【バスケットボール】リーグ戦3勝目。「責任を持って白星取りにいかないと」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成30年度関西学生リーグ戦第8日目対大教大◇9月29日◇近畿大学記念会館◇

[第1Q]関大21-11大教大
[第2Q]関大11-13大教大
[第3Q]関大15-25大教大
[第4Q]関大21-14大教大
[試合終了]関大68-63大教大

「一勝の重みを本当に考えないと。俺たちはこれから負けられないから」。森田雄次主将(人4)は珍しく強い口調だった。男バスのリーグ戦8日目。月曜日、ホームで大体大を下した関大は、現在全敗中と厳しい状況の大教大と対戦した。「ほぼほぼ苦しい時間だった」(秋岡和典=人2)と、中盤は競り合う展開となったが、最後の最後に一歩抜け出し勝利。また一つ、白星を重ねた。

「こっちの対策をすごくしてきていた」(森田主将)。序盤はターンオーバーから失点するなど、なかなかリズムに乗れない時間が続く。しかし、秋岡が積極的に中に切り込んでいくと、中谷颯吾(情3)のスリーポイントが1分と経たずに2本リングに吸い込まれる。この日はスターティングメンバ―に名を連ねた下田竜至(情1)もドライブ。相手のミスから速攻も出し、10点リードで第1Qを終える。


△秋岡


△中谷


△下田

第2Qはおよそ5分、得点が動かない。さらに第1Qで入らなかった相手のシュートが決まりだし、じわじわと詰め寄られる。逆転されることこそなかったものの、苦しい時間を打開できない。

第3Qは下田のバスケットカウントシュートから幕を開ける。しかし、ターンオーバーから失点すると、次々に速攻を出されついに同点に。足立臣哉(人3)のスリーポイントが決まるも、直後に相手も3点を追加。さらに森田主将が切り込んで得点するが、再びターンオーバーから失点。大教大のミドルシュートが決まり逆転を許すと、タイムアウトを取る。


△足立


△森田


△竹村崚(文1)


△岩本卓巳(文1)

するとここで、石野渉生(人4)が奮闘。「チームを鼓舞してダメな時につなげたりとか、リバウンドであったりとか、ディフェンスだったりとか、そういう部分では試合をつなげたので良かった」(石野渉)。苦しい時間、何度もチームの突破口になってきた石野渉が連続得点。2点ビハインドで最後の10分へ。


△石野渉

しかし、最終Qも悪い流れは変わらない。ターンオーバーから速攻を許すと、ミドルシュートでも得点を重ねられ、点差は8に広がる。盛り上がる大教大ベンチを背に、なんとかリズムに乗る一手がほしい。そんな時に決まったのが、秋岡のバスケットカウントだった。直後に河野拓海(人3)がオフェンスリバウンドを沈めて3点差。さらに森田主将のスリーポイントで同点に追い付く。ここからは交互に点を取り合うシーソーゲームとなったが、中谷、森田の得点で一歩抜け出されることはない。残り25秒で1点リードと最後まで分からない試合だったが、中谷がオフェンスリバウンドに飛び込み河野が得点につなげると、最後は森田主将のフリースローで68-63。リーグ戦3勝目をもぎ取った。


△河野

「内容としては良くはなかったと思うけれど、勝ち切れたところとしては良かった」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)。全日本インカレ出場へ、絶対に落とせない試合で白星をつかんだ。中盤に差し掛かっているリーグ戦。これまでのどの試合も、これからの試合も全部1つの試合に変わりはない。だからこそ、一勝の重みを考えたうえで、どんな形でも勝ち切らなければならない。けが人も多くいる中、来週には2週目を迎える。「責任を持って白星取りにいかないと」(森田主将)、「もうワンテンポギアを上げて、自分たちのバスケットをしていきたい」(河野)。自分自身と仲間を信じて、全員で40分間を戦い抜く。【文:宮西美紅/写真:谷満梨奈】

▼尾﨑HC
「内容としては良くはなかったと思うけれど、勝ち切れたところとしては良かったと思います。崖っぷちの状態で、勝ち点を落とせないところで勝ち切れたっていうところはすごく評価できる。(内容は)各選手のいいところがあって、選手の特徴とか、ポジティブな部分を評価して使っているけれど、けが人が出てしまってそこが欠けることによって、今、けがしている選手が極端にインサイドの、パワーフォワードの選手なので、どうしてもそこに同じようにボールを展開してしまうと、リズムに乗れなくて点が取れない。そこに固執してしまうとだめだけれど、ボールであったり、バスケットの運び方としてメンバーが変わっているのに同じようなことをしようとしたというのはあると思う。そこがリズム崩した原因かな。どっちかというとスモールボール中心のバスケットをやっていかないといけない中で、河野の高さが生きてくる。河野のいいところは、アウトサイドに負けないくらい走れるところ。そのペースに付いていけるところがあいつのいいところだから。そこにアジャストして最後くらいの展開になっていけば、河野も乗ってくるしいいところが出てくるけれど、ただ梶原、菅原と河野はタイプが違うので。もちろんショット力もあるし、能力も高いけれど、体のぶつかり合い、ペイントの中でどんどん点数を取ってくる選手じゃないし、それがいいところじゃないので。彼の良さっていうのを、ちゃんとアウトサイド陣が分かってコントロールしないといけなかったなと思います。(梶原不在のゲームで)精神的な難しさっていうのはあったと思うよ。今までけがもしなかったし。新人戦と大阪学生以外はほとんど全部スタートじゃないかな。この4年間。梶原がいなくなってリズムが変わってしまうところもあるけれど、梶原が頑張ってチームに貢献してくれたことって何かって言ったら、やっぱりリバウンドの部分が一番大きいのと、ボールへの執着心が強いと思うので、でもじゃあそれは他の選手にできないことかと言われるとできることでもあるし、それは前向きに考えていかないといけない。その分、オフェンスの部分で違うアプローチをしていかないといけないっていうところがあるから、この1週間頑張ってきたけれど、まだいなくなって一発目なので、難しさはあったんじゃないかな。(来週以降は)もちろん結果が出るには内容が必要だけれど、最終的に内容が悪くても勝ち切らなければいけないので、オフェンスの形が崩れていっている部分もあるけれど、ペースとポゼッションだけ必ず守って、アウトサイド陣と河野の得点が伸びてくることが大事。けが人がどこまで帰って来られるか分からないけれど、けが人が戻るっていう自分たちがコントロールできないところに視点を置いてしまうと良くないので、現状の中で打開しようとこの1週間頑張ります」

▼森田主将
「相手がいつもと違って、全員小さいっていうか。今まではちゃんとしたセンターがいて、きょうみたいにセンターポスト入れたらダブルチームが絶対来るとか、ピックした時に足があるから潰しに来るとか、そういうこっちの対策をすごくしてきていて、いつもの感じと違ってこっちが戸惑ってしまって。結局、自分たちから崩れていったと思うし、そういう相手に対してもいつも通りやったらいいと思う。最初に足立がそれで3回くらいターンをして、そこで崩れてしまったらもう3年生だし、スタートでガードを任されているから。絶対ミスは誰にでもあるから、あの段階でもう1回戻って来なあかんと思うし、それをみんなで声掛けしていかないと、と思う。起点になる部分が崩れていったら、チーム全体のリズムが崩れていくと思うから。それだけじゃないと思うけれど、チーム全体、みんなが勝手に攻め始めていたと思うし。相手が上手く戦ってきたっていうのはある。弱くなかった。(大教大はリーグ戦で負けが込んでいるチームだが)同じ1部だし、最後1点勝った方が白星を挙げるから、それが一番大事だと思うから。自分たちから崩れていくとか、自分たちからメンタルエラー起こしたり、そういうのは絶対いけないと思うから、いつでも、悪い時でも最大限。練習中は崩れてもいいけれど、試合はやっぱりスタンドにいる出られない人の責任も背負って試合出てるわけだから、しんどい時もあると思うけれど、みんなからの評価が高くないチームに競ったとしても崩れたらいけないと思う。責任を持って白星取りにいかないと。勝てて良かった。勝ちは勝ちなので、暗くなったらいけない。(月曜日からのチームは)雰囲気は良かったし、ただ大教大に対する準備が甘かった。それはスタッフもそうだし、自分たちもそう。関大全体として甘く見ていた。選手は絶対に、大体大とか近大とかと同じメンタルで試合はできないと思うけど、相手に対する準備は同じくらいしないといけないと思うし、それが分かったから、来週の大産大も準備して、一勝の重みを本当に考えないと。俺たちはこれから負けられないから。そういう意味で、月曜日からちょっと浮ついてしまったのかなと思います。来週の3連戦で決まるとは言わないけれど、全部重みは一緒だけど、僕たちにとって一番大事な試合になると思う。リズムつかむとか、勢いに乗るとか、対戦相手も勝率が似たようなところと当たるから、そこで(全日本)インカレが決まるかどうか懸かってくる試合になると思うから、来週勝ち切りたいです」

▼石野渉
「周りから見たら格下って言われている相手だけれど、1部で戦っている相手だから競って勝ったけど勝ちは勝ちやから。リーグ戦の中では勝ちが大切やから、自分的には勝ったからOKとしてこれを来週につなげていけるようにしたいと思う。自分は、梶(=梶原)がけがした分、中のポジションも埋めないといけないし、外のポジションもやっていかないといけないということで、いろいろ考えすぎてミスが増えたけど、やるべきこと、チームを鼓舞してダメな時につなげたりとか、リバウンドであったりとか、ディフェンスだったりとか、そういう部分では試合をつなげたので良かったかなと思うけど、もっとできる部分はあったと思う。(もっとできた部分は)スリーポイントを本数は打っていたけど1本しか決めることができなかったから、もっと決め切ることはできたし、フォーメーションの中で自分の攻める意識というか、考えすぎて自分でいってしまったところをフォーメーションをつなげてプレーすることができたかなって。細かいことを言い出したらたくさんある。(苦しい時間に出ていくことが多いが)自分はそうやって準備しているから。きょうであったら、竜至(=下田)が大体大戦良くてきょうスタートで出ていたけれど、竜至にがむしゃらにやってこい、お前があかんかったら俺が後から出て行ったるからって。いつ出て行ってもできるように準備はしてきました。去年からシックスマンとして出ている分、しんどい時に自分がしんどくなってしまったら、チームもどんどんしんどくなっていってしまうから、しんどい時こそ自分は元気に、声を出して、自分がこうしていこうっていうのを示していければいいかなと思います。来週は、きょうあかんかった分、台風であした中止になってそれが土曜日に回ったということで準備する時間があるっていうことだから、きょうあかんかったところを直すよりもいいところをもっと伸ばして、ポジティブにやっていければいいかなって思います」

▼河野
「苦しい試合でした。梶さん(=梶原)が先週いなくなって、その状態で1週間練習してきたけど、やっぱり試合になったらどれだけあの人の存在が大きかったかって知らされた試合で。今まで2人で分担し合っていた仕事を、急に自分1人でやらないといけなくなって、めちゃくちゃしんどかったし、チームの雰囲気も最初悪かったし。でもこの間の大体大戦で勝って、もう勝ち方は分かってたから最後ああやって勝てたから、チームにとっては良かったと思います。相手の身長がすごい低かったので、センタープレーでやっていくっていうのは最初から決めてて、でも自分が持ったら自分が絶対行くってなってたから相手に簡単にダブルチームで何もできなかったり、そこは反省しないといけないところもあるんですけど、セカンドリバウンド取って決められたこととか、裏パスのタップ決め切れたとか決めないといけないところは決め切れたので良かったと思います。(梶原のいない試合は続いていくが)日に日にめちゃくちゃでかい存在っていうのは思い知らされるので、でもやっぱ、梶原さんの代わりは誰もできないし、それぞれいいところがあるから、梶さんがいなくなったら今度は梶さん抜きでのいいところを集めて、また自分たちのやり方を見つけて。ブレイクで点を取るっていうのは変わらないので、梶さんがいない分、もうワンテンポギアを上げて、自分たちのバスケットをしていきたいと思います。土曜日に大産大とやって、その次いきなり日曜日に2週目入るってなったら、土曜日絶対勝たなあかんし、苦しいけどここで絶対勝ってインカレ行きます」

▼秋岡
「勝敗的にも格下の相手にしっかり勝ち切れていないっていう部分が、次につながらないしダメだと思うので、そういうのは直していかないといけないと思いました。ほぼほぼ苦しい時間だったんですけど、最後の最後に自分らのバスケできて、それでしっかり逆転できたので良かったと思います。ちょっとでも、格下だからって甘えている部分があったのかなって。どんな相手でもやることをしっかりやって、勝つとこ勝ってやっていかないといけないと思います。入り結構、僕は点に絡めて良かったと思うけど、中盤で静かになっちゃってたとこあるので、いつでも点絡んで、リバウンド絡んで活躍していきたいです。大産大も勝敗的には下だと思うので、大教大戦と一緒のようなバスケをするんじゃなくて、しっかり入りからやって点差開けて勝てるように頑張りたいです」