【なぎなた】団体連覇逃すも、すべての競技で入賞!

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◇第40回西日本学生選手権大会◇11月15日◇生駒市民体育館◇

【演技競技】2位 久保・今浦
【団体の部】2位 関大B
【女子個人の部】3位 大山
【男子個人の部】3位 石橋

8月に行われた全日本選手権では関大勢が躍動し、好成績を収めた。今大会も活躍が期待される。西日本の頂を懸けた戦いが幕を開けた。

まず最初に行われたのは演技競技。この競技では、出場選手がなぎなたの型の良さをトーナメント方式で争う。関大からは5組のペアが出場。大山・林田ペアが3回戦進出、そして圧巻だったのが久保・今浦ペアだった。息の合った型を披露し、強豪勢を次々と撃破。見事に決勝進出を決めた。優勝を飾り、関大に勢いをもたらしたかったが、決勝戦は0-5と判定負け。しかし、去年は入賞できなかった部門でいきなり2位という好成績をたたき出した。

引き続き、会場では試合競技の団体の部が行われた。関大はこの部門で前回初優勝を飾り、連覇を目指す。部員それぞれが3人制のチームに分かれ、A~Eチームとして出場した。「団体では3人の思いをつないで、それぞれ良かった」と林田が振り返ったように出場5チーム中3チームが初戦を突破する。特に活躍が目立ったのはエース・林田を擁する関大Bチームだった。団体戦特有の引き分けに持ち込む戦法で大将の林田に回す。この期待に応えるように林田が次々と1本を取り、順調に勝ち上がった。準決勝では先峰の藤原がメンとスネの2本勝ちで後ろにつなぐなど、チーム3人がそれぞれ1人一役を担う。

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連覇を懸けて迎えた決勝戦は強豪・大体大との対戦となった。場内が固唾をのんで見守る中、先鋒の藤原が引き分けに持ち込むも、中堅の久保が2本負けを喫し、窮地に立たされる。不利な状況で大将戦・林田に出番が回った。「2本取られていたので攻めた」と振り返ったように試合開始早々から果敢に攻める。これまで何度もチームを支えてきたが、2本の壁は大きかった。「自分のペースではなくて、力んでしまった」と振り返ったように、攻めた隙を突かれてまさかの2本負け。悔しい準優勝に終わった。

昼休みを挟み、午後からは個人戦がスタート。団体戦は強さを発揮したが、個人戦では苦戦が目立った。「団体の力を個人で発揮できないのが課題」と林田が大会後に振り返ったように、課題が浮き彫りになった。しかし、関大勢が苦戦する中、大山が勝負強さを見せつける。1回戦を2本勝ちで圧倒すると、ここから勢いに乗った。「みんなの声援が力になった」(大山)。延長戦の末に勝ち抜く、粘り強いなぎなたを披露する。

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準決勝で敗れたものの、その後の3位決定戦で3-0の判定勝ち。関大勢で唯一個人の部で表彰台を獲得した。

また、個人の部では場内の注目を集める一戦が繰り広げられた。全日本選手権で2位に輝いた関大の林田智笑と大体大で姉にあたる林田葉純の一戦だ。両者ともなぎなた界では、実力が群を抜いている。「まさか、こんな早く当たるとは」と振り返ったように準々決勝で姉妹対決が実現した。団体戦決勝でも対戦したが、2本とられていた状況もあり、林田智笑は自分のペースで攻めることが出来なかった。リベンジするという思いも込めて注目の一戦が始まる。お互いに手の内を知り合った対戦は、一定の間合いを保ったままの探り合いとなった。3分間では決着がつかず、勝負の行方は延長戦へと突入した。延長開始の合図とともに果敢に攻める林田智笑。

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先ほどとは変わって、延長戦は激しい打ち合いとなった。最後の最後まで攻め込むも決着はつかず。判定となり、相手の旗が3本上がって、敗北が決まった。「判定にしたところで自分の負け。最後の大会に挑む姉の気持ちに負けていた」と試合後、林田は冷静に敗因を語った。

最後に行われたのは男子個人の部。関大からは注目の1年生石橋をはじめ、2人が出場した。石橋は優勝を目指して今大会に挑んだものの、「絶対に負けたくない」と語っていたライバルである立命大の浦井相手に延長の末に敗戦。

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関大対決となった3位決定戦で勝利したものの、悔しさの残る3位に終わった。

関大勢は今大会、すべての競技において表彰台に上った。しかし、優勝はなく、試合後の選手たちは反省を述べた。今後も試合が続くなぎなた部。チームワークの良さを武器にさらなる飛躍を目指す。【高橋良輔】

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▼林田
「(団体戦は)勝負がかかった試合が多かった。自分がしっかりと1本を取れてチームの力になれて勝ちにつながって良かった。決勝は2本取られて攻める気持ちを持って挑んだけど、力が入りすぎた。前のめりになったところをしっかりとやられてしまった。2本目はいい形で突きが入ったと思ったけど違う旗が上がって2本負けになってしまった。悔しさが残る試合だったけど、しっかりと3人でいい形でつなげることができた部分もあったので良かった。個人戦はまさかの3回戦で姉との対戦だった。びっくりしたし、団体でやられていたのでやり返そうと思っていた。でも、判定にしてしまったところで自分の負け。延長は自分のペースで進んでいただけに悔しい。相手は最後の大会でその思いに自分が上回れなかった。誰から見ても1本入ったなとわかるようなきれいな形にこだわってこれからも練習していきたい。今日は演技から2人がしっかりと2位になっていい流れで入れたし、団体でもみんなつないで頑張っていたと思う。でも、個人では初戦負けが多かった。団体では3人でつなぐ気持ちがあって良かったけど、個人では最後の詰めの部分がまだ甘いと思う。団体がいいからこそ、そこはしっかりと意識してやっていきたい」

▼大山
「結果は残せたけど、負けた試合は全然だめだった。悔しさの方が大きい。延長が続いていたが、あまり考えていなかった。気持ちを落ち着いて勝負できたのが、今日の成績につながったと思う。みんなが応援してくれている声が聞こえて落ち着けたことが良かった。大きな力になったと思う。優勝できるようにメンタル面が課題。そこに意識をおいて頑張りたい」