【サッカー】大量得点で後期連勝!後半は課題に

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◇第96回関西学生リーグ後期第4節◇対甲南大◇10月6日◇J-GREEN堺メインフィールド◇
【前半】関大4ー0甲南大
【後半】関大1ー3甲南大
【試合終了】 関大5ー3甲南大

第3節が台風の影響で延期され2週間ぶりとなったリーグ戦。今節の相手は最下位争いをする甲南大だ。前半こそ4−0と関西強豪校の強さを見せた関大だったが、後半に無念の3失点を許してしまう。後半での運動量など課題が残ったものの、結果は5−3で連勝を飾った。

FW加賀山泰毅(人4)が「3点目入るまでは相手に決定機を作らせずにテンポよく動かして非常に良かった」と振り返るように、立ち上がりから関大がゲームを支配する。中盤でボールを回しながら、サイドを起点に敵陣での時間を増やした。試合開始14分、得意とするセットプレーで先制点は訪れた。右サイドのペナルティエリア付近で得たFK(フリーキック)をMF牧野寛太(経3)が蹴ると、DF河野貴志(人4)がヘディングで一撃。鋭く決まったゴールが自身リーグ初得点となった。


△DF河野


△MF牧野


△DF河野

DF河野のゴールで勢いづくと、関大の点取り屋も黙ってはいなかった。MF松本歩夢(文2)が中央で保持したボールをDF安田有輝(経4)へ。相手をうまく避け、DF安田有が中にスルーパスを送ると、FW加賀山が反応し相手DFが追いつく間もなくシュート。これにとどまらず、その4分後。DF安田有が右サイドを一気に駆け上がると、ほぼ0度の角度から中にパスを供給。FW加賀山が絶妙なタイミングで左足を振り抜き追加点を奪った。DF安田有とFW加賀山の4年生コンビがあっという間に3−0まで相手を突き放す。その後、クリアボールからFW高橋晃平(情3)が相手GKとの1対1を制し4−0。相手を圧倒する状態で、前半が終了した。


△MF松本


△DF安田有


△FW加賀山


△FW高橋

このまま大量得点で完封勝利としたい関大だったが、後半は相手のアグレッシブなプレーに圧倒される時間が続く。相手のフォーメーション変更への対応に手こずり、DF河野が「相手の勢いに飲まれた」話すように、前半の勢いを保つことができずにいた。後半7分にはFKのこぼれ球から、10分には相手カウンターから失点。一気に2ゴール奪われた。

後半15分、悪い流れを断ち切ろうとアグレッシブなプレーに定評のあるMF塩谷仁(人4)を投入。続けて、DF荒木隼人主将(商4)の途中出場で守備を固めた。すると30分、MF牧野のコーナーキックにFW高橋が「気持ちで決めました」と、体当たりのスライディングでゴール。しかしその直後、不運にも相手にペナルティキックを与え3失点を許してしまう。


△MF塩谷


△DF荒木隼

残り約10分でFW高橋に代わって出場したFW大久保優(商3)が、左サイドで受けたクロスボールを合わせようとするもわずかにそれ、得点ならず。5−3で試合終了の合図が鳴った。


△FW大久保

「まずは勝ち点3を拾えて良かった」とMF森主麗司ゲームキャプテン(文4)。それでも前田雅文監督は、「修正点の方が多い」と後半での連続失点を危惧した。得点できる選手が増えたもののリーグ後期で完封勝利には至っていない関大。次節は、前期に引き分けた京産大との一戦は、勝ち点3に加え完封勝利を手にしたい。【文/写真:西井奈帆】


△MF森主


△DF黒川圭介(法3)

▼前田監督
「(前半で4得点でしたが)よく準備をしてきたところとか、選手の共通理解度が高かったから、ゴールまでの通り道はみんなで共有できた。(DF河野選手が先制点を挙げましたがどういった選手ですか)ああいうヘディングであったり、利き足じゃない左足でボールを蹴ったりができて、ポテンシャルも高いしスピードもある。DF荒木はもちろんJ1にいくような選手だけど、だからといってサブだったDF河野が劣るかというとそんなこともない。センターバックでレベルが高い選手はそろっている。(後半に関して)相手は、4−0の中でも勢いよくやってきてフォーメーションも変えてアグレッシブに来たので、苦しめられえた。実際結果にも直結した。失点のところを1に抑えられたらよかったけど、点数も内容もずるずるいってしまった。アクシデントで入ったというよりは入れられるべくして入れられた感じ。相手が風下なのに失点してしまったのでどちらかというと、修正点の方が多い。(前期も4−2で失点していましたが)相手は、関大なら得点できるという精神状態もあったと思う。甲南の得点は0が続いていたので、甲南の選手たちはそろそろ点が欲しいと考えてると思っていた。(2ゴールがセットプレーからの得点でした)GKを中心にセットプレーのところは考えてやってくれているので、高さもうちはあるので。(MF塩谷の久しぶりの出場について)いつも練習盛り上げてくれるところがあるのでそういうところに期待して投入した。MF松本も悪かったわけではないけど、この悪い流れをどう断ち切るかって考えた時に、MF塩谷の精神的なところは重宝している。(京産大戦に向けて)FWに特徴的な選手がいる。結構勝てていないイメージがあるので、勝ち切るためにやっていきたい」

▼MF森主ゲーム
「(前半について)セットプレー中心にできて4点取れたのは自信になる。(セットプレーは今年も強みに?)DFライン中心に得点奪える選手も多いのでセットプレーは1番のキーになってくる。(後半について)捉え方によっては内容がよろしくなかったので修正点は多いけど、90分ゲームって考えた時にやっぱり5−3で勝てば次への修正点も前向きに捉えられるのでまずは勝ち点3を拾えて良かった。(自身の良かった点は)今日は90分走り切れたと思う。(京産大戦に向けて)変に苦手意識を持たず僕たちが1週間いい準備すれば勝てる相手。相手の出方も見つつ、いい1週間を過ごせたら。(MF塩谷さんがリーグ後期初出場されましたが)個人的にはすごくうれしい。小さい頃からの顔見知りなので、あいつがピッチに一緒に入ってくれるとウキウキワクワクするので。それに彼はエネルギッシュなプレーをしてくれてはチームにとって欠かせない部分だと思う」

▼DF河野
「(リーグ戦での得点について)4年間で初めて。アシストはあるけど、点決めたのは初。セットプレーの練習の時も点を取れているので、自信はある。寛太(MF牧野)がいいボール挙げてくれたので飛び込むだけだった。(2節ともスタメンですが調子の方は)今日、センターバックで交代しちゃったら意味がないというか評価が低いって自身で思ってしまうから、次またスタメンで出られる自信はないし、今日勝てたのは良かったけど、スタメンでまた出られるように準備したい。(前半での4得点について)まだ良かったけどもっと取れたと思うし、パスミスとかイージーなミスがあったから改善しないといけない。(後半は)相手の勢いに飲まれた。全員でもっと押し返す力をつけないと。(自身の強み)球際の強さとか身体能力生かしたヘディングとか、両足蹴られるところ。(京産大戦に向けて)大体1失点してるので、とにかく勝つこと。勝てば勝ち点3入ってくるので守備は0で抑えたい。後期入って0で抑えた試合がまだないので完封できたら一番いい」

▼FW加賀山
「(今日は2得点決められましたが)コンディションより、いかに合わせられるかっていうところが、個人の結果につながったゲームかなと。(自身2点目はDF安田選手との連携がすごくスムーズでしたが)DF安田がボールを動かしたい選手ではあるので、いかに彼の入ったタイミングで動き出すかというのは、クロスとかビルドアップの部分で心掛けている。(前半について)3点目入るまでは相手に決定機を作らせずにテンポよく動かして非常に良かったけど、それ以降から後半にかけては運動量も気持ちの問題なのかコンディションの問題なのか相当落ちたとチームで感じたし、前に出て得点を取る意欲というのは減ってしまった。(ツートップが2得点ずつですが)毎試合こういう結果が残せれば、失点をしたとしても勝つことはできる。お互いが点をとってアシストし合うくらいの関係性が一番いい。(今年もセットプレーは重要ですか)苦しい時にそれで勝負が決まるかもしれないし、逆にそれでやらせないことが失点を減らす鍵にもなってくる。センターバックに大きい選手がそろっていて、武器になってくる。(後半について)変えてきた相手にスムーズに修正できなかったところで、でもそれと同じくらいの問題として自分たちのプレーの強度の低さであったりパスコースを作りに行けなかったり運動量なのか意欲なのか。そこは個人によると思うけど、自分たちができなかったことが一番。4−0という試合をチームとてなかなか経験していないだけあって、その中でどういう風に試合を進めていくのかが課題。新しい課題を見つけられたのは収穫だけど、長いサッカー人生の中でその経験はあったと思うし、そこをチームが変わったからと言っているとできなくなる。(京産大戦に向けて)長いボールをうまくはね返せなかった部分はあったので、相手FWに大きな選手もいるしそこでプレスバックでボール奪い切ることとかが重要になってくる」

▼FW高橋
「(自身の得点について)春の大体大戦ぶりなので久しぶりです。やっぱり気持ちいいです。うれしかった。(前半での4−0に関して)みんなが連動して動いてて運動量も多かったので、サイドもセットの動きとか相手を崩せてて有効に攻めれていた。(自身の1点目について)クリアボールきてまずはちゃんと収めること意識して、うまく収められて前見たら1対1やったので、仕掛けて決めたろと。(2点目について)気持ちで決めました。(後半について)前半に比べて運動量も落ちて相手のフォーメーションも変わって、それに対応できなくて、やりたいことを統一できなくて失点した。それで相手に勢いを持たれて、飲まれる感じになった。運動量の所で(自分が)あんまり動けなくなって前で起点作れなくなったのが良くないところ。(京産大戦に向けて)関大としてはあんまりいいイメージがないので、勝っていいイメージ作れるようにインカレに向けてやっていきたい」