【サッカー】関大なでしこ、1部昇格ならず

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◇関西学生女子サッカー秋季リーグ1部/2部入れ替え戦対関学大◇11月8日◇大阪体育大学サッカー場◇

【前半】関大 1-0 関学大
【後半】関大 0-1 関学大
【延長】関大 0-1 関学大
【試合終了】関大 1-2 関学大

秋季リーグ最終戦でびわこ大と引き分け、2部リーグ2位となり自動昇格が叶わなかった関大なでしこ。1部昇格の最後の切符を懸け、入れ替え戦に臨んだ。相手は、2年連続で宿敵・関学大。絶対に負けられない戦いが幕を開けた。
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雨が降りしきる中で試合が始まった。前半10分まではボールが落ち着かない展開が続く。両チーム、なかなかシュートがないまま迎えた14分、関学大が攻勢に出る。ペナルティエリア内で放たれたシュートはゴールネットを揺らすがオフサイドの判定。九死に一生を得る。16分には、MF西尾のパスを受けたFW中野聖が抜け出しシュートを放つもゴール左へ外れる。その後は関大なでしこが攻勢に出る。32分、西尾が中央でボールを受けると、中野聖へスルーパス。中野聖は左サイドを駆け上がり、ペナルティエリア内でグラウンダーのクロスを送る。最後はMF中野亜が押し込み、先制に成功。重苦しい天気を吹き飛ばすような笑顔があふれる。その後も関大なでしこの勢いは続き、1-0とリードしたまま試合を折り返す。
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後半開始早々の5分。MF橋本がボレーでミドルシュートを打つが相手GKに阻まれる。橋本のシュートで得たコーナーキック(CK)は得点につながらない。10分、関学大がゴール前に迫るもMF河崎とDF金子がスライディングをし、シュートを防ぐ。しかし、ここから関学大の猛攻が襲い掛かる。何とか得点を与えない関大なでしこ。勝利が見えてきた35分、関学大が左サイドを攻め上がる。クロスを上げられると、シュートされたボールはゴールポストに当たり、ゴールへと吸い込まれてしまう。まさかの同点劇に関大応援席は静まり返り、呆然となる。流れを変えることができない関大なでしこ。46分にもドリブルで関大陣内深くまで持ち込まれるもDF北沢がブロック。同点のまま後半が終了し、試合の行方は5分ハーフの延長戦へとゆだねられた。DSC_3285

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両チーム円陣を組み、気持ちを高めて始まった延長戦。延長前半2分、関大なでしこはCKのピンチを迎える。右サイドから蹴られたボールは、関大なでしこディフェンスの頭を超え、フリーになっていた関学大FWへ。ヘディングシュートは無情にもゴールに入り、勝ち越しを許す。湧き上がる関学大スタンド。ピッチ上では「攻めるぞ、点とるぞ」と声を掛け合う関大なでしこイレブン。だが、その後もゴールを奪うことができず試合終了の笛が鳴り響く。1部昇格を果たせなかった選手たちは涙を流した。
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意地と意地がぶつかり合った関関戦。100分間に及んだ今季最終戦を西尾主将は「チームが一つになっていた試合」と振り返る。敗れはしたものの、全員サッカーを雨中の激闘で示した。この試合を最後に4年生が引退。「絶対に昇格してほしい」と中野聖は後輩たちにエールを送った。大一番の敗戦で味わった悔しさを忘れることなく、1部昇格を目指す新チーム。来季こそは1部昇格をつかみ、笑顔の花を咲かせる。【嶋健太朗】

▼西尾主将
「試合の入りや勢いは今までで一番良く、チームが一番一つになっていたゲーム。1失点した後に立て直すことができず、逆転されてしまうのが今のチームの現状。(関大なでしこについて)関大体育会サッカー部の中に女子チームがある。先輩が作り上げてきたもので2、3年前は当たり前じゃなかった。このことを忘れずにしようと話している。練習メニューも自分たちで考えているので、一人一人主体性を持つことが大切。(後輩にむけて)4回生の良かったところは真似してほしい。一人一人が重要な戦力であることを忘れないでほしい」

▼中野聖
「勝ちたいという気持ちとサッカーを楽しもうという気持ちで臨んだ。前半は勢いがあって、先制できて無失点に抑えることができた。後半も集中できていたが、ちょっとした油断から失点してしまった。関学の方が少し上だった。(後輩たちには)今ある環境に満足せず、感謝の気持ちを忘れずにやってほしい。ゼロからのやり直し。絶対に昇格してほしい。(関大なでしこでやってきて)サッカーの技術どうこうでなく、中身が成長できた。自分がチームのために戦えばいいチームができるとわかった。本当のチームのために、の意味が知れた。これから卒業までに後輩たちにできることを考えてやっていきたい」

▼北沢
「勝つしかない、応援してくれた人や先輩たちへの感謝を忘れず戦った。秋リーグの試合の中では1番いい試合だった。気持ちも乗っていたので1点が獲れた。試合を通して気持ちが前面に出ていたが、継続できず一歩及ばなかった。関大なでしこは初心者が多いチーム。歴史を作ってくれた先輩方への感謝とチーム一体となって後輩たちにはやってほしい。1部昇格と日本一を目指して頑張ってほしい」