【アイススケート】スケートシーズン、開幕!

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◇2018近畿フィギュアスケート選手権大会◇10月7日◇尼崎スポーツの森◇

【シニア女子SP】
1位 森下実咲(人1)59.87
3位 細田采花(法4)56.48
6位 安原綾菜(情4)47.38
9位 十倉日和(人2)44.45
18位 高木優衣(情3)36.58
26位 玉田夏菜(政策4)23.30

【シニア男子SP】
2位 中村優(政策4)71.99
4位 本田太一(経2)63.67

ついにスケートシーズンが開幕した。高橋大輔(関西大学KSFC)も出場する今大会は、いつもと雰囲気が違う。選手たちが「全日本のようだ」と語るほど、緊張感のあるものとなった。競技2日目となったこの日はシニア女子、シニア男子ともに行われ、熱い戦いが繰り広げられた。

最初に行われたのは、シニア女子。第1グループには、十倉が登場した。最初の3回転トーループ+2回転トーループを決めると、続くダブルアクセルもしっかり決める。最後の3回転サルコーの回転が抜けてしまったものの、高得点をマーク。彼女の持ち味であるスピードとパワフルなジャンプを存分に生かしたプログラムで、会場を魅了した。


△十倉

第2グループには、高木と安原が登場。高木は冒頭の大技のコンビネーションジャンプが入らず、1回転の単独ジャンプになってしまう。だが、「最後まであきらめてはいなかった」と、何とか立て直し、他の要素を丁寧にこなしてしっかりとカバーした。最後の近畿ブロックとなる安原は、「自分の今できることは100㌫出せた」と、3回転ループ+2回転トーループを確実に決めると、波に乗り、他のジャンプも全て着氷。彼女の柔らかい雰囲気を表すような華麗な演技で、見事ノーミスで終えた。


△高木


△安原

第3グループの玉田は、ジャンプは本調子ではなかったものの、曲調に合わせたステップシークエンスで魅せる。体を大きく使った演技でしっかりと滑り切った。


△玉田

続く第4グループに登場した細田。以前から挑戦し続けている大技、トリプルアクセルをショートプログラム(SP)に組み込んだ。6分間練習から着氷していた細田を、会場も興奮して見守る中、演技が始まった。冒頭に挑んだトリプルアクセルは回り切り、見事着氷。歓声が上がる。続く3回転+3回転はつまってしまい、セカンドのジャンプが2回転になってしまうが、目立ったミスなく演技を終える。観客はスタンディングオベーションで細田へ拍手を送った。


△細田

そして最終グループ。期待の新生、森下が出場した。持ち味である、スピードに乗せた流れのあるダイナミックなジャンプを全て着氷。3回転+3回転もしっかりと回り切った。長い手足を生かした演技で、観客から手拍子が起こる。ノーミスで滑り切り、見事1位でSPを通過した。


△森下

続いてシニア男子が行われた。練習拠点をアメリカへと移し練習に励んでいる本田が、第1グループに登場した。冒頭の3回転ルッツ+3回転トーループの大技を決めるとジャンプはすべて成功させる。スピンで少しミスが出てしまったものの、大きなミスはなく、力強い滑りを魅せた。


△本田

第2グループには、中村が出場。大技、トリプルアクセルを見事成功させると観客から歓声が上がる。続く3回転ループ、3回転ルッツ+3回転トーループも着氷。「練習では、ジャンプ以外にあまり手が回せていない」と本人が言うように、ステップシークエンスでは、レベルを取りこぼしてしまった。だが、ノーミスで演技を終え、高得点を叩き出した。ショートプログラム2位で明日のフリーを迎える。


△中村

選手たちそれぞれが、強い気持ちで臨むシーズン初戦。ハイレベルなブロックとされる近畿で、全員が悔いの残らないよう自分の力を出し切り、次の舞台である西日本へとつなげる。【文:竹中杏有果/写真:多田知生】

▼高木
「去年、同じリンクで試合があって、(良い演技ができず)頭が痛くなるくらいまで泣いた思い出があったので、心を入れ替えて練習してきました。この日のために頑張ってきたんですけど、直前の調整がうまくできず試合に合わせられなくて。滑る前は諦めていなかったんですけど。改めて、練習は試合に現れるんだなと思いました。明日は、これ以上落ちないと思って全力で頑張りたいです」

▼安原
「最後の近畿ブロックだったので、すごく緊張したんですけど、今持っている自分の力を100㌫出し切れたかなと思います。ノーミスできたので、演技終わったときは凄くほっとして、飛び跳ねそうになるくらいうれしかったです。今日、濱田先生に『自分のスケートを好きになりなさい』って言われたので、明日も自分に自信を持って、最後まで諦めずに頑張りたいと思います」

▼十倉
「練習不足だったかなと思います。練習ではすごく調子が良くて、サルコーも決まっていました。でも本番になると、抜けてしまったり、転倒してしまうことが多くて。やっぱり、緊張していたっていうのもあったのかなと思います。明日は、とりあえず全部のジャンプをしめれるように頑張ります」

▼細田
「トリプルアクセルがクリーンで入ってたと知ったときは大騒ぎしました。練習でも確率が上がってきていたので、いけるかなっていうのはあったんですけど、入ってよかったです。アクセルを決めれたのは嬉しかったんですけど、やっぱり3回転+3回転を入れてノーミスしたかったので少し悔しい気持ちもあるので、嬉しさと悔しさ半々って感じです。明日が勝負なので西(日本選手権大会)に行けるように頑張ります」

▼本田
「ジャンプの構成を落としながらやったんですけど、その中で関係のないスピンでミスが出てしまったので、そこがちょっと悔しいです。ジャンプの質自体は悪くなかったんですけど、やっぱり4回転とかを入れていかないといけないので、満足はしていないです。今は、アメリカのコーチにお世話になってて、ジャンプもそうですし、練習の取り組み方やオフアイスの練習などすべて違った環境なので、充実しています。今年の近畿は、高橋選手が復帰して、まるで全日本のような歓声をいただいて。この緊張感の中で滑れるっていうのは、とてもうれしいことですし、自分の気持ちの高まり方もいつもと違う感じがしました。明日は、スピンは絶対ミスしてはいけない要素ですし、4回転を挑戦する予定なので、その中でほかのジャンプにミスが出ないように滑りたいです」

▼中村
「ジャンプのはとりあえず決めれたので、良かったかなと思います。練習から調子も良かったので自信を持って試合に臨めました。でもジャンプばかりに気を取られていて、スピンなどのほかの要素に手が回せていない状態なので、今回はとりあえず滑り切ろうと思って滑りました。今回の試合は全日本に近い試合だったと感じましたし、(滑走順が)高橋さんの前で良かったと思いました。少しでもプレッシャーを与えられていたら良いなと思います。明日はしっかり曲を捉えて滑って、それが見ている人に伝わるような演技をしたいです」