【剣道】全日出場ならずも、関学大に接戦演じる!

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◇第42回関西女子学生優勝大会◇10月7日◇滋賀県立武道館

[1回戦]
○関大3—0京都外大
[2回戦]
●関大0—1関学大

台風の影響で1週間遅れの開催となった今大会。男子が全日出場を決めたそのすぐ後、女子の試合が開始された。1回戦を難なく突破するも、2回戦で対戦したのは昨年の同大会優勝校である強豪・関学大。大将・上田渚主将(商4)が食らいつくもあと一歩及ばず、4年生女子の戦いにここでピリオドが打たれた。

初戦の相手は京都外大。「1試合目は体が動いていなかった」(森本絵美=社4)と、少し固い入りではあったが、次鋒・大嶋真依(情2)がメンを決めると副将・森本もそれに続く。気迫のこもった引きメンで勝利し、そのまま大将・上田へとつないだ。上田は抜きドウを先取されるも、終始落ち着いた様子で立て続けにコテを仕留める。一人も土を付けられることなく、2回戦へ進んだ。

迎えた2回戦。相手は関関戦でもしのぎを削った関学大だ。「ミーティングとか研究とかしてみんなで一つになって試合に挑めた」(上田)。先鋒・森本が引きメンを入れられるも、そこから引き分けが続く。2−0で勝てば勝利という条件で、勝負は大将の上田に委ねられた。全国ベスト16の実力を持つ住野(関学大)に対し、前半から積極的に攻めを仕掛けるが、メンを決められ先制を許してしまう。しかし、簡単には諦められない。試合終盤、見事な出ゴテを決めると、そこから勝負は激しい打ち合いに。その後、両者気迫のこもった展開に持ち込まれるが、「取られなかったら代表戦に持って行けた」(上田)。欲しかった1本を奪うことはできず。あと一歩及ばなかった。

ここで4年生女子の引退が決まった。全日への切符を手にできなかった悔しさがこみ上げ、涙を流す選手もいた。その無念さは決して消えるものではない。それでも、「あのメンバーに託して良かった。本当に今年一いい試合が見れた」。試合前のけがによりコート外で懸命に応援し続けた岩井花(文4)からはそんな言葉がこぼれた。「この代が本気で一番勝とうと思っていた代」(森本)。勝利への貪欲な姿勢はきっと後輩たちに届いたはずだ。そしてその背中を追い、彼女たちは上を目指し続ける。「関大剣道部に入って良かった」(上田)。少しの涙と清々しい笑顔を浮かべ、4年生女子はコートを後にした。【文/写真:高木満里絵】

▼上田主将
「(台風で流れたが)ほんとはこの試合は1週間前だったので、気持ちの面で調整することは難しかった。でも、クジで2回戦が関学大って決まって、去年優勝してるチームだから、いつもは全然しないけど、ミーティングとか研究とかしてみんなで一つになって試合に挑めたっていう過程はすごく良かったと思う。試合をしてみて力の差はそんなにないなと感じた。取られて取り返して結果的には引き分けで負けてしまった。取られなかったら代表戦に持って行けたからそこは悔いが残るが、取り返せたことは自信になった。(4年間を振り返って)1年と3年のときに全日に出れて、今年も行きたかったという思いはある。4年間は本当あっという間で、キャプテンとしてまとめる大変ももちろん、けんかも多くていろいろあった学年だったけど、関大剣道部に入って良かったなと思う。来年は関西で優勝して全国で活躍してほしい」

▼森本
「1試合目は体が動いていなくて心配だったが3−0で回せたのは良かった。2回戦は、初っ端自分が先鋒で取られて、4年生なのにチームに負担を掛けて、とても後悔している。その後みんなが繋いでくれたが、余計な負担を掛けてしまった。今までの稽古をこの大会にぶつけようと思っていたから、あんまり良かったなとは思えてない。でも、5人全体で見たら、関学大相手にすごく健闘していたし、いい試合だった。これで終わってしまうのは寂しいけど、関学大に接戦できたことはすごく素晴らしいことだし、この代が本気で一番勝とうと思っていた代だと思う。後輩には、自分たちと同じミスをせずにこれからも頑張ってほしい」

▼岩井
「試合の2〜3週間前にけがをしてしまって1週間前からようやく練習に参加できたがやっぱり調子が戻らずに今日は応援という形に回った。ハラハラすることが多かったけど、2回戦はとてもいい試合だった。取られて悔しいって、特に4年生の2人は思ってると思うし、何回も謝ってたけど、そんなん全然って自分は思うし、あのメンバーに託して良かったなと思う。最後自分が試合に出れなかったことはもちろん悔しいし満足はしていないけど、本当に今年一いい試合が見れたから後悔がすごく残ってるとかそういうのはない。4年生の2人は早くからメンバーに入っていて、そういう面で悔しいことも多かったけど同期には本当に感謝しているし、手間をかけた。でも、一緒に頑張ってこれて良かった。(後輩には)今日すごくいい試合ができたからそれを糧に強くなって、優勝してほしい。メンバー以外の選手たちには、自分もメンバーに入るのは遅かったから気持ちはよくわかる。腐らずに頑張ってほしい」