【アイスホッケー】宿敵に白星も、香田主将「いいプレーを継続していかないと強い相手と戦えない」

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◇第65回関西学生リーグ戦第4戦◇対関学大◇10月3日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇

【第1P】関大4―0関学大
【第2P】関大2―0関学大
【第3P】関大0―1関学大
【試合終了】関大6―1関学大

30日(日)の台風の影響で本日に延期されたリーグ第4戦。前節の試合では戦線復帰を果たしたFWロウラー和輝(商2)の活躍などで同大を下したが、ここまで3試合連続失点中と、完封勝利がない。今日の試合こそ目標である「1P(ピリオド)2得点以上で無失点勝利」を達成したいところだ。

序盤の流れはよくはなかった。攻め込まれる展開が続き、「今日はやばいんじゃないかと思った」とFW三浦詰平(人3)が言うほど相手ペースに。風向きが変わったのは7分。FW赤松貴斗(法4)が相手にフッキングをもらい、パワープレーの好機を迎えた。これに燃えたのは看板セットだ。DF岩瀬谷拓哉(社1)が「ずっと練習してきた形」と語ったパワープレーで右サイドから値千金の先制点を奪った。

得点が入ると止まらないのが関大。第1セットのFW陣が獅子奮迅の活躍を見せた。13分にロウラーがGKとの1対1の場面でシュートフェイントを入れ、FW香田悠匠主将(人4)にパス。動きに惑わされたゴーリーの隙を突き、これを難なく香田が決める。その3分後には香田のシュートがロウラーの体に当たり、ゴールネットへ。

2人の活躍に三浦も黙っていない。17分に再び訪れたパワープレーの時間帯に岩瀬谷からの鋭いパスを合わせ、追加点を奪った。

第2Pでは三浦が9分に本日2得点目のゴール。その4分後には左サイドにいたFW佐々木快(情3)からのパスを右サイドにいたDF廣瀬雅貴(情4)が受け、そのままシュート。パックがネットを突き刺し、これで今日の試合は第1セットの5人全員が得点を奪った。

「完全に負けていた」。香田主将が試合後、神妙な顔つきで語ったのが最終P。今季初の「1P2得点以上で無失点」達成といきたかったが事はうまく進まない。3分にパワープレーのチャンスをつかむも好機をものにできず。その後もシュート本数こそ多いものの、決めきれない。チャンスをつかめないとピンチがやってくる。2分後にはゴールネットの右下にパックが突き刺さり、痛恨の失点を喫した。

直後にFW國塚李久(人2)がゴーリーと1対1の得点機を迎えるも阻まれた。流れを変えることができないと、悪循環は続く。自陣でパスカットを食らい、カウンターで1対1の状況を作られるなど、ディフェンディングゾーンでの時間帯が多くなった。最終Pは得点を奪えず試合には勝ったものの、不完全燃焼に終わった。

前節と同じ6-1で開幕4連勝とした関大。だが、試合内容では第1Pは4得点を挙げるもその後は調子を落とした。「いいプレーを継続していかないと強い相手と戦えない」と香田主将。全国の頂を目指す関大にとって関西での戦いは内容が伴わなければいけない。いつも基準になるのは関東の強豪と戦えるかどうか。今日の試合を振り返り、香田主将が「もっと細かいことを修正していかないと関東相手には厳しい」と言えば、中心選手の三浦も「自己犠牲のプレーが大事。自分を殺してでも味方を生かすという気持ちを意識してやっていかないと関東に勝てない」と危機感を募らせる。けが人が多く、主力が戦線を離れる状況ではあるが、1つ1つ課題を克服して闘えるチームを作り上げていく。【文:三木勇人/写真:金田侑香璃】

▼香田主将
「1ピリは自分たちのホッケーができた。パワープレーも2回あって全て決めきることができて、いい流れだった。2ピリ、3ピリあまりいい波が続かなくて、そこからどんどん流れが相手の流れになってしまった。どの試合でも1ピリだけいいプレーじゃなくて毎ピリオドいいプレーを継続していかないと強い相手と戦えない。守りもそうなんですけど、後半は自分たちのミスから相手のカウンターも多かった。これが続けば関西でも苦戦する。今まで以上に声を掛けてやっていきたい。(継続するために大事なことは)ベンチとかでも全員で声を掛けたりしているんですけど、個々の意識が低いから軽いプレーになってしまう。個々がもっともっと時間帯を考えたプレーを意識したら悪い流れではなくなるんじゃないかと思う。あとはけが人が多いからセットのばらつきがあって、練習通りいかないセットもある。(今日の試合は)入り自体はそんなに良くはなかった。たまたま、入れれるときに入れることができた。それが結果的に得点量産につながった。3ピリはシュート自体は一番多いのに決めきることが出来なかったのはフォワードの決定力が足りなかった。3ピリは関学大が1でこっちは0。それは完全に負けていた。(前の試合で課題に挙げていたDゾーンの守りについては)最初の方はディフェンスも頑張ってくれていたんですけど、DF工藤(雅基=経2)も熱があって途中で上がって2つ回しになったのもきつかった。一生懸命みんな頑張ってくれていたけど、スタミナ不足の面もあった。(最後の円陣ではチームに何を)3ピリ見ていても分かるけど、相手の方が動きいいの分かるし、このままじゃ関東相手には無理だからもうちょっと試合出てるやつらは責任感を持ってやろうとは言っていた。あとは3つ目、4つ目は試合には出ているけど何もできていないのが現状。このままじゃけが人が戻ってきたら、(試合に出場するのは)厳しいのできつめに言いました。(自身は1ゴール3アシスト)もっとスコアリングチャンスがあったし、良い流れがつかめなかった。でも、個人的には体も当てていけてそれなりにはできたかなと。もっと細かいことを修正していかないと関東相手には厳しい」

▼三浦
「立ち上がりの流れが悪くて今日はやばいんじゃないかと思っていた。点数だけ見れば4点入ってリズムもつかめた。1ピリは良かったんですけど、2ピリ、3ピリとどんどん失速した。3ピリに関しては相手に負けている。Dゾーンの時間も多かったし。3ピリまで持続する力が今の関大にはない。そういうところを意識してやっていかないと関東とやったときにまた夏のようにボロクソに負けてしまうのではないかなと思います。(継続する上で大切なことは)うちのチームはスーパースターがいるチームではないのでみんなで体を張った守りや皆で攻めて、守らないと勝てないと思う。自己犠牲のプレーが大事。そういうプレーが流れを引き寄せる。自分を殺してでも味方を生かすという気持ちを意識してやっていかないと関東に勝てない。(具体的には)ブロックショットであったり、フィニッシュチェックや45度で自分はチェックを受けても絶対Dゾーンは割る。そういう自己犠牲のプレーがないとずっと攻められてしまう。リーグ戦やプレーオフでそこを修正していかないと、去年みたいに(全日本インカレの)準決勝で負けたり、最悪ベスト8という結果になってしまう。(自身のパフォーマンスについて)最近の試合では毎試合点数を決められている。今日も点数を決められてうれしい気持ちとまだまだ決められるチャンスがある。今日だったら4点、5点は取れたと思うのでもっと貪欲にゴールを狙っていきたい。(ゴールは狙った形か)たまたまですね。パックが来て触ったら入りました。ゴールはゴールなのでプラスにとらえています。(得点ランキングはトップ。意識は)去年まではスコアできないのが課題だったので、練習から意識してやってきたことがちょっとずつ出てきたかなと思います。(けが人が多い状況、自身の負担も大きくなる)僕の代わりはいっぱいいるので常に危機感を持ちながらやってはいるんですけど、やっぱり今は一つ目として試合に出させていただいてるので自分が引っ張るんだという意識をもってプレーしています。(昨年の全日本インカレではお父さんから助言をもらったと言っていた)毎試合、お父さんから連絡来ますね(笑)今日もきました。『いつも通り考えすぎずにやれよ』と。(ある意味ではルーティン?)そうですね(笑)僕の中ではある意味ではルーティンになっています。(立命大戦に向けて)次はリーグ戦1周目最後の試合ということなので今のところ失点が続いているので、それが前提で1P2得点は取れるようにしたい。そしてさっき言ったように一人一人が自己犠牲の気持ちを持って快勝したいなと思います」

▼岩瀬谷
「1セット目に出させてもらって、今日はターンオーバーをしなかったのでそこはよくできたと思う。1点目取れたのはずっと練習してきたパワープレーでの形だった。そこで点数を取れたことはとても良かった。いいパスをもらえたのでシュートが打てた。あのパス回しを練習してきたので実戦で決めれて良かった。(1セット目を任されている)主力の人が抜けて、自分は1年生だけどチャンスだと受け止めて頑張るようにしています。(先輩からアドバイスは)セットの他の人は全員先輩なので話し掛けてくれたり、アドバイスで励ましてくれてやりやすい。(個人的に磨きたい部分は)シュート力が足りないのでもっとスコアできるように上半身を重点的に鍛えている。(狙いとしては)得点能力を上げることと、1対1の場面で相手に負けないようにすることが目的です。(自身の強みは)ターンオーバーが少ないところと、フォワードに速くパスを出せるところや安定して1対1で勝負できること。(次戦の立命大戦に向けて)主力がけがで抜けているんですけどそれをチャンスと捉えて精一杯頑張りたいです」