【準硬式野球】取られたら取り返す!打線爆発でリーグ戦6連勝

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◇平成30年度関西六大学秋季リーグ戦第4節◇対神大1回戦◇南港中央球場◇

神大000 140 000=2
関大000 002 06X=8

(神)窪田-吉川
(関)平井-庄中

最高気温28度。強い日差しが照りつける南港のグラウンドは10月とは思えない暑さだった。そんな中、ここまで秋季リーグ戦全勝の関大準硬は今日も熱いゲームを見せてくれた。

先発はここまで4勝を挙げているエース・平井巽(法3)。ボールを低めに集め3回までヒット1本に抑える上々の立ち上がりを見せる。

しかし、好調の打線が神大先発・窪田のストレートに押され、得点できない。すると4回にワイルドピッチで先制を許した平井が5回、先頭の7番中藤のツーベースから四死球も絡み、打者一巡の猛攻で0-5と大きくリードを奪われてしまう。

5点差、流れは完全に神大。しかし、ベンチに敗北ムードなど微塵も無かった。全員で声を出し、選手を盛り上げる。そんな”勝てる”雰囲気が再び打線に火をつけた。まずは6回、4番前田航平主将(環都3)のヒットで1点を返し、打席には初スタメンの三ツ野龍侍(経2)。5回には送球ミスがあったが、名誉挽回のタイムリーで2点目を奪う。


△三ツ野

先発・平井は6回以降ギアを入れ直し、これ以上の失点を許さない。すると8回、そんなエースの力投に打線が応えた。1死一、二塁で、前の打席にチャンスで凡退している8番庄中亮太(政策2)。右翼線を深々と破る2点タイムリーツーベースで1点差とする。ツーアウトとなり1番高品吉弘(経2)の打球は平凡なセカンドゴロ。しかし、これが悪送球となり同点に追い付く。


△庄中


△高品

ベンチは大盛り上がり、押せ押せムード。勢いに乗るチームには確実に”勝てる”イメージができていたのだろう。チャンスは続きバッターは3番鈴木成大(安全1)。左中間を真っ二つに割る打球はチームの強さを象徴するような勝ち越し2点タイムリースリーベースに。続く4番前田がセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち、試合を決めた。


△鈴木


△前田

平井は5失点したものの、9回を投げ7奪三振の力投。5点差をひっくり返す鮮やかな逆転劇で関大が連勝を6に伸ばした。

チームが勝利し、ベンチが活気付き、チームに勢いがさらに増す。この好循環が選手全体に”勝てる”イメージを生み出している。リーグ戦全勝へ残すは4試合。この秋、激アツな関大準硬から目が離せない。【文:水上壮平/写真:松山奈央】

▼三浦副監督
「序盤に得点が欲しかったが、相手ピッチャーのストレートが良くて、打者が力んでしまってなかなか打てなかった。速球こそミートが大事と話して、中盤以降は打線がつながり、相手の疲れてきたところで点が取れた。(先発・平井について)雨の影響で変則的な日程で調整が難しく疲れもあった中でよく連投してくれた。今日は5点取られたが、ずっと投げてればそういうこともある。そのあとしっかり抑えたことが反撃につながったと思う。上上級生が出場しない中、下級生がしっかりと結果を出している。このことでこチームが活気付いているし、上級生への刺激にもなっている。明日は池川尚樹(法2)が先発。先発がある程度ゲームを作れば打線は頼りになるのでいつものパターンに持っていくことができて自然と勝利につながると思う」

▼前田主将
「いつもはロースコアで平井が抑えてくれるが、今日は5点ビハインドの苦しい展開。序盤は打線もあと一本が出なかった。でも、ベンチの雰囲気は決して悪くなくて、まだ何かあると、負けるムードは無かった。同点の時も相手のエラーだったが、こっちに勢いがあったから相手も焦ってミスが出たと思う。反省点もあるが、こういう苦しい展開の試合に勝てたことを自信にしていきたい。自分は4打席目まで相手の直球に押されてが、5打席目は足を小さく上げて打つことで、対応できた。センターに打ち返すことを考えた結果、長打につながった。もちろんリーグ戦全勝は狙ってゆくが、そればかりだと今日みたいに足元をすくわれる。明日から一戦一戦目の前の1勝を全力で取りに行く」

▼平井
「いつもは先制してもらっていたが、先に点を取られて厳しい展開だった。でも逆転を信じて辛抱強く投げることができたと思う。調子自体は悪くなくて低めにボールを集めることができていた。ただ、5回だけが高めに浮いた球を狙い打ちされて悔やまれる下位だった。打線の調子が良いので投げてても楽で頼もしい。残り4試合全力投球で頑張る」

▼鈴木
「打ったのは外の真っすぐ。相手は直球が良くて、押されていたのでポイントを前にして、ミートを意識した。最高の結果になってよかった。今日も劣勢の中逆転してチームの雰囲気はすごくいい。また明日から目の前の一戦一戦を全力で取りに行く」

▼庄中
「チャンスを潰しまくってて、とりあえず食らい付くつもりでいった。(8回適時打について)『よっしゃ!見たか!窪田!』って感じでした(笑)。(先発・平井について)配球が流れてたので、そういう面も考えながらケアしていかないと。そうすれば楽に勝てるようになる。今日は配球がワンパターンになってしまったのと、バッティングが大振りになってしまったのが反省点。目標は全勝優勝のみ。そして絶対にベストナインを獲る」

▼高品
「0-5の時は『やばいかな』と思ったが、今の打線ならいける自信があった。焦りはなかった。(8回について)今季全く打てていなくて、なんとか三塁ランナーを返そうと思っていた。結果的にセカンドエラーだったが、普段の自分の行いが報われたのかな、と(笑)。打った時は『終わった』と思ったが、ホッとした。嬉しくはなかった。今調子が悪くて、迷惑しかかけていない。あと4試合でチームに貢献したい」