【ハンドボール】リーグ最終戦 全国懸けた大一番制す!!

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◇平成30年度関西学生秋季リーグ戦最終節◇対龍大◇於・京都大学◇

【前半】関大6ー6龍大
【後半】関大8ー5龍大
【試合終了】関大14ー11龍大

 

試合後、中川監督が電話で全日本インカレ出場の決定を確認すると部員たちはお互いに抱き合い喜びを爆発させた。とうとう最終節を迎えた秋季リーグ戦。前節の立命大戦では、試合終了直前に逆転され、敗北を喫しインカレ出場は今試合に懸けられた。対戦校は龍大。序盤から両者譲らずの状態が続いたが、高橋遥歩(社2)のサイドシュートや、GK成願茜(人4)のキーピングが冴え、最後は3点リードゲームセットを迎えた。チームの最大の目標、『インカレ出場』をかなえ、リーグ戦は幕を閉じた。

絶対に負けられない大一番の前半。序盤からサイドシューターの篠崎佑夏(情4)や高橋が積極的にゴールネットを揺らし、リード状態に持ち込んだ。

△篠崎

一気に3点差をつけ、好調な立ち上がりで幸先のいいスタートを切った。

△藤村

また、ディフェンスにおいては藤村祐理子(商3)が筆頭に龍大から体を張って球を奪い、速攻のチャンスを生み出す。「相手の左利きをマークするというプランを徹底できたのが大きかった」と中川監督。だが、中盤を迎えると龍大の攻撃にも勢いが増す。また、関大のオフェンスも、シュートが決まらず、逆速攻を許し失点が続く。開いていた点差も徐々に埋められていき、一時は逆転も許した。だが、「勝つしかない」(高橋)。苦しい中でも、選手たちは積極的にシュートチャンスをつかみ、なんとか同点で前半を折り返した。

インカレへの最後の望みがかかった後半30分。ここで勝たなければ、4年生が引退となり、今季の関大女ハンは終了となる。選手たちのプレーにはキレが増した。開始直後、最大の得点チャンスが巡ってきた。

△右から藤村、新川、高橋

7㍍スロー。投球力に評がある新川紫央(人3)が成功させ、再び関大に好機が訪れた。

△新川

 

△中山

そして、1年生ながらも春から主力として活躍中の中山真由(人1)もセンターから重い一球を龍大GKにお見舞いし、気を吐いた。全員が「全国」をつかむために必死だった。途中、またもノーマークで同点に並ばれる。相手のペースに流されそうになるも、逆転を許すことはなかった。

 

そして、迎えた終盤。中山からパスを受けた篠崎の2次速攻が契機となり、龍大からチャンスをもぎ取った。そこからは、ディフェンスで相手のミスを誘い込み、攻撃機会をメイク。

△成願

また、成願もしっかりと守り切り、2点リード状態に。「もうちょっと相手のボールを取ることができたのではないかなと思う。けれど、その中でも取れた部分もあった。50点ぐらいのキーピングかな」と守護神は振り返るが、要所での堅守が光った。

△高橋

時間も残り2分を切り関大の勝利が濃厚になる中、高橋が角度のないサイドシュートで会場を沸かせ、ゲームは終了。今日の最大の見せ場演出したサイドシューターは、「ほっとした」と試合後安堵(あんど)の表情を浮かべた。

「うれしい気持ちです!」(稗田眞子主将=人4)。大一番の一戦を制し、チームメイトの顔には笑顔と、喜びの涙が光った。昨年はインカレへの出場がかなわず、そして前節の立命大戦では勝ち切れず悔しい思いをし続けた。「負けたからこそ今回は負けん気が出せたと思う」(成願)。苦しい経験が起爆剤となり、悲願を達成させた。

そして、「みんなで勝つことができた。みんな頑張った。それと、いろいろな方たちからの応援やサポートがあって勝つことができた」と稗田は、チームメイトをはじめ、周りの人たちへの感謝を述べた。まさに、『全員ハンド』を体現した試合だった。全国の舞台までおよそ1カ月。得意とするディフェンスだけでなく、オフェンスも磨き上げ、有終の美を飾る。さらなる高みへ。さあ、行こう!【文:柴村直宏/写真:松山奈央】

▼中川監督
「インカレ出場は確定。でも、普通にやっていたらもっと差をつけて勝てていたことは課題。自分たちがシュートミスをしていたのが一番大きいかな。けど、デイフェンスはよくやったと思う。相手の左利きをマークするというプランを徹底できたのが大きかった。前半のタイムアウトでは、シュートをしっかりやろうということも徹底しようと話した。後半はディフェンスが本当によかったと思う。でも、インカレに向けて点数を取れるように鍛え直さないといけない。まだ組み合わせは決まってないが、1日でも4年生が長くプレーできるように戦いたい」

▼稗田主将
「うれしい気持ちです!去年1年間でれなくて、悔しい思いをしたのでしっかり今年は出場することができてよかった。残り2分ぐらいの高橋の角度がないサイドシュートが決まって、周りが沸き上がったところが印象に残っている。もう、みんなで勝つことができた。みんな頑張った。それと、いろいろな方たちからの応援やサポートがあって勝つことができた。内容的には苦しい試合をしていたなかで勝ち切って、試合終わった後は「苦しくても勝ち切ることはできる」とみんなの前で話した。(インカレに向けては)まずオフェンス。今日シュートを外してしまったことが多くて、ディフェンスはできているけれど、得点が取れなかったりして、惜しい試合もあったから、しっかりと得点につないでいくということを意識していきたい。これまでは「インカレ出場」を目標に掲げていて、それを達成したからこそもっと高みを目指していきたい」

▼成願
「めちゃめちゃうれしい。(今季を振り返って)福科大に負けて、自分の中では「インカレの道が断たれてしまった」と思ったけれど、みんなで乗り越えることができて、今回も普段やったら負けてしまうところをしっかりと勝つことができた。でも、私自身のプレーはいまいちだった。気負いすぎて、早動きしちゃったりとか。もうちょっと相手のボールを取ることができたのではないかなと思う。けれど、その中でも取れた部分もあった。50点ぐらいのキーピングかな。先週の立命大戦で負けたからこそ今回は負けん気が出せたと思うので、先週の負けがあったからこそ今日の勝ちがあると思う。インカレに向けては、やっぱり点が取れないということがあるのでオフェンスはずっと課題でもあるし、これからも伸ばしていかないといけない部分。取れないのだったら、その分守れということだと思うので、イージーな球は取っていかないと。やっぱり自分たちは正直、インカレに出ることを目標に頑張っていたので出ることだけに満足せずに勝てるところまで勝ちたい。他のチームを超えるように頑張っていきたい」

▼高橋
「とりあえずインカレに出ることができて良かった。うれしい。去年は出れなくて、自分は見に行って、周りの大学の選手が出ている中で「出たかったな」って思った。今回も立命大に負けて、ほんまに(今回が)ラストチャンスだったので、とりあえず勝つしかなかった。勝てたのは良かったのだけれども、自分たちが勝っても他のチームの結果次第でインカレが決まることになったけれども、出れることになったということを聞いてほっとした。自分が点を取るということよりも、「勝つしかない」という気持ちで試合に臨んでいたのでパスが回ってきた時に決めることができた。いつも通り。最初はちょっと緊張したけれど、すぐに慣れて、勝てるという確信ができた。どれだけ追い越されたり、逆転されても。気持ちに余裕を持つことができた。最近は出だしを意識していて、そこが早くなってきているのでそれを継続していくこと、強気で行こうと思っていた。速攻もだけど、オフェンス、遅攻とセットとオフェンスの決定力がないので苦しい場面が多いので、フォーメーションをもっと増やしたり、一人一人の1対1とかをぎりぎりまで上げれたらいいな。インカレには行くだけじゃ意味がないので、行って勝たないとだめだと思うので、勝ち進めるように頑張りたい。目指すのはベスト8」