【テニス】王者・早大に2-7で敗北。明日近大戦を笑顔で締める!

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◇平成30年度全日本大学対抗テニス王座決定試合準決勝対早大◇10月13日◇愛媛県総合運動公園◇

● D1 山尾・大野翼1(6-3 1-6 1-6)2坂井・田中
○ D2 林・柴野2(6-4 7-6(4))0齋藤・小林
● D3 高村・島田0(3-6 5-7)2島袋・木元
● S1 山尾2(6(2)-7 6-2 1-4RET)1島袋
○ S2 高村2(6-3 6-4)0齋藤
● S3 大野翼0(0-6 3-6)2古田
● S4 林1(6-4 2-6 3-6)2千頭
● S5 工藤0(1-6 2-6)2田中
● S6 柴野0(2-6 5-7)2藤井

● 関西大学 2-7 早稲田大学

やはり王者は強かった。アベック12連覇中の早大を相手に2ー7での敗北。フルセットまでもつれる試合が多かったが、単複1本ずつの勝利にとどまった。王座開幕前からにらんでいたダブルスでの勝ち越しを決められずにシングルスへ。シングルスでは高村烈司(商3)が白星を挙げるも、苦しい戦いが続いた。林大貴主将(社4)・山尾玲貴(商2)もフルセットまで持ち込んだが、最後は相手に軍配。「実力負けという感じではなかったが、まだまだ甘さがあった」(林)とチャンピオンとの差を噛み締めた。

高村烈司(商3)・島田達也(人3)組は、D3での出場となった。島田のキープから幸先よくスタートするが、相手のサービスゲームでは厳しい戦い。強烈なサーブに太刀打ち出来なかった。2人の強気なテニスでなんとか食らいつくも、要所では相手のブレークが決まる。高村自身が鍵と捉えていたD3を落としてしまった。

D2の林・柴野晃輔(文4)組は、第3ゲームまで1ポイントも奪えず。出だしから苦しんだ。それでも、林のサーブゲームでようやく1ゲーム目をものに。ここから歯車が噛み合った。巧みなロブからのボレーや、サービス&ボレー。2人の息ぴったりのプレーが決まり、ガッツポーズを作る。いつも以上の気迫で相手を圧倒した。

D1は山尾玲貴(商2)・大野翼(経2)組。最初から一球一球声を出し打つ。ポイントが決まれば、声を上げる。いつも以上に気合いが見られた。大野翼が後ろで打ち、山尾がボレー。二人の息が合い、第1セットを奪う。だが、勢いは続かなかった。サーブで崩され、攻められる。さらにアウトボールも増えた。デュースにもつれ込む場面もあったが、ゲームポイントが奪えない。後半に全日本インカレ王者の力を見せつけられ敗北を喫した。

S2には高村。相手は全日本インカレベスト4の齋藤だった。9月の対抗戦でも敗れた難敵を相手に、キープ合戦が続く。先に抜け出したのは高村だった。左右にストロークで相手を振り連続得点。ポイント毎に吠え、勢いに乗る。試合を通して、堂々と強敵相手に自分のテニスを貫きストレート勝利。見事リベンジを果たした。

S4には林が出場。1セットは激しいラリーの打ち合いを制し、先取。だが2セット目はそうはいかなかった。ストロークで攻められ、体勢を崩す。そこを狙われ、スマッシュを打たれる。相手に主導権を握られ、試合は振り出しに。第3セットも相手のペース。巻き返すには、一歩及ばなかった。見送ったロブがインの判定になり試合終了。唇を噛みしめ悔しさをあらわにした。

S5・工藤丈寛(人4)は相手との激しいラリー戦に。しかし、相手の方が上手だった。ベースラインの後ろから必死につなぐも、コート奥に強烈なショットを見舞われた。じりじりとスコアを離されてしまう。第2セットでは、相手の初めのサービスゲームをブレークするが、その後は苦しい展開。ストレートでの敗戦となる。

S6は柴野晃輔(文4)。第1セットは相手のペースで進んだ。柴野が攻め、良いコースに打つも、追いつかれ攻められる。2ゲームしか奪えず第1セットが終了。2セット目1-3となったところで、山本哲弘コーチがベンチに入った。そこから追い上げを見せ5-4に。だが、自らのミスも絡み逆転を許す。ファイナルに持ち込みたかったが一段ギアを上げてきた相手に対応出来なかった。敗北を喫したとき柴野は悔しそうに空を見上げた。この時点で関大の敗北が決まった。

S3には、2回戦の林と変わり大野翼(経2)。相手チームの副将に挑んだ。コートを広く使い相手を振り回すが、相手の巧みなスライスに手を焼く。持ち味のストロークからネットプレーを試みるも、相手に凌がれてしまい主導権を握れない。相手のテニスに対応できなかった大野。ストレートで敗れてしまった。

S1として山尾玲貴(商2)が出場。対するのはアジア大会銅メダリストの島袋(将)だ。第1セットは惜しくも落としてしまうも、第2セットでブレークバックに成功すると勢いに乗る。一球一球声を出し、食らいつきラリーを続ける。隙を見て攻め、第2セットをとった。このままの勢いで勝利を決めたいところ。だが、時折足を気にし始めた山尾。ブレークされ1-4となった場面でメディカルタイムアウトを要求。その後しばらく試合を続けるも無念の棄権となった。試合には負けはしたものの、エースの強さ見せた。

明日の3位決定戦は、同じ関西地区の近大が相手となった。リーグ戦では、唯一の敗北を喫し、悔し涙を流した。1カ月越しのリベンジを狙う。「明日このチームで戦うのは最後。全力を出し切れて笑顔で終わりたい」(林)。リーグ戦からの1カ月間死に物狂いでやってきた。チャンピオンではなく今度は挑戦者として。勝利で締め、林男テニの有終の美を飾る。【文/写真:松浦智・遠藤菜美香】

▼林
「ファイナルセットにいっている試合も多くあった。4回生がシングルスに多く出ていて、4回生が負けたのが敗因だったと思う。実力負けという感じではなかったが、競った試合などリードしていた試合で勝ち切れていなかったのはまだまだ甘さがあった。(チャレンジャー精神に向かうことは出来た?)そうですね。やってきたものを出そうとしている姿勢が見られた。守りにいっている選手もいなかったと思う。その点に関しては良かった。(個人としてはやり切れた?)シングルスで負けてしまったので、やりきれたとは言えない。実際勝たないといけなかったし、勝つチャンスはあった。相手はすごい戦績を残している選手で、去年はインカレで竹元さん(竹元佑亮=17年度卒)も負けている相手。その選手と全然戦えていると実感できた。そういう意味でもやってきたことは間違いなかった。ダブルスに関しては勝たなければいけないポジションだった。次につながるというよりは狙って勝てた。(相手のオーダーは予想と一致していた?)お互いに一致していなかったと思う。順番が変わったり、出てくる選手であったり。その点に関してはお互いにだったと思う。明日このチームで戦うのは最後。最後まで全力を出し切れて笑顔で終わりたい」

▼高村
「去年と比べると、数字も4-5から2-7となってしまった。自分のダブルスがチームとしては出だしのキーになるかなと思っていた。D1は、インカレチャンピオンということもあり、山尾大野の一撃にかけた部分もあった。D2は、4年生のペアに勝ったもらおうという計算があった。D3は島袋ですごく強い。そこに勝てるのは僕たちだけだと思ってやった。自分たちが勝たないと勝利はないかなと思っていた。3年間で一度もダブルスで勝てていないので責任を感じている。今回シングルスは勝てたが、たまたま勝っただけ。ダブルスに勝っていたらチームとして流れが出来ていて、勝ってくれていた選手が出てきたと思う。個人の結果を見るというより、自分の結果がチームに影響する。今回の2-7というのはチームでの負けと感じた。個人個人負けと言えど、全体でも負けた。リーグの時と比べると、全員思い切ってできた。でも、負けたのは結果なので、真摯に受け止め近大戦に向かっていきたい。(チャレンジャー精神はチームで統一で来ていた?)負けた後からチームが一つになった。ここに向かって1カ月間出来た。そこは出来たと思う。でも、結果がついてこなかった。悔いはある。出し切れてはいない、悔しい。(シングルスについて)相手は格上。全日本インカレでも結果を残していて、経験も豊富な選手。対抗戦(9月に行われた)でも、フルセットで負けていて。自分の中ではリベンジできた。勝てて良かったと思う。(明日の近大戦について)リーグで負けた分を晴らすのみ。悔しい思いをした1カ月をぶつけるチャンス。4回生のために、みんなで絶対に勝つ」