【野球】投打がかみ合い快勝!山本隆は通算20勝を達成

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平成30年度関西学生秋季リーグ戦第8節◇対関学大1回戦◇10月20日◇わかさスタジアム京都

関大 030 000 101=5
関学 000 010 000=1

(関)山本隆、高野、濱田駿、森翔―高橋佑
(学)小田、加藤、藤井、深見、神野―大上

まさに総力戦だった。両陣あわせて9人の投手が登板。その中で、今試合は打線が奮起すると救援陣もそのリードを守り切り、快勝を果たした。

先発は山本隆広(人4)が務めた。3回までノーヒットと素晴らしい立ち上がりを見せる。エースの好投に応えたい打線は2回、2死二、三塁の好機を作る。8番の松島恒陽(人3)が初球をあわやホームランという当たりで適時二塁打を放つと、高橋佑八主将(経4)も左中間を破る二塁打で追加点。一挙3点を奪う攻撃でエースを援護した。「いつも練習しているのを出せた」(松島恒)と、納得の形での得点だった。

先制点をもらった山本隆は5回に失策も絡み無死満塁とピンチを招く。だが「1点はしょうがない」と割り切り大上の併殺打間に失った1点のみに抑え、5回1失点と先発の役割を果たし、マウンドを後続に託す。

7回表、多田桐吾(人4)が左翼線へ二塁打を放ちチャンスメイクすると、倉川竜之介(文3)の当たりは相手左翼手を超える適時二塁打となり、追加点を奪う。その裏、2番手の高野脩汰(商2)が連続四球でピンチに。関大ベンチは3番手に濵田駿(法4)を投入。続く打者には四球を与えまたも、無死満塁の大ピンチを迎える。だが、左腕は「今日はランナーいても帰さないようなピッチングをしよう」と強い気持ちで挑む。後続を内野ゴロに打ち取り本塁を踏ませず。粘りの投球を見せた。

8回にも得点圏に走者を背負った濵田駿だが最後は三振を奪い得点を許さない。すると9回に4番倉川が右翼フェンスを越える今季1号でダメ押し。最後は森翔平(商3)が連続三振を奪うなど危なげなく締め完勝した。

5本の二塁打と本塁打、安打9本で5点を奪った打線に「長打が多く、打線もつながってくれた」と指揮官も手放しで称えた。「投打が噛み合ったナイスゲームだった」(高橋佑主将)と、選手も手ごたえを感じている。「勝って終わります」(濵田駿)。最終節を連勝で飾り、関大の凱歌を響かせる。【文:多田知生/写真:松山奈央、中西愛】

▼早瀬万豊監督
「攻撃に関しては、こういうゲームはオープン戦などでできていたが、今季は長打が絡まない試合が続いていた。途中でこの形を取れなかったが、最後まで目指してできたのでは。今日は長打が多く、打線もつながってくれた。風のおかげでもある。ヒットの数が多いに越したことはない。もう少し早くやっていてくれれば。野球はそこが難しい。(投手陣について)最初から継投を考えていた。山本は5、6回までの予定で、3回取ってくれたから安心して次のピッチャーを出せた。他の投手はフォアボールでピンチを作りながらも抑えてくれた。来年の春に向けて力を付ければ、今後期待できる。4得点以上2失点以下で、今日が関大らしい勝ち方。明日もいい形で。関学には互いに思いがある。どんな形であれ勝ちたい」

▼山本隆
「(今日は5回まで)今シーズンはいっぱい投げさせてもらった。規定投球回自分しかいっていないっていうのもあって次の世代にも応援がある関関戦の雰囲気とか経験してほしかった。(5回は無死満塁)3-0だったのでノーアウト2塁の時点でもう1点はしょうがないかなと思っていた。抑えられるに越したことはないけど無理して抑えようとしてランナーを出すよりは1点はいいから一つずつ。長打警戒しながらゴロで抑えられて良かった。(今日の投球について)スライダーをうまく使えたのがよかった。真っすぐもシーズン始まった時に比べると指がかかったボールがほれている。(今季について)満足はしていないけど今出せるものは出せたと思う。もっと上を目指していけるとは思ったけど、まだそこにたどり着けないのは自分の足りないところ。(ドラフト会議が近いが3位までという条件は変わらず?)3位までで入って1年目からという思いがあるので。もし上位に入れなかったらその時は2年またしっかり力をつけて実力を認めてもらってからプロに入りたい。(明日に向けて)監督は2、3年生の経験をと思っているだろうけど展開によっては投げることもあると思うので準備したい。後ろでも投げるという気持ちをもってグラウンドにきたい。関大の応援がリーグで一番だと思うのでその人たちに勝つことで笑顔を与えられるようにしたい。(通算20勝について)自分が1年生の時に30勝している先輩もいるのでまだまだだと思う」

▼高橋佑
「ピッチャーもよく粘ってくれたし、打者も点取るところは点取ってくれたので、投打が噛み合ったナイスゲームだったと思う。(試合前にどんな話を?)関関戦で4回生最後なので、悔いのないように思いっきりやろうと試合前に伝えた。(2回について)松島が打ってくれて、点が入った状態で(打席を)回してくれたので、気持ち楽に打てた。そこが大きかった、下位打線で点取れたのが。一気に3点取れたので。勢いをつけれたんじゃないかなと。(投手陣について)山本となんやかんや濵田と、森ちゃんはよかったけど、高野がちょっと緊張していた。全然腕振れてなかった。(次戦に向けて)気を引き締めて、2連勝で勝ち点取って、いい終わり方ができたらいいなと思う」

▼濵田駿
「近大戦、高野が投げてるときにリリーフで投げて、ランナーを帰してしまったので、今日はランナーいても帰さないようなピッチングをしようと。(最初の打者の四球は?)緊張しました(苦笑)でもそこから落ち着いた。自分の得意なツーシーム系のボールを低めに集めて、ゴロを打たせて取ったら、それがうまくいった。(次戦に向けて)明日もチーム1つで勝てるようにがんばります。最後なので。勝って終わります」

▼倉川
「(本塁打について)打った瞬間は上がりすぎかなと思ったけどうまく風に乗ってくれた。しばらく長打を打ててなかったので長打は狙っていた。打ったのは真ん中低めのスライダー。前の打者(太田健裕=文4)がスライダーで三振していたので僕にも来るかなと思ってスライダーを張っていた。(ホームランは意識を?)意識はしてない。自分は狙って打てるようなバッターではないので。(7回の適時二塁打について)前の打席でレフトにいい打球がいってたので逆方向を意識していた。打ち損じたけどたまたま、風に乗って落ちてくれてよかった。(明日に向けて)このチームでできるのも残り少ないので悔いが無いようにしたい。チームが勝てるバッティングを心がけていきたい」

▼松島恒
「(先制点について)いつも練習しているのを出せた。小さい積み重ねが良い結果につながったのかと。来た球を打つだけ、というつもりで。今日の調子はいつも通りで特に変わらず。自分は打てなかったら森山に交代するだけ。だから結果を出し続けなければいけない選手。そのことに最初は、結果を求めすぎて焦っていたが、今は野球をちょっとでも楽しめるようになった。今季調子は良くはなかった。新チームに向け競争は既に始まっている。積み重ねや努力や練習をコツコツと続けて来年につながってくれたら」