【アメリカンフットボール】攻守かみ合い神戸大に快勝。次戦は王者・立命大に挑む。

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◇2018関西学生リーグDiv.1第4節◇対神戸大◇10月7日◇於・神戸市立王子スタジアム◇

【第1Q】関大14-0神戸大
【第2Q】関大0-0神戸大
【第3Q】関大7-0神戸大
【第4Q】関大14-7神戸大
【試合終了】関大35-7神戸大

紫紺の皇帝が王子の地で躍動した。第4節は、2週間前に強豪・京大を破り勢いのある神戸大との対戦だったが、第1Qから鮮やかなTDラッシュで相手を粉砕。快勝でリーグ開幕から4連勝を果たした。

第1Q、LB青根奨太(商2)がいきなり相手のパスを自陣46yd付近でインターセプトし、チームに流れを呼ぶ。ここからQB入佐一輝(情4)のパスが絶好調だった。まずはWR桑田理介(経2)、WR小田康平(経3)へ見事なロングパスを通し、TDにつなげる。K三輪達也(法4)も確実にTFPを決め、第1Qだけで14点のリードを奪った。

そのまま試合を折り返し、迎えた第3Q。自陣ゴール前4ydまで迫られ、絶体絶命のピンチを迎える。TDを決められれば流れを渡しかねない重要な局面。これを救ったのはDB清家大志(経4)だった。パスをインターセプトし、ここから激走を見せる。相手のタックルをものともせず、約90ydを走り切って鮮やかなリターンTD。TFPも成功し、リードを21点に広げた。

第4Q、再びオフェンスが力を発揮。清家大のインターセプトからリズムに乗る。WR藤原裕貴(シス理4)、RB田中拓樹(人3)がランでそれぞれ13yd、11ydをゲイン。最後は再び入佐から小田へのパスが通り、この日4つ目のTDで28―0とした。その後7点を返されるが、関大は攻撃の手を緩めない。QB畑中佑斗(シス理3)から藤原裕へのパスでTDを奪い、35-7とする。さらにK谷川堅斗(経3)のTFPで勝負あり。開幕から4つの白星を並べた。

次はいよいよ昨年王者・立命大との大一番。昨年は雨の中での試合だったが、善戦むなしく7-15で惜敗した。近年は勝利から遠ざかっており、「全員悔しい思いは持っている」(OL山田周平主将=人4)。だが、日本一のために、負けることは許されない。チーム全員が覚悟を胸に秘め、この2週間でより一層周到な準備をする必要がある。【文:長尾洋祐/写真:勝部真穂】

▼松浦雅彦監督
「(前節からどう取り組んだか)基本的なことをしっかりやろうと言ってきた。(オフェンスは)第1Qは頑張っていたけど、第2Q、第3Qは点が取れていない。自分としてはまだまだ課題の残る試合だった。(前野をスタメンに起用した意図は?)ケガも治って調子がよく、動けていた。彼が良い動きをすると全体も締まってくるので、起用した。ディフェンスは、今日はよく頑張っていた。しっかりと集中してプレーしていたと思う。今年のスローガンは『覚悟』。次は立命大との試合なので、スローガンの通り、覚悟を持って臨まないといけない。(立命大の印象は)点を多く取っていて、やっぱり強いです(笑)。でもしっかりと自分たちのできることをやっていきたい」

▼山田主将
「この試合までの3戦が苦しい試合だった。普段の練習や取り組みを含め、日本一になれる内容ではなかったことに気づかされた。やっとこの2週間で、チーム全体が本当の意味で本気になれたことが一番良かった。(オフェンスは)最初のプレーから、自分たちから攻めていこうと言っていた。最初のうちはあまり出なかったけど、WRの桑田が流れを変えるようなロングパスを捕ってくれた。入佐もいいところに決めてくれて、そこでオフェンスとしてリズムが出た。ディフェンスは、度重なるターンオーバーがオフェンスを救ってくれた。清家大もインターセプトTDでさらに流れを呼び込んでくれた。清家大の活躍は良い影響を与えてくれた。今日は勝ったけどいいところばかりではなく、第2Qと第3Qはオフェンスにとって課題。そういった課題を一つずつ潰していくことが必要。次は立命大との試合で、今までの相手とはレベルが違う。ずっと負けていて、全員悔しい思いは持っていると思うし、強い相手だということは分かっている。ここで気を緩めずにさらにギアを上げて、この2週間で突き詰めていくしかない。最後のハドルで監督にも言われたけど、立命大も関学大も個の力が強い。一致団結してやるのもそうだけど、個人としての能力もさらに上げていかないと厳しいと思う」

▼清家大
「(今日の試合は)リターンタッチダウンが1番印象に残っている。(リターンタッチダウンは)自分自身初めてだったので、素直にうれしかったし、自分の中で気持ちよかった。(守備は)前節から2週間、ディフェンスで一致団結して取り組んでいこうと言っていたので、その結果が出てとてもうれしかった。(日本代表での経験は?)神戸大のオフェンス藤川君と井上君は代表で一緒にプレーをしたが、そういった相手と、お互いのことを知っている中で対戦できて楽しかった。代表は本当にインテリジェンシーのすごく高いメンツが集まっているなと思ったので、関大に戻ってからもスキルだけでなくて、頭の面をしっかり整理して、思い切ったプレーをできるようにと頑張ってきた。小さいことからしっかりやれる人が代表には集まってきているのだなと感じたので、関大でも小さいことからやっていこうとこの半年くらいやってきた。(次節はいよいよ立命戦だが)この1年間、立命、KGに向けて練習してきた。まだまだ僕たちは立命、KGに及ばないと思うので、次節までの2週間、調整ではなく成長を続けて、次の宝ヶ池で勝つという気持ちで準備していく」

▼小田
「正直僕が良かったというよりかは、入佐さんに助けられたような試合になった。自分もチームも含めてだけど、良かったところは良かった。ただ、大きいミスも細かいミスもたくさんあったので、このままでは立命大には通用しない。(入佐は)プレッシャーがある中でも、WRが捕りやすいところに投げてくれるので、とても助かっている。WRとしては何としても捕らないといけない。入佐さんの足を引っ張ることが今までの3試合でも多かったので、恩返しではないけど、少しは報えたかなと思う。(普段の練習で心掛けていることは?)入佐さんとのタイミングや呼吸を合わせるために反復練習をやったり、QBとパス合わせをするときは入佐さんと多くやっている。数をこなせば精度も上がってくるので、そういうことを意識している。自分の持ち味は、来た球は絶対に捕り、その後一人かわすこと。また、その過程で相手ディフェンスのウィークポイントを探して捕り切ることだと思う。今日の試合だけ見たら、落球もあったけど、今までの中では良かった。ただ、これが立命大や関学大に通用するかといったら、疑問が残る。この2週間で改善していけたらと思う。流れを変える一発は絶対に必要になってくる。今日も桑田がロングパスでTDを捕ったけど、今度の試合でもそういうのが必要」