが強い方があした勝つと思うので、しっかりあした落とさないようにやろうと思います」

▼足立
「全体として相手はメンバーにもけが人とかいないし、フルメンバーで戦ってきていて、人数的にも試合に出られるメンバーが相手は多くて、一人一人のパフォーマンスの高さっていうのが勝ち負けの差だったかなというのは感じている。きょうは大差で負けたけれど、内容としては、自分たちのやろうとしていることは出そうとしていたし、その中でのこっちのミスと相手の個人技、個人のうまさでの得点差やと思うから、きょうの負けっていうのはそこまでネガティブに考えずに、あしたも試合あるからそれに生かしていこうかなっていう感じです。1週間、最初の方はすごい同大戦のことを考えていて。スタッフにも選手にもいろいろなことを言われたり、自分的にも、みんなもそうだと思うんですけどしんどい部分が結構あって。でも水曜日のオフを挟んで、木金と練習の時は、このままじゃあかんなっていうのはすごい意識して、自分のミスからの負けやと思っていたから、自分がどんだけやろうとするかでチームの雰囲気が変わるっていうのを考えて、この試合に向けて調整してきたから、きょうも負けたけどまだ試合があるし、全然チャンスがないわけではないからもうどんどん頭を切り替えてやろうっていうのを意識してこの1週間過ごしました。(試合に)入る前はそんなに硬くもなく、集中してないこともなかったし、いい雰囲気というか。自分たちらしい試合前の雰囲気だった。ハーフタイムは点差はあったけど、暗い顔してる人もいなかったし、まだできるっていう表情とか声があったから、チーム全員で戦っているなということを感じました。あしたは相手のほうが順位的には下やけど、相手も絶対、僕たちを食ってやろうっていう気持ちでやってくると思うから、そこまで硬くならずに余裕持って、自分たちのやりたいことができたら自然に点差も開いてくるだろうし、いい雰囲気で来週を迎えられると思うから、あしたはいい雰囲気でバスケット楽しんで、なおかつ試合にも勝ち切って、ラスト3戦を迎えられるようなゲーム内容にしようかなって思っています」

▼中谷
「最初からとにかく相手の高さにビビったというか、意識しすぎてゴール下で交わそうとしたシュートが多かったのと、ディフェンスリバウンドを取り切れなかったのが負けた要因かなって思います。(前半から離されていったが)向こうの苦しいシュートが入っていたっていうのもあるけれど、ディフェンスリバウンド取られてるから全部リバウンドシュートで決められているし、こっちのオフェンスもバラバラというか、単発なシュートで終わっていたから、相手に速攻も簡単に出されていたと思う。そこで点差が開いていってしまったなと思います。(自分自身は)ドライブいけてる時はいけてたし、でももっとゴール下とかステップ踏んでパスとかシュートとかいい選択ができたかなって思います。この頃(スリーポイントが)1本しか入っていなかったけど2本入った。(この1週間)すぐ練習あったけど、さすがに月曜日とかはみんな気持ち落ちるかなって思ったんですけど、逆に切り替えてみんなきょうの試合を勝ちにいこうっていう雰囲気で練習出来てたから。負けて悔しかったっていうのはあったけれど、別に悪い練習じゃなかったなって思います。京産大はでかいしうまいし能力ある選手がそろっている中で、決め切れるシュートとかをちゃんと決めてくるのが強いなって思ったし、関大はフリースローとかノーマークのシュートとか外しているのが多いから、決め切らないとリーグで優勝とか目指せるチームではないかなと思います。(あしたの大教大戦は)1巡目は梶さん(=梶原聖大=情4)が抜けた次の試合とかで、あんまり良くなくて、最後まで分からない試合になってしまったけれど、ここ何試合かけが人も出ていなくて、ずっとやってきたメンバーやから、まずリバウンドを取ることを意識して、しっかり走って全員出られる試合にできたらいいなと思います」

▼岩本
「前半は走れていたので良かったと思います。後半は相手にプレスされて運べない時間があったのでそこが良くなかったかなって思います。きょうはリバウンドを取ろうと思って、リバウンドには絡めて。はじいたりして得点につながったので良かったです。こんなに長い時間(コートに)立つのは久しぶりだったのでしんどかったですけど、もう少しいいプレーができたらなって思いました。きょうはリングまでボールを持っていくことができなかったので、フィジカル強くしてリングまで持っていけるプレーをしたり、きょうダンクできるチャンスがあったので、行きたかったなって思います。収穫は、リバウンドは絡めたのでリバウンドと、合わせとセンタープレーは通用するなって思いました。(あしたは)頑張ります」